会員のみなさま、
沖縄の女性たちによる抗議声明文をお送りいただきましたので、転送します。
ぜひ、転送・拡散をお願いします。
記者会見の様子は以下に掲載されています。
琉球新報
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-206603-storytopic-1.html
琉球朝日放送
http://www.qab.co.jp/news/?p=43208&print=1?TB_iframe=true&
アクティブ・ミュージアム「女たちの戦争と平和資料館」(wam)
新宿区西早稲田2-3-18 AVACOビル2F 〒169-0051
t 03-3202-4633 f 03-3202-4634
mail: wam@wam-peace.org
URL: http://www.wam-peace.org/
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抗議声明
~日本維新の会共同代表橋下徹大阪市長に強く抗議し、謝罪と、発言の撤回を求めま
す~
2013年5月13日、日本維新の会共同代表である橋下徹大阪市長は記者会見のなか
で、先の大戦での日本軍「慰安婦」の問題で、「当時は軍の規律を守るために必要
だった」と「慰安婦」問題を容認することを表明しました。さらに、普天間飛行場を
視察した際に在沖米軍幹部に対し、「海兵隊の猛者の性的エネルギーをコントロール
できない。建前論だと人間社会はまわらない」との理由で、風俗業者の活用を進言し
たとも発表し、その後も「兵士の性をどうコントロールするかはいつの時代も軍のオ
ペレーションとして最重要課題だ」と重ねて軍が風俗業を利用するよう繰り返しまし
た。
こうした橋下市長の発言は、「本音だ」と繰り返すことで、あからさまな差別を正
当化するものであり、女性のみならず男性、そしてすべての人間の尊厳を傷つけるも
のです。わたしたちは驚き、呆れ、また心底から怒っており、看過することはできま
せん。
真実と真理を黙らせることは出来ません。国家や戦争を正当化するために、事実を
都合良く取捨選択したり、歪曲することを、わたしたちは認めません。
わたしたちが知っている真実とは、日本軍によって強制・管理された「慰安婦」が
存在したこと。戦中も戦後も、「慰安婦」を利用すればよいと発言する人がいたこ
と。「慰安婦」が過酷な暴力に晒されたこと。その苦しみが今日なお続いているこ
と。
わたしたちが知っている嘘とは、性欲がコントロールできないという、レイプを正
当化する神話。性産業で働く人は「欲求のはけ口」になるのを自ら認めているという
神話、あるいはそうされても仕方がないという神話。誰かの性を犠牲にすることで護
られる「貞操」という神話。
わたしたちが長い時間をかけて掴みとった真理とは、セクシュアリティの破壊は、
人間の身体と精神に加えられる深刻な暴力の一形態であり、戦争の戦略として使用さ
れてきたということ。それはすべての性に起こるということ。戦時であっても平時で
あっても軍隊とは構造的な暴力装置であること。
今なお癒えることのない戦争の傷と、押しつけられた軍隊の日常の暴力のなかにあ
る沖縄から、そして戦争と軍隊を拒否する沖縄から、橋下発言に対し、強く抗議し、
謝罪と、発言の撤回を求めます。
2013年5月15日
沖縄県女性団体連絡協議会、アイ女性会議、新日本婦人の会、ジェンダー問題を考え
る会、基地・軍隊を許さない行動する女たちの会、沖縄戦と日本軍「慰安婦」展実行
委員会、オキスタ107,しんぐるまざーず・ふぉーらむ沖縄、沖縄子どもを守る女
性ネットワーク、合意していないプロジェクト、北京JAC沖縄、沖縄県労連女性部、
沖縄県チェジュ会、沖縄県母親大会連絡会、沖縄県女性の翼の会、沖縄県母子寡婦福
祉連合会、自治労沖縄県本部女性部、沖教組女性部、高教組女性部、沖教組退職者の
会、沖縄県華道研究会、生活共同組合コープ沖縄、人権意識を育てる会、女性議員有
志
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コメント:「馬鹿は死ななきゃ直らない」アホは捨てるしかない。