日の丸・君が代強制反対ホットライン大阪 各種情報&イベント案内
以下のHPも参照してください。
http://www7b.biglobe.ne.jp/~hotline-osaka/
2013年卒・入学式をめぐる処分状況
文責:「日の丸・君が代」強制反対ホットライン大阪
昨年の不起立処分などを理由に3名が再任用不合格に
今年2月、定年退職後の再任用について、昨年春の卒・入学式での「君が代」不起立や式場での発言を理由に戒告処分を受けた3名が再任用不合格となりました。
明らかになった再任用審査会での議事録によれば、戒告処分を受けたことに加え、 「国歌斉唱時の起立斉唱を含む上司の職務命令に従います」という「意向確認書」をその文言通りに提出しなかったことなどが不合格の理由として挙げられています。
府立学校卒業式での不起立で10校12名に処分、うち2名には減給処分 府立学校や大阪市立学校では、卒業式に向けて教育委員会の指示で校長が職務命令を出しました。また、不起立の意志を表明した教職員を式場から排除したり、「職員室勤務」の職務命令を出すなど、何が何でも不起立ゼロを目指す動きも目立ちました。
その申で、府立高校9校11名、府立支援学校1校1名の不起立が府教委に報告され、2回目の処分となる辻谷博子さん(処分時は枚方なぎさ高校)、奥野泰孝さん (茨木支援学校)には減給10分の1・1ヶ月、他の9名には戒告処分が出されました。この減給処分は、昨年1月の最高裁判決からも逸脱した累積加重処分であり、不当極まりないものです。さらに、上述の「意向確認書」の文言を変えて提出したとして、1名が再任用合格を取り消されました。
被処分者12名のうち6名が大阪府人事委員会に不服申し立てをおこないました。
また、卒業式での抗議行動を理由に減給10分の1・1ヶ月の処分を受けた佐藤訓子さん(処分時は豊中市立小学校)も豊中市公平委員会に不服申し立てしました。
入学式で「歌っていなかった」として校長から厳重注意
入学式では、「君が代」斉唱時に「歌っていなかった」教員が校長から厳重注意を受けました。校長に「告げ口」したのは維新の会所属の府会議員です。昨年の卒業式で「口元チェック」をおこなった中原教育長は「職務命令を守る気がなかったと言われても社会通念上、仕方がない。府民をばかにした態度だ」と述べ、9月までに起立と斉唱を確認する客観基準の作成を目指す考えを示したと報道されています。
大阪の「君が代」不起立処分撤回の闘いに引き続きご支援を
現在、11名が人事委・公平委闘争を闘っています
大阪・全国の皆さん。
これまで私たちの「日の丸・君が代」強制反対、不当処分撤回のとり力強いご支援・連帯をいただき心よりお礼を申し上げますとともに、支援を訴えます。
さらに強まった「君が代」起立斉唱の強制と相次ぐ「不起立」処分
大阪府教委は、2011年度卒業式での「君が代」不起立に対して、府立高校27名、府立支援学校2名、高槻・豊中・茨木各市立学校で1名ずつの計32名、2012年度入学式では府立高校2名への戒告処分を行いました。この内、2名の教員の再任用を取り消しています。大阪市教委も、戒告(2名)と文書訓告(1名)を行いました。
今年春の2012年度卒業式でも、10校12名の教員に対する「処分」を行い(大阪府)、このうち2度目の「処分」となる2名に対しては「減給10分の1・1ヶ月」という「累積加重」処分を行いました。豊中市も、昨年度に戒告処分を受けた1名に口頭で「職員室勤務」を命じ、「職員室を離れた」などを理由に「減給10分の1・1ヶ月」処分を強行しました。最高裁判決さえ完全に無視した暴挙です。さらに、大阪府と豊中市は、「不起立」を理由に、2013年度にも4名の教員の再任用(定年後の再雇用)を拒否しました。
この先にあるのは子どもたちへの「君が代」斉唱の強制
大阪府・大阪市・豊中市などは、「不起立」の可能性の高い教職員を卒業式や入学式の会場に入れさせない「職務命令」を出すよう校長に圧力をかけました。無理にでも、「不起立者ゼロ」を演出しようとしたのです。そのもとで、府立高校入学式で、「君が代」を「歌わなかった」教員が、「歌っていない」ことを確認され、「厳重注意」とされました。中原徹新教育長は、9月までに「起立と斉唱を確認する客観基準」の作成を目指すとしています。教職員に対する「口をこじ開けてでも」する強制は、次に教職員が「子どもたちの口をこじあけてでも、大きな声で歌わせる」段階に進むことを目的にしたものに他なりません。
「君が代」処分撤回、首切り=再任用拒否撤回の大きなうねりを作ろう
「君が代」処分、再任用拒否に対して、昨年7名の被処分者が大阪府人事委員会に処分撤回の不服申し立てを行いました。さらに、今年春の被処分者のうち4名が新たに不服申し立てを行っています。私たちは、こうした被処分者の闘いを支え、ともに 「君が代」処分撤回、首切り=再任用拒否撤回の大きな運動を作っていくために、5月11日に集会を開きます。集会では、不服申し立て者11名全員が発言し、闘いへの支援と連帯を訴えます。5.11集会の成功のために、皆さんのご参加をお願いするとともに、別紙カンパ要請にありますように、引き続いての弁護団費用カンパにご協力をお願いいたします。
橋下・安倍による教育破壊をやめさせるネットワークを
「『日の丸・君が代』強制ええんかい!『競争』『強制』の教育でええんかい!私たちは黙らない!2 ・11 全国集会」は、このような事態に抗うことを全国に呼びかけました。
集会は、(1)教育への政治介入に反対し、教育関連条例や職員基本条例の撤回をめざすこと、(2)競争主義や自己責任の押しつけに反対し、教育に対する子どもたちの権利の保障を要求すること、(3)府・市教委による卒業式・入学式への「君が代」起立強制通知・職務命令に反対し、不起立処分を認めず、被処分者の処分撤回運動の支援を呼びかけること、(4)教職員による運動、子ども・保護者による運動、労働組合の運動、市民運動などが互いに連携しあうことを呼びかけました。さらに、「『日の丸・君が代』強制と『競争』『強制』の教育の押しつけに反対する全国ネットワーク」をめざすことも呼びかけました。
私たちは、この決意や思いが全国に伝わっていくことを願って、集会報告のリーフレットを準備中です。5.11集会で配布を開始し、全国の皆さんへは集会後に発送させていただく予定です。橋下・安倍による教育破壊をやめさせるために、共同のとりくみをさらに発展させましょう。
2013年4月27日
2.11全国集会実行委員会
「日の丸・君が代」強制反対ホットライン大阪
「君が代」処分、首切り=再任用拒否撤回の闘いに
改めてカンパをお願いします
大阪の「君が代」処分、首切り=再任用拒否撤回の闘いに心を寄せていただいてい
る全国のみなさま、ご支援、ありがとうございます。
私たちは、昨年(2012年)卒・入学式の「君が代」不起立者に対する処分と再任用拒否の撤回を求めて人事委員会に不服を申し立てた7人の被処分者(グループZAZA)の闘いを支えようと、全国にカンパを呼びかけました。20人近い弁護士に参加いただいた弁護団費用の一部に、みなさまから寄せられた160万円を充てることができ、被処分者の闘いを支える体制をつくりあげることができました。本当にありがとうございました。
今年も教職員の「君が代」不起立が続き、再び処分が強行されています。別紙報告にある通り、教職員の抵抗を根絶やしにし、子どもたちへの「君が代」強制と愛国心教育の徹底をめざす、維新の会首長の下の大阪府・市教育委員会は、再任用拒否や減給処分に踏み出すなど処分攻撃を強めてきています。
今年、不起立などで処分を受け、また、再任用を拒否されて、人事委員会に新たに申し立てを行ってグループZAZAに加わる方が4人おられます。昨年に引き続く2度目の処分や再任用拒否に対する人事委員会申し立ても行われています。私たちは、弁護体制を強化し、支援を強めて、「君が代」処分撤回、首切り=再任用拒否撤回をめざします。
この闘いを支えるためのカンパに、ぜひとも、ご協力をお願いします。
振込先 :ゆうちょ銀行
口座番号 00990-8-233047
加入者名 「日の丸君が代」強制反対ホットライン大阪
2013年4月27日
私たちは黙らない!2.11全国集会実行委員会
「日の丸・君が代」強制反対ホットライン大阪
グループZAZA(「君が代」不起立処分大阪府人事委員会不服申立当該)
撤回せよ!「君が代」処分、首切り=再任用拒否
「日の丸・君が代」強制反対!5.11集会
♦日 時 2013年5月11日(土)午後6時30分〜8時45分
♦場 所 エルおおさか南館5階ホール
♦主 催 私たちは黙らない!2.11全国集会実行委員会
「日の丸・君が代」強制反対ホットライン大阪
♦協 賛 グループZAZA(「君が代」不起立処分大阪府人事委員会不服申立当該)他
♦参加費 資料代1,000円