関西テレビニュースアンカー　森田実　アベノミクスではなくてダメノミクスだ！

　永岡です、関西テレビのニュースアンカー、今日のゲストは政治評論家の森田実さんと、劇作家のわかぎゑふさんでした。

　まず、ＰＭ2.5の問題、森田さん、大気汚染問題、高度経済成長時の日本でも深刻で、しかし研究が進んでおらず、それでも大気汚染で亡くなる人が多いのに、因果関係が立証できなかったが、かなりの方が亡くなられたそうです。戦後15年は結核になったらおしまいと言われていましたが（当時の結核は、今のガンのようなものでした）、その中でも大気汚染でやられた人もいるのです。それで、森田さん、これは元である中国に言わないといけないが、しかし尖閣問題で日中関係は冷えているものの、森田さん、「政健分離」（政治と健康）と言われて、日本には大気汚染を克服した技術がある、製鉄所も石炭を使っても日本では大気汚染しない、中国は今でも年率7.5％成長しており、公害防止技術を受け入れる余地はある、政健分離で中国と協力すべきと言われました。

　そして、アベノミクス、株価が上がってよいと東京のメディアは報じているものの、森田さんは、40年前に経済誌の編集長をしていて、その経験から政府の統計を信じてはいけない、まずタクシーの運転手に聞け、商店街を見ろ、中小企業を見ろとしており、それで見ると、今タクシーは成績が良くなく、地方の商店街、中小企業も客が減り業績が落ちている、コンビニは給与を上げると言っているものの、客は減っているそうです。それで、森田さん、アベノミクスは金持ちを富ませる政策であり、つまり人口の10％にも満たない人を喜ばせるための政策で、国民の90％は、給与が上がらず物価のみ上がるのは、実質の増税、生活水準の切り下げであり、森田さんはこれは「アベノミクスではなくダメノミクス」だと斬られました。東京の新聞はアベノミクス万歳であるが、日本の国民は決して喜んでいないと言われました。わかぎさんも、大阪で本町（問屋さん、大阪の企業の本社の多いところです）でサラリーマンが歩くスピードが上がると景気回復であるが、そうなってはいないと言われました。キャスターの山本浩之さん、友人の投資家が、アベノミクスで株が上がり1年分の生活費を稼げた（！）と言われて、しかし森田さん、そんな層は一部、多くの国民の生活は不安定と言われました。

　また、震災から2年、被災地で親を亡くした子供たちが2000人いて、そういう子供たちのケアをする人たちの奮闘の模様も報じられました。森田さん、戦争で、主人を失った戦争未亡人、息子を失った母親がたくさんいて、そういう人たちの頑張りで日本は立ち直った、こういう子供たちと、子供たちに寄り添う人たちをもっと支えないといけないと言われました。わかぎさんも、阪神･淡路のときは3月にオウム事件が起こり、阪神･淡路が忘れられ、大変なおもいでったと言われました。

　そして、北朝鮮のこと、森田さん、北朝鮮は内部で軍部が台頭し、そして中国とも上手く言ってバランスよくやっていたのが、今の政権になりおかしくなり、軍部が台頭している。それで、核兵器でアメリカも狙えるとなり、アメリカも北朝鮮対策を中国、ロシアと組んでやり、アジアの体制は変わっているのに、日本はその枠外であり、北朝鮮情勢は日本にとって重要なのに安倍政権はアジアの平和安定の中に入っておらず、これは早く入らないといけないと言われました。

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コメント：1％の軍産政のギャンブル・ダメノミックス（駄目のミックス）