Global Ethics


使用済み核燃料貯蔵・処分施設を モンゴルに建設計画 by limitlesslife
May 17, 2011, 12:37 pm
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毎日新聞を購読しています。

「経済産業省が昨年秋から米エネルギー省と共同で、
使用済み核燃料などの世界初の国際的な貯蔵・処分施設を
モンゴルに建設する計画を極秘に進めていることがわかった。」
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20110509k0000m040142000c.html

この記事を5月9日に読んだのですが、これは毎日新聞のスクープ記事であったことを
知りました。

今日の毎日新聞コラム「風知草:原発に頼らぬ幸福=山田孝男」
にそのことが書かれています。

この構想は原発ビジネスと経産省が入れ込み、外務省は乗らず、しかも露見した。
バレた以上は立ち消えということらしいが、ああそうですかと聞き流すわけにはいかない。
このような専門家の思いつきと、浜岡を止めた首相の思いつきは、どちらが罪深いだろうか。

用地提供の見返りとして、モンゴルは原発をつくるはずだった。日米の技術支援で。
このしくみ、過去半世紀の日本国内の原発立地と似ている。
福島県の双葉町が、電源3法交付金と引き換えに原発を引き受けた構図とそっくりである。

当初こそ双葉町は開発特需で潤った。農林漁業がすたれて建設業が伸びたが、
原発始動から38年後の09年、財政悪化で「早期健全化団体」に指定され、
町長は無給。揚げ句に原発震災で土地をまるごと失い、町民は四散、流浪している。

よいコラムですので全文をご覧下さい。
http://mainichi.jp/select/seiji/fuchisou/

この毎日新聞社の山田孝男さんはずっと前に教育問題でよい発言をしたので
覚えていました。

原発事故後も原発廃止の方向でよい解説を書いています。

4月18日   浜岡原発を止めよ
http://mainichi.jp/select/seiji/fuchisou/news/20110418ddm012070049000c.html

4月25日   「原発への警鐘」再び
http://mainichi.jp/select/seiji/fuchisou/news/20110425ddm012070041000c.html

5月2日    再び「浜岡原発」を問う
http://mainichi.jp/select/seiji/fuchisou/news/20110502ddm012070108000c.html

同じく5月9日の風知草「暴走しているのは誰か」
http://mainichi.jp/select/seiji/fuchisou/news/20110509ddm002070085000c.html

以上の記事がアーカイブとしてまだ読むことができます。

大塚 卿之

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北極圏の気候変動は予測よりはるかに広範と報告は見出す by limitlesslife
May 12, 2011, 11:09 am
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科学毎日(2011年5月4日)-遙かに減少した雪被覆、短い冬季、氷解するツンドラ:北極圏での気候変動の結果が既にここにある。変化は以前考えられたより有意に早く起きている。是は今週コペンハーゲンで発表された新しい研究報告に明らかにされたものである。ランド大学のマルガレータ・ヨーハッソンは同報告の背後の研究者達の中の一人である。

王立スウェーデン科学アカデミーのテリー・カッラガンと共にマルガレータは雪と永久凍土の2章の編集者である。

「私達が見る変化は劇的なものです。しかもそれは偶然なものではありません。その趨勢は紛れも無いものであり長期の見通しと比較すると常態から逸れています。」と彼女は言う。

北極圏は今日最も迅速に温暖化している地球部分の一つである。空気温度の測定値は、最近5年の期間が1880年にモニタリングが始まって以来最も暑いことを示している。ほかのデータ、中でも特に年輪からのもの、は過去数十年の夏季温度で2000年代が最高である。その結果5月6月の雪被覆はほぼ20%減少した。冬季も又ほんのここ2、30年で殆ど2週間も短くなった。加えて、永久凍土の温度は0.5ないし2度上昇した。

「永久凍土が氷解し続けないという徴候はありません。」とマルガレータ・ヨーハッソンは言っている。

最後の氷河期に地面「深く凍った」有機物質から炭素が出る。地面が凍っている限りは、炭素は安定したままである。しかし永久凍土が溶け出すと二酸化炭素とその20倍も温室効果の高いメタンが放出される危険があり、それにより地球温暖化は更に増加する。

「凍土地面が溶け出した場合成長する可能性のある植物が二酸化炭素を吸収することもまたあり得ます。この事について私達は未だ殆ど何も知っていません。今日私達が持ち合わせている知識ではツンドラが溶け出したら将来温室効果ガスをより多く吸収するのか生成するのかについてはっきりした事を言う事ができません。」とマルガレータ・ヨーハッソンは言う。

この種の効果、いわゆるフィードバック効果、は将来地球温暖化がどれ位広範になるかに主要な意味をもっている。マルガレータ・ヨーハッソンと彼女の同僚達は同報告で九つの異種のフィードバック効果を提示している。たった今最も重要なものの一つは北極圏のアルベド効果である。雪被覆および氷被覆の表面の減少は太陽輻射熱を大気中に排出するのがより少なくなる。こうして北極圏は自分自身が気候変動を強化する段階に既に入ったのである。

未来は明るくない。気候モデルは気温が更に3ないし7度上昇する事をしめしている。カナダでは永久凍土によって現在覆われている表面の約5分の1の最上層部の数メーターが溶け出すであろう。アラスカでの同様の数字は57%である。北極圏での冬季の長さと雪被覆は更に減少し続け同地区の氷河は多分全体量の10ないし30%失われるだろう。これら全ては今世紀中に起こり、生態系、現存のインフラストラクチャーと人間の生存条件に重大な結果をもたらす。

新しい推測はまた2100年までに海面は0.9ないし1.6m上昇し、これは2007年に国連の気候変動パネル、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)が予測した増加の約二倍である。これは大部分北極圏の氷被覆の急速な溶解によるものである。2003から2008年の間に北極圏氷被覆の溶解は地球の海面上昇の40%に当たる。

「大きな変化が間近かである事は明らかです。すべて北極圏で今起こっています。そこで起きている事は私達すべてに影響します。」とマルガレータ・ヨーハッソンは言っている。

「北極圏の雪、水、氷に与える気候変動の衝撃」と題した同報告は200人に近い極圏研究者達により編集された。過去6年間で公にされた北極圏についての最も包括的な知識の総合である。本業績は北極圏協会の環境モニタリング(北極圏モニタリングと査定プログラム)のための作業グループにより組織され、2014年までに発表予定のIPCCの第五報告の基礎となるものである。

マルガレータ・ヨーハッソンのほかランド大学のトルベン・クリステンセンもこの作業に参加した。

同報告とコペンハーゲンでの「グローバル・プロセスのメッセンジャーとしての北極圏-気候変動と汚染」会議についての更なる情報は下記にある:

http://amap.no/Conferences/Conf2011/