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地球的食料危機:20-40%減少 by limitlesslife
February 13, 2009, 11:10 pm
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2009年地球食料生産の破局的減少

200929日(月)

エリック・ドゥカルボンネル

 

二つの主要農業国、中国とアルゼンチン、での干ばつについて読んだ後私は他の食糧生産諸国も又干ばつを経験している度合いを研究した。このプロジェクトは予想したよりも遥かに長期間を要した。2009年は世界の多くの所で災難となる。

 

今年世界が直面する食料「破局」の深刻さを理解する為に2006年の諸国の農産物の米ドル価値を表している下の下図1を考慮されたい。

 

次に同じ下図2でハイライトの干ばつを経験している諸国を示したものを考慮されたい。

 

世界の農産物生産の3分の2を形成する諸国は干ばつ状況を経験しています。中国、オーストラリア、アフリカ、南米そして「合衆国での干ばつのビデオ」*(以下*はインターネット資料、原文よりアクセス可能)を観たかどうかに関わらず、その眺めは同じ:苦難、駄目になった作物、そして死に瀕した家畜。

 

中国

 

50年来最悪の中国北方の干ばつは悪化しつつあり、夏の収穫は今や脅威に曝されています。影響を受ける作物の面積は16100万畝(約1073エーカー)(先週は14100万)であり、437万人の人々と210万頭の家畜が水不足に直面している。北方および中央部の省の幾らかの部分での降雨不足は歴史記録の中で最悪です。

 

11月に始まった干ばつは河北、山西、安徽、江蘇、河南、山東、陝西、甘粛の八省の小麦収穫の半分以上が脅威に曝されています。

 

湖南

 

中国の最大作物生産省の湖南省は最高レベルの干ばつ警報を出した。湖南省は200811月以来平均降雨量10.5ミリで前年同期のほぼ80%少ない。昨年11月に始まった湖南省の干ばつは1951年以来最も酷いものである。

安徽省は准河以北の穀物の60%以上が大干ばつに襲われて、干ばつ赤注意報を出した。

 

山西省

 

山西省は百万人の人々と16万頭の家畜が水不足に直面しており、干ばつ橙警報を121日に出した。

 

江蘇省

 

江蘇省は干ばつの影響で小麦収穫の5分の1をすでに失った。地方農業部は緊急措置として近隣諸川より水を向けている。

 

河北省

 

河北省の干ばつと戦うために1億立方メートルの水が外部から取り込まれている。

 

陝西省

 

陝西省のからからに乾いた省全域にわたる134万エーカーは更に悪化する干ばつに悪くなっている。

 

山東省

 

昨年11月以来山東省は昨年同期よりも73%降雨量が少なく、将来の降雨予報もない。

 

緩和策が取られつつある。中国政府は干ばつ被害地域に867億元(約126.9億ドル)を割り当てた。当局は既に雲種播きに頼っており、化学物質を積んだ2,392発のロケットと409の大砲弾丸を雲に射ち込み、幾つかの地域では雨のちらつきを得た。しかしながら、そのように大々的に広がった水不足に直面して為しうることは限られている。

 

「中国はハイパーインフレに直面している」*を前に書いたが、この記録的干ばつは更に事態を悪化させる。中国は世界の穀物の18%を毎年生産する

 

オーストラリア

 

オーストラリアは2004年以来容赦ない干ばつを経験してきており、オーストラリアの41%の農業は117年の記録保存中最悪のものに悩まされ続けている。干ばつがあまりにも酷い為に川は流れを止め、湖は有毒になり、農夫達はフラストレーションで土地を放り出している。

 

A)マッレー川は最終地点で流れを止め、河口は閉じられた。

B)オーストラリアの低地湖は蒸発し、海抜より1メートル下になっている。これらの湖が更に蒸発すれば水の下の土と泥のシステムは空気に曝される。泥はその後酸化し、硫酸や全濃度範囲の重金属類を放出する。これが起きた後、それらの低地湖システムは有毒湿地となり決して回復出来ない。これを防止するオーストラリア政府の唯一の選択肢は塩水の流入を許し、死の海を創り出すことか、あるいは雨乞いの祈祷をすることである。

 

何らかの理由で、気候変動についての議論はオーストラリアでは本質的にはおわってしまった。

 

合衆国

 

カリフォルニア

 

「カリフォルニアは歴史記録上最悪の干ばつに直面している」*。干ばつは近代において最も酷く、1977年及び1991年のものより悪い。畝作物の何千エーカーが休耕となり、さらに多くがそうなる。同州の最も重要な水源となっている北シエラの積雪は平均のほんの49%であるとわかった。州の水管理当局は節水令を採用しようとあれこれ苦慮している。

 

テキサス

 

「テキサスの干ばつは記録的規模に達している」*。オースチンやサンアントニオ近くの乾燥状況を超えるのは1917-18年の干ばつのみである。テキサスの88%は異常乾燥状態にあり、州の18%は極端または例外的状態にある。干ばつ地域は殆ど毎月拡大している。テキサスでの状態が余りに悪いので家畜は干からびた牧場に居たままで死につつある。降雨がないため牧場は不毛の地となり、家畜生産者は家畜に干草を食べさせる事に頼っている。テキサスでは冬小麦作物に回復不可能な損害を蒙っている。短期おおび長期予報では多くの雨は期待できず、それでテキサスの干ばつは更に悪化することになっている。

 

オーガスタ地域(ジョージア、南カリフォルニア、ノースカロライナ)

 

オーガスタ地域は悪化する二年の干ばつに苦しんでいる。オーガスタの2009年の降雨不足は既に2インチになろうとしており、一月は1989年以来最も乾燥している。

 

フロリダ

 

フロリダは冬の干ばつに酷く襲われ作物が被害を受け州の半分は何らかのレベルの干ばつである。

 

ラニーニャは事態を悪化させそうである

 

ラニーニャを発生させるに十分な通常より2度ほど低い水が太平洋の東部に集積しており、少なくとも春まで天候パターンは居残ると予想されている。ラニーニャは一般的に南方諸州に乾燥した天候をもたらす事を意味するが、これは合衆国が必要としない正にそのことである。(下図3)

 

南アメリカ

 

アルゼンチン

 

「半世紀で最悪の干ばつがアルゼンチンのかつて肥沃な土を塵に変えてしまい」*、同国を非常事態に陥れた。牛の死体が大草原に捨てられ、太陽に焦がされた大豆は南アメリカの夏の太陽の下で枯れている。アルゼンチンの食糧生産は50%の極小に、もしかしたら更に下がる所まで追い込まれている。同国の2009年の小麦収量は870万トンとなり、2008年の1630万トンから下がる。国内不足(国内消費は約670万トン)の心配からアルゼンチンは一月半ばから輸出申請許可を認めていない。

 

ブラジル

 

ブラジルは収穫の予測を切り下げ干ばつ被害地域での乾燥による植物被害を評価した後で更にそうするだろう。ブラジルは世界第二位の大豆輸出国で第三位のとうもろこし輸出国である。

 

ブラジルのとうもろこし収穫の数字は:

 

2008年収穫:5780万トン

18日予測:5230万トン

26日予測:5030万トン

2009年収穫:???

 

パラグアイ

 

パラグアイの経済に広く影響する酷い干ばつは政府が農業非常事態を宣言する事に追い込んだ。家畜飼料に直接の衝撃を与える穀物は駄目になり、大豆プランテーションの幾つかの地域では殆ど完全に失われた。

 

ウルグアイ

 

ウルグアイは穀物、家畜と新鮮野菜の資糧への脅威となる最悪の干ばつにより、先月「農業非常事態」を宣言した。更に悪化する干ばつは食料、飲料のコストを上げ、一月には4年以上で最高年率でウルグアイの消費物価を高くしている。

 

ボリビア

 

ほぼ一年間ボリビアでは雨一滴もない。家畜は死に、穀物は駄目になり等等・・

 

チリー

 

チリーに悪影響を与えている酷い干ばつは50の農村地区で農業緊急事態を起こし、経済の大きな部門は3月に電力割り当てを心配している。同国の災難はラニーニャ気象現象に起因しているが、これにチリーの半分以上が糸でつるされている:太平洋の持続的な冷水は大気高気圧を伴い雨を齎す前線が同国の中部及び南部地域に入るのを妨げている。その結果水力発電ダムや他の貯水池での水位をかつて無く低くしている。

 

アフリカの角

 

「アフリカは食糧不足と基金に直面する」*。アフリカの角全域全域にわたる食糧生産は降雨欠乏で苦しんでいる。又、農業用土地の半分は植物を育てるに必要な栄養素を失い、アフリカ全域全域にわたる肥沃土の減少は干ばつに関連収穫喪失を悪化させている。

 

ケニア

 

ケニアは18ヶ月間降雨なしでこの地域で最悪の被災国である。ケニアは不足を橋渡しする為に食料を輸入する必要があり1千万人の人々を飢餓から守らなければならない。しかしケニアの隣人達は干ばつで苦しみ助けにならないだろう。

 

タンザニア

 

干ばつによる貧弱な収穫はタンザニアを直ちに食料輸出許可の発行を止めさせた。タンザニアは又食料の輸出を見張り阻止するために国境ポストでの保安を強化しだした。タンザニアでは24万人の即刻食料救援を必要とする人々が居る。

 

ブルンジ

 

ブルンジの北の穀物は枯れ、この小さな東アフリカの国は酷い食糧不足に面している。

 

ウガンダ

 

北東ウガンダのカラモジャ地域の酷い干ばつはその国を人道的破局の瀬戸際に立たせている。カラモジャを飢饉真近にしている乾燥状態と緊急の食糧不足は次の収穫となる十月前に改善する様子は無い。

 

南アフリカ

 

南アフリカは自由州緑地帯の東部における小麦農家が今年は30年来の最低の収穫となりそうだと言った後穀物不足の可能性に直面している。南アフリカ人は食料価格が上り続けるのに「極端に怒っている」。

 

中東と中央アジア

 

「中東と中央アジアは最近の歴史で最悪の干ばつに見舞われており」*、食料穀物生産は何十年間で最低レベルの幾つかまで落ちた。広範な干ばつ影響地域での全小麦生産は2009年では少なくとも22%は減少したと最近推定されている。干ばつの酷さと地域全域にわたる見通しにより貯水池、河川および地上水からの灌漑供給は決定的に減少してきた。トルコ、イラン、イラク及びシリアの主要貯水池はすべて使用制限を必要とする低レベルにある。同地域の収穫消失の酷さによって、2010年の穀物の為に大規模な播種用種子の不足が予測されている。

 

イラク

 

イラクでの冬季穀物成長期に多くの地域で実際に計れるほどの降雨は無く北イラク全域にわたる雨必要地の広大部分は単に作付けされずほったらかされている。北イラクの主として雨必要地域は本年農業災害として描かれ、小麦生産は通常の80-98%下落している。合衆国農務省は2009年のイラクにおける全小麦生産は1300万トンで去年より45%下がるとしている。

 

シリア

 

シリアは過去18年で最悪の干ばつを経験している。合衆国農務省は2009年のシリアの全小麦生産量を200万トンで、昨年から50%少ないと見積もっている。昨年はダマスカスの多くの近隣では水道水が涸れ、首都の住民は闇市で水を買うのを余儀なくされた。今冬の雨の酷い不足はこの問題を更に悪化させてきた。

 

アフガニスタン

 

降雨不足はアフガニスタンを過去18年来最悪の干ばつ状態にした。合衆国農務省はアフガニスタンの2008/09年の小麦生産をで、昨年より2300万トン、60%減少と見積もっている。アフガニスタンは通常年35004000万トン小麦を生産する。

 

ヨルダン

 

ヨルダンの恒常的干ばつは悪化しており今年この王国には殆ど雨は降っていない。ヨルダン政府は飲料目的の水を保存する為に農地への水汲み上げを止めた。

 

2009年に干ばつで苦しむ他の中東と中央アジア諸国は:パレスチナ領域、レバノン、イスラエル、バングラデーシ、ミヤンマー、インド、タジキスタン、トルクメニスタン、タイ、ネパール、パキスタン、トルコ、キルギスタン、ウズベキスタン、キプロスおよびイラン。

 

信用供与不足は食糧不足を悪化させるだろう

 

農家への信用供与不足は20082009年に種子や肥料を買う能力を狭め世界中で生産を制限する。世界的な干ばつの影響は又穀物を育てる種子と肥料の減少により増幅される。

 

低商品価格は食料不足を悪化させるだろう

 

2008年末の低価格は2009年の新穀物作付けを思いとどまらせた。例えばカンサスでは農夫達は900万エーカーに種子を播いただけで、半世紀で最小の作付けとなった。今年の小麦作付けは合衆国全域にわたり400万エーカー減少し、カナダでは110万エーカー減少した。だから干ばつによる損失を勘定に入れなくても合衆国、カナダおよび他の食糧生産国は2009年の農業生産低下に直面している。

 

ヨーロッパは食料不足を補わないだろう

 

干ばつに比較的悪影響を受けない唯一の大農業地域であるヨーロッパは食糧生産の大きな落ち込みに嵌っている。遅い作付け、更に貧弱な土壌状況、少なくなった投入量と少ない降雨の組合せにより、ヨーロッパの農業生産高は10から20%落ちそうである。

 

食料備蓄は危機的に低い

 

食糧備蓄の低さは世界の落ち込む農業生産高を特に心配させる。オーストラリア、カナダ、合衆国およびEUの主要貿易国の末期貯蓄レベルの合わせた平均は過去二、三年着実に減退している。

 

2002-2005年:4740万トン

2007年:   3760万トン

2008:        2740万トン

 

これらの在庫量は危機的に低く、特に「中国の6000万トンの穀物備蓄が実際には存在しないという恐ろしい可能性」*を考慮すれば。

 

地球的食料破局

 

世界は、現今の地球的干ばつの酷さと長さにより、農業生産の20-40%の落ち込みに向っている。食糧生産諸国は食料輸出制限を課しつつある。食料価格は跳ね上がり、又、食料不足の貧困国では何百万人が飢餓に陥る。

 

デフレーション論議は今や終わらなければならない

 

世界の最大農業地域を襲う干ばつは2009年のデフレについての論議を終わらせるべきである。農業商品の需要はビジネスサイクルにおける発展に比較的に左右されない(少なくともエネルギーや卑金属と比べれば)、そして20から40%の世界の生産の減少では、「既に高騰する食料価格」*は際立って高いものに向っている。

 

実際、農業商品は更に大きな不足と飢饉を防止するために高くし、それも直ぐにする「必要がある」。 小麦、とうもろこし、大豆などの価格は使用可能な全てのエーカーに出来るだけ最良の肥料で作付けするのを奨励するレベルに上げるべきである。そうせず、食料価格が現今のレベルのままであると、生産は引き続き下がり、何百万人に餓死を宣告する事になる。

 

競争的な通貨評価切り上げ

 

ある観察者達は「競争的な通貨価値切り下げ」を2009年のデフレに加えて予期している(諸国はその輸出部門を助ける為に通貨を評価切り下げる)。来る地球的食糧不足ではこれは大いにありそうにないとする。自分の通貨の評価切り下げを今の環境ですることは食料の輸出も推進するという望ましくない結果を招くだろう。中国におけるような輸出規制を以ってしても通貨切り下げは闇市場を通じて重要な量の流出を引き起こすだろう。

 

「競争的な通貨価値切り下げ」の変わりに突出する食料価格は競争的通貨価値評価を2009年には引き起こしそうである。「外貨準備は正にこのタイプの緊急事態の為に存在する」*。世界中の中央銀行は手持ちの外貨準備を自らの通貨を評価する為に直接売るか又はそれを世界市場から収穫物を買う為に使うかして食料価格を下げるだろう。

 

通貨価値評価切り上げは食料インフレをコントロールする最も早い道である。より価値のある通貨はその国がより多くの地球の資源を独占するのを許す(例:過剰評価のドルは世界人口の4%しか居ない合衆国が世界の石油の25%を消費するのを許す)。もし中国がそのドル準備を売却すれば、その膨大な人口は、合衆国が石油でしたように、世界の食料供給を吸い取り始めるであろう

 

その裏側では、一国がその通貨を評価して世界の資源をもっと消費し始めればそれは他の者には少ししか残さないという事になる。それだから中国が元を評価すると世界中の食糧不足が増し他のどこでも価格が跳ね上がる事になる。飛び上がる食料価格ほど社会不安を煽るものは無いので世界中の諸国はロシアからEU,サウジアラビア、インドまで、自国通貨を評価する為に自らの外貨準備を売りさばき食糧輸入のコストを減らす。これに対応して中国は更にもっと準備外貨を売る、などなどとなる。是が競争的通貨価値評価切り上げである。

 

競争的通貨価値評価切り上げに直面して誰も世界の準備通貨となりたいとは「望まない」。食料を買い自らの通貨を評価する為に米ドル保有のうちから何百兆を諸中央銀行が清算するとドルは非常に不味い事になる。

 

 

地図1

 

 

地図2

 

 

地図3

 

 

 

 

地図1

 

 

地図2

 

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食糧危機:20-40%減 by limitlesslife
February 13, 2009, 10:46 pm
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