関西テレビニュースアンカー 鈴木哲夫 TPPは争点隠し
永岡です、関西テレビのニュースアンカーに、火曜日のレギュラー、ジャーナリストの鈴木哲夫さんが出られて、総選挙について語りました。
野田総理、TPPを争点とする総選挙を画策していますが、鈴木さんは経産省を辞めた人に取材して、役人(官僚)はもうTPP参加を前提に動き出している模様とのことです。そして、野田総理はオバマ氏とTPPについて語ったものの、こちらは進展がないとのことでした。
それで、鈴木さん、野田総理がTPPを言い出したのは、総選挙の争点隠しと言われました。と言うのは、夏に野田総理、消費税増税法案を3党合意で通して、その後に信を問う(解散)としたもので、野田総理、消費税を争点としたら戦いにくい。さらに原発問題もあり、今回の総選挙は争点が多く、その中で、TPPを持ち出すことで、攪乱を狙っているということなのです。
これは、与党も、野党もTPPでは一致していない(民主党内は、須田慎一郎さんのコメントによると、細野氏や馬淵氏のところをTPP問題は通っておらず、党内で政策を論議した形跡もない、またTPP反対の鳩山氏を公認しない模様)で、自民も農村出身議員はTPP反対、都会選出議員はTPP賛成であり、そういう中、第3極もTPPでは一致しておらず、典型が維新で、橋下氏はTPP賛成、石原氏は反対なのに、これで野合したと批判できるためと言うものです。そういう、争点隠し、第3極つぶしがTPPを野田総理が言い出した背景と鈴木さん言われました。
また、橋下氏、企業献金の禁止を棚上げにしましたが、これも鈴木さん、橋下氏と石原氏の合流は、石原氏が徹底的に譲る形にしており、その中で石原氏もこれは譲れなかったことと、そして選挙にはお金がかかる(汚いお金ではない)、ポスターの作成だけで300~400万円、それを貼るアルバイト、宣伝車、ガソリン代などを入れたら最低1000万円はかかり、そのためお金が必要になり橋下氏もこれを認めた。橋下氏、今までも大きな、理想的なことを言って、最後は現実路線に収斂させており、これもその一つとの鈴木さんの見解がありました。