アベノミクスや憲法改正が、華々しく議論される陰で、原発再稼働に向けた手続きが着々と進んでいます。
事故原因の調査がどこまで新安全基準に反映されているのか、本当に「世界一安全な原子炉」などといえるのか しっかり学んで
おかなければなりません。

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◇公共哲学を学ぶ会 連続講演会~福島を考える~第11回◇

「原発事故が残すなぞ」

~4つの事故調査委員会が明らかにしたことと、調査の限界~

【日 時】平成25年5月18日(土) 14:00~16:30
【場 所】上智大学 11号館 4F 411教室

【講 師】今 直也 さん(朝日新聞東京本社科学医療部)

1979年東京都武蔵村山市生まれ。2005年4月朝日新聞社入社。奈良総局、富山総局、つくば支局を経て、

2011年5月東京本社科学医療部原子力取材チームの一員として、東京電力や政府、国会の事故調査委員会を取材。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 講師から一言 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

歴史上最大規模の原子力事故を起こした東京電力福島第一原子力発電所。事故から2年がたっても事故原因の本質はわからないことだらけです。

政府、国会、民間、そして東電の事故調査委員会は、昨年7月までにそれぞれ報告書を出しました。
しかし、どの報告書も、原子炉冷却にかかわる重要施設が地震に耐えられたのか、
放射性物質の大量放出がなぜ起こったか、といった重要な点は明らかにしませんでした。

それにもかかわらず、国や電力会社、原子力の専門家らにいま、原因を突き止めようとする熱意は感じられません。

彼らは「炉心溶融を起こした原子炉の近く放射線量が 高く、調査が難しい」と繰り返します。
実際に現場に入ること以外にも、事故の再現実験などできることはあります。

原子力規制委員会はいま、原発を動かすための新しい安全基準づくりを進めています。

詳しい調査抜きで、「第二の安全神話」がつくられようとしています。

今回の事故で、いまだに約15万人が避難しています。

こんな負の側面をもつ原子力をわれわれはいったい扱えるのでしょうか。
根本的な問いについて考える材料をお示 しできれば、と思っております。

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【参加費】 1,000円(学生・障害のある人 500 円)

終了後、講師を囲んでの懇親会を予定しています。

☆どなたでも参加できます。事前申込は、不要です。

【主 催】 ベグライテン ・ ミシュカの森 【共 催】 上智大学哲学科

【問合せ】 090-9146-6667(関根) ANA71805@nifty.com(入江)

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begleiten@yahoogroups.jp

<グループのページ>
http://groups.yahoo.co.jp/group/begleiten/

<お問い合わせ>
ren.sshf@gmail.com 

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