バナナの君と愛される老闘士

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           杉浦公昭

バナナの君と愛される老闘士

2013年03月08日

Posted by kyutono9 at 13:55 │Comments( 0 ) │TrackBack( 0 ) │平和・環境運動
  バナナの君と愛される老闘士
 杉浦公昭
1995年の少女暴行事件を契機として沖縄県民は「基地の整理縮小」「日米地位協定の見直し」を求めました。これに対して日米両政府はSACO合意で沖縄の「負担軽減」を口実に普天間基地の全面返還を約束しましたが、沖縄島東海岸への「移設」が条件でした。「移設」は、名護市辺野古への「新要塞建設」へとすり替えられました。地元住民は、新基地建設反対で座り込み、辺野古の海に杭一本も打たせず闘い続け、本日(2013年3月8日)で3245日目を迎えています。

私は70歳の定年退職後、平和と自然を守るために2007年から春秋各一週間、辺野古や高江へ座り込みに行っています。そこで見聞きしたものは、美しい海の中にカヌーを浮かべて防衛局の大型船に立ち向かう住民たち、見学者に解説する村長、沖縄戦に巻き込まれたおじいやお婆たちの座込み、一日中、米軍基地から聞こえる実弾射撃音、フェンスの向こうで浜を荒らしまわる米軍の水陸両用戦車、フェンスに全国からの激励の横断幕を張って画廊に変えた住民の知恵などです。

座込み始めた2007年春、元日本共産党衆院議員の古堅實吉(78歳)さんに出会い自費出版の平和冊子を差し上げました。お返しに頂いた回想録「命(ぬち)かじり」を読むと、15歳の時、鉄血勤皇隊として沖縄戦に駆り出され、悲惨極まりない戦争を体験し、九死に一生を得て戦後を迎えたこと。ハワイの捕虜収容所に連行された頃、今後、再び戦場に駆り出されれば「死」以外ないと考え、例え投獄されようとも徴兵拒否を貫く決意をした。ここに私の「命どぅ宝」の原点があると書かれていました。

それから座り込みに訪れる度に、水曜日の午前10時頃になると古堅さんが激励の手土産にバナナを持って現れることに気付きました。バナナは簡単に皮がむけ、座り込みの人にも分けやすく大いに歓迎されています。そのうちに誰言うとなく「今日は『バナナの君』の日だね」と言うようになりました。

「バナナの君」と愛される古堅さん。私が座り込みに魅かれる理由の一つが、この大先輩から時の情勢の問題点についての見解を聞かせもらえることです。水曜日に辺野古のテント村を訪れれば必ず会えます。お互い忙しい身、日時の約束はできないのに、大先輩に必ず会えるのは、生きる目的を同じくし、健康に恵まれているお蔭でしょう。一度ゆっくりお話を伺いたいと思っていましたら、なんと学習会が開かれているというFacebookのコメントを見つけ、羨ましく思いました。

Tsutomu Inafukuさんは3月4日、古堅さんの学習会に参加したそうです。そして米軍占領下の政治の概観と若干のエピソードについて二時間近く、お話を聞かせて頂いたと言います。「1972年の沖縄返還は未完成で米軍基地問題を残してきている。今日の沖縄県民の米軍基地撤去の闘いは正当であり、我が国の根幹にかかわる問題である。日米両政府の理不尽な押付けを断固拒許さず、闘いを更に強化、発展させ、全国に広げて行こう。諸悪の根源安保を廃棄し、憲法を守る崇高な国民的たたかいに発展させよう。平和憲法の輝く日本へ。齢84歳、健康に気を配り、がんばってゆきたい」、と話されたそうです。

みんな、それぞれ生きる場で、平和で豊かな日本を目指して頑張って行きましょう!

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