関西テレビニュースアンカー 鈴木哲夫 TPPを語る
永岡です、関西テレビのニュースアンカー、今日のゲストは政治ジャーナリストの鈴木哲夫さんでした。TPPに関するお話があり、鈴木さんの永田町取材の報告がありました。
自民内でもTPPに異論があり、反対する議員の集会に150名、賛成の議員はわずか10数名なのです。で、鈴木さん、ある外務省OBに取材して、TPP交渉、緒戦は安倍氏の勝ち、しかし敵(アメリカ)はしたたかというものです。これ、日本は米を聖域にしたいが、アメリカにも聖域があり、それは自動車、自動車産業、アメリカではやっとドツボから立ち直り、しかしまだ苦しく、ここに日本の車がどんどん入ってこられたら困るのです。さらに、オバマ氏の選挙、苦戦の後に再選されたものの、それを支えたのが自動車業界との事なのです。
それで、安倍氏と菅官房長官らがTPPをよく研究して、米、農業を聖域化しようとしていますが、アメリカも自動車は譲らず、これで、最悪米は聖域なし、アメリカの自動車は聖域ありの結果もあり得るというものです。
さらに、鈴木さん、安倍内閣の周辺を取材して、TPPでアメリカの言いなりになると、参院選、自民は農業団体の票を失い、最悪で1人区10勝21敗の結果にもなりかねないのです。これでは、自公での過半数は到底無理ですが、しかし菅長官はその敗北を見越して、参院選後維新との連立を模索しており、すでに橋下氏、松井氏と話している段階と言うのです。それで、安倍内閣、参院選後は自民と維新の連立を模索しているというのが鈴木さんの取材結果でした。また、民主党はトップが揺れたら党内ガタガタであったが、与党経験の長い自民はそうはならないというものなのです。
つまり、安倍内閣、今後は維新との連立もあり得るのです。鈴木さんのお話、重要なので、お知らせいたしました。