[chikyuushisutemurinrigakkaiin]

学会員の皆様
本学会常務理事の村田光平先生より、福島原発事故に関して、京大原子炉実験所の小出裕章先生からお話を伺った内容をお知らせいただきました。どうぞご覧下さい。
地球システム倫理学会
事務局
足立智孝
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昨日東電が発表した福島原発の原子炉の状況の解析結果に関して本日小出裕章先生より伺った諸点は次の通りです。
1 実態は不明であり、あくまでも想像に基づくものであり信用はできない。
  自分のこれまでの判断も根拠はなかった。スリーマイル島事故の場合も否定されていたメルトダウンが実際に起きていたことが判明したのは7年以上後のことであった。
2 既に格納容器も燃料棒が貫通し地下に達している可能性も否定できない。
3 最悪の事態を想定し今年5月の段階で地下に燃料棒の地下水との接触を防ぐための遮水壁を作ることを提案しているが、その必要性を益々強く感じる。東電もその方向で動くものと承知している。
4 仮に東電の発表通りだとしても後37センチ程度で燃料棒(2800度以上)は最後の防壁の鋼鉄(1500度以上で溶ける)に達してこれを貫通してしまう。
5 その後「チャイナ・シンドローム」で果てしなく地下に沈んでいくのかどうかについては、溶融燃料棒は塊となって地下を沈んで行くにつれ容積を増すので地下5m位で止まるのではないかと考えている。
6 人類が経験したことのない危機的な事態であり、燃料の回収を含め事故の収束には人類の叡智の総動員が必要であり、それがまだ可能だと信じたい。
  このような状況下で原発を輸出することは深刻な倫理の欠如として一大汚点になることは明白と考えます。
 村田

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