TPP交渉参加でこれから苦しむのは安倍首相と官僚たちだ

天木直人氏の視点ー(2013/03/01)

TPP交渉参加でこれから苦しむのは安倍首相と官僚たちだ

例外を勝ち取るかどうかが安倍訪米前の大議論であったと思ったら、訪米が終わった
とたん今度は日米共同声明の解釈をめぐって譲歩したかどうかの大議論だ。

笑止千万だ。

いつまでたっても終わらないTPP交渉参加の是非論なんかもはやどうでもいい。

…  これほどピントはずれの馬鹿げた議論はない。

安倍総理の訪米が終ってTPPについて報じる洪水のような記事の中で、ひときわ目
立った記事があった。

それは軽自動車大手スズキの鈴木修会長が26日に述べたとされる言葉だ。

2月27日の朝日新聞が小さく報じていた。

「TPPと軽自動車の関係は何もない。こじつけだ」

そう言って鈴木会長は米国側が軽自動車の非関税障壁を問題視している事に異論を示
したという。

その通りである。実に正論だ。

これから米国との個別交渉が始まる。

その過程で米国からの理不尽な要求が次々と出てくる。それが国民の前で明らかにな
る。

そのほとんどはTPPとは何の関係も無い米国の日本市場開放に関する不条理な要求
である。

もはや問題はTPP交渉参加問題ではない。

TPP交渉とは無関係に米国の攻勢とそれに応じる日本側の防戦である。そしてそれ
は始まっている。

安倍首相は国民の前で大見得を切った。国益を失うことは断じて
しないと。
これからは安倍首相と官僚が苦しむ番だ。

我々は安倍首相と官僚の交渉振りを、ただ黙って見ていればいいのだ。

少しでも妥協をしようものなら、この鈴木会長のように許さないと大声を上げればい
いだけの話である。

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