栗田禎子です。
先週日曜の夕方、「3・10原発ゼロ行動」の一環として取り組まれた国会前での抗議行動に行ってきました。
午後5時からの開始で、私は10分ほど遅れて着いたのですが、国会前のスペースで、既にいろいろな政党・政治家・活動家・市民による連続スピーチが始まっていました。(共産党・社民党・みんなの党・菅直人元総理・佐藤栄佐久前福島県知事など。)。
みな良いスピーチだったと思いますが、中でも佐藤栄佐久前福島県知事の話が、やはり福島という現場からの声ならではの迫力を備えた、印象に残るものだったので、記憶している範囲内での要点を記します。(要点のみ。後ろの方から聴いていたので聴き違いもあるかもしれません。)・国会議事堂が建てられたとき、全国から石や木材が集められたが、福島もこれに加わった。どこの村の木材・石か知っているか?飯舘村である。
・福島を忘れないでほしい。そのことをずっと訴えつづけてきた。今日ここに来て、福島を忘れずにいる人たちがいることを感じている。
・自分の県知事時代、東電(や国?)は福島原発は絶対安全だという宣伝を行ない、原発近くに住む2万2千5百人の住民に直接「原発は安全です」という「おしらせ」を送りつけてきた。(「明日そのようなおしらせをします」ということをわざわざ県庁に通知してきたほどたっだ。)今、この2万2千5百人の人たちはみな避難生活を送っている。
・昨年も行なったが、今年の3月11日、福島第一原発の「1号機と2号機に最初の朝日があたる時刻」(=午前5時55分?...)に住民たちによる行動をおこなった。これも福島を忘れないでほしいと訴えるための行動である。
・いま人が住めなくなっている地域には、300の鎮守の森があり、千年前から人が住んでいる村もあった。それが今はすべて、無人の地域となっている。
〔以上、要約・文責=栗田〕印象に残ることばでした。佐藤栄佐久県知事という人自体はトータルに見れば保守政治家で、人によって評価はさまざまでしょうが、原発事故に対する姿勢・発言は筋が通っていると思います。

福島の状況、本当に、国会議事堂の石や木材が叫び、原子炉に最初の朝日があたるたびに空中に万物のうめき声があがるような、一種神話的な、すさまじい事態になっていると思います。
同時に、街頭での抗議行動の場で、さまざまな人によるこうした生のスピーチ、表現に触れることができるのは貴重だとも感じました。

というわけで、(1週間後になりましたが...)3・10に聴いたスピーチのおすそわけです。

栗田禎子

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コメント:

イソップです。

詳しいことはわかりませんが、国会前のスペースで頑張っている、
脱原発のグループのテントが、強制撤去されると聞きました。
それが本当だとすれば、重ね重ねの暴挙だと思いますが、
この国では、民意に耳を傾けることなどしなくなったのでしょうか?

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コメント:民意を離れた特権階級面している政治家・企業家・官僚などが一番のもんだいですね。

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