報道するラジオ2013/7/12 参院選~分かりやすく各党の公約をひも解きますその2(社会保障と原発)

 永岡です、毎日放送ラジオの報道するラジオ、今週も水野晶子さんの司会、毎日新聞ほっと兵庫編集長の平野幸夫さんの案内で放送されました。エエぞ!メッセンジャー!親会社が原発推進している金満球団倒して和田監督胴上げや!(野球に興味のない人いつもすみません(笑))。水野さんも平野さんもトラにウハウハです(笑)が、参院選まで9日、演説を聞くこちらも大変で、リスナーより各政党のマニフェストをもらったのに、マニフェストと街頭演説が違うと言うのです。微妙な違いまでどう感じるのか、公約を知らないとダメなので、今回も各党の公約についてひも解きます。リスナーより、各党の公約早見一覧表を作ったとありました。

 参院選の争点、公約を各政党ごとに確認する企画の2回目、今回は社会保障と原発を取り上げます。報道するラジオのスタッフが夜中まで頑張って読み解いています。

 東京報道の神崎さん、連日各党のことを取材され、東京の動き、党首の動きを聞いて、人の集まりが少なく、暑いのもあり、昨年末の衆院選より関心が少ない。さらに、テレビ各局の党首討論もあり、しかしこれでテレビの党首討論はなく、安倍総理がこれ以上出ないと自民が言い、テレビは誰か一人でないと作れず、自民は各局でやったので良いと言うが、自民、公明は守りの選挙になり、失言しないことを一番にしているのです。演説を聞いても与党はアベノミクスで憲法は言わない、野党も土俵に乗せられ、アベノミクス批判に終始し、論点がずれているのです。平野さん、異様な状態と言われました。これから3年国政選挙はなく、日本の将来を決めるのに好ましくないのです。

 まずは社会保障、年金について、今の状況は小泉氏の時に100年安心と言うが、支給年齢は引き上げられ、消費税も上がり、社会保障と税の改革は消費税の増税時に言われたのに、何もしなかった。ようやく国民会議を作ったのに、最終報告は参院選後であり、公約をまとめると、自民は医療制度の社会保障に必要な見直しを社会保障改革国民会議の元に行う、持続可能な制度のために支給開始年齢引き上げ(65→67歳)をしている、医療は国民皆保険堅持、しかしTPPとの関係、平野さん、混合医療が来ると保険はなくなる、富裕層が高いレベルを求めると、特定の人だけ受けられるようになり、保険診療が疎かになると言われました。公明はパートタイマーにも年金、控除の引き下げ、平野さん、小泉氏の時の厚労相が公明の人で、それを変える公約は出せないが、小泉改革で非正規雇用が4割になり、無職の人が増えると、給付率が下がり、制度の根幹が揺らぐと言われました。民主は年金一元化、最低保証年金として、これは2009年のマニフェストで何も出来ず、財源は当初から疑問視され、今回も明記なし、並べているだけと平野さん批判されました。最低保証年金の額も明記なし、無駄を削ると言ったのに官僚の既得権を崩せず。みんなは積み立て方式に年金をして、混合診療を解禁。生活は最低年金、公平な給付とあり、共産は年金削減を停止、最低補償年金確立、社民は最低保証年金を月8万、混合診療ダメ、高齢者2割負担増撤回。維新は年金積み立て、支給開始年齢を引き上げ、混合診療、自己負担の一律化で、平野さん、これは競争型の社会で保証を最低限にする、適用できなかった人の救済をしないと指摘されました。低所得者ほど負担が多いと言われました。みどりは年金一元化、過剰な医療を廃止と言うのです。

 神崎さん、演説を聞いて、有権者に耳の痛い話はなく、社会保障はピンチで、年金も110兆円、10年後に150兆円、現役世代は減り、それが具体化されず、自民は必要な見直しと言っても、安倍氏は語らない、アベノミクスで年金運用益が増えたというのみ、しかし今後プラスが続くのではない。民主も去年与党で、そのときは耳の痛い話を言っていたのに、海江田氏、それどころかアベノミクスで年金は上がらないといい、この前まで負担してくれと言っていたのが他人事になった。野党は最低保証年金と言っても財源の具体案がなく、どう維持するのかは不明で、維新は支給年齢引き上げと言うが、しかし維新の公約での積み立ては、実現困難、若い人は積み立てられるが、高齢者の年金は現役世代が払うので二重支払いはダメと言われていると言うのです。

 最低保証年金:民主、共産、社民、生活、至急年齢の引き上げは維新のみ、高齢者医療は自民が維持、混合診療は維新とみんな、反対は共産と社民。TPP推進の点も要注目で、平野さん、痛みを各党真摯に語っていない、介護保険から軽い人を切り離し、その矛盾を各政党が言っていないと指摘されました。雇用も、不安定な中、年金のことも不明です。

 次は原発問題、リスナーより、各党の原発政策に廃止の手順、新エネルギーなしと指摘があり、原発はリスナーの注目も強く、しかしどんどん進み、8日に原発の新しい規制→再稼動の申請をして、今日も九電が玄海の申請をしており、再稼動の動きがあり、各党の公約。再稼動+核燃料サイクルについて、自民は安全を規制委に委ねて、安全なら再稼動を地元の理解を得る、輸出の支援をするとして、平野さん、安倍氏が世界最高水準の原発技術と言うが、それが海外で批判され、アメリカでも三菱重工の原発で不備、損害賠償、廃炉であり、重工はアレバ社と並ぶ原発会社、日本の技術は優れていない+トルコは地震大国、そういうところに輸出していいのかと言われました。公明は新規着工なし、40年制限、速やかに原発ゼロといい、平野さん、時期を言わないと無意味、長く続けると利益が出るので、政治が規制しないと半永久的に続く、福島事故を経て国民は脱原発なのに期限なしはおかしいと言われました。公明は規制委の基準と国民の理解により再稼動、使用済み燃料は直接処分、責任を持って検討、もんじゅ廃止。民主は40年制限を厳格に、規制委のOKで再稼動、2030年代ゼロで、平野さん、最初に2030年を2030年代にして、電気の労組の反発によるもの(泣)、40年のことは政権時と矛盾、大間は着工して40年なら2050年代に入る、自分たち(野田政権)が再稼動の道を開いたのに、その総括をしていない。みんなは新規禁止、40年廃炉、2020年代ゼロ、国民投票、再稼動は規制委に任せ、直接処分。生活は10年後全廃、再稼動、増設はしない、もんじゅ、サイクル廃止、脱原発法。共産は即時ゼロ、廃炉、省エネと再生エネルギーを実行。社民は再稼動ダメ、大飯停止、新規全廃、福島第1他廃炉、リスクの高いところから廃炉、もんじゅ廃止。維新は2030年代までに「フェードアウト」、世界最先端の技術を維持、最終処分場を5年に決定としており、平野さん、橋下氏は昨年春まで脱原発と言っていたのに、関電の幹部と話して再稼動を容認してしまい、またフェードアウトという言葉、主語は誰か?自然に無くすのではなく、誰がどうやって無くすか、覚悟がないと言われました。みどりは再稼動なし廃炉、完全廃炉にして、発送電分離です。

 神崎さん、これについて、唯一意欲を見せるのは自民で、安倍氏福島で第1声なのに、原発について触れず、これは続いており、福井でも安倍氏原発に触れずで、争点にしたくない。神崎さんが気になるのは耳の痛い話はなし、廃炉の必要が出ず、廃炉には1基1000億→日本で5兆円(泣)、これを誰が払うのか+廃炉になると施設価値がゼロになり、電力会社は負債を抱え、東電は破綻して、廃炉、使用済み燃料、賠償費用を誰が払うのか、電力会社を潰して済むのではなく、脱原発側も真剣に考えないといけない、廃炉費用の話はなく、政治のプロでは原発ゼロでは前に進まないのです。

 公約:原発ゼロなしは自民のみ、昨年あった自民の原発に依存しないは消えている+再稼動は自民、公明、みんな、維新、再稼動を認めないのは共産、社民、生活、みどり。核燃料サイクル廃止はみんな、生活、社民、公明は見直し、維新は最終処分を結論を出すとしており、平野さん、自民は再稼動に向かうが、業界の利益を示し、他の野党、具体的手順が不明で自民を攻めきれない、代替エネルギーも宙吊り、具体論が欠けている+被災地の厳しい現状を見て、海の汚染も深刻で、規制委も東電の言い分を厳しく見ており、除染があたかに出来るとしているが、本当に出来るのか、被災地では困難であり、時間が経つほど現実が見えて、政治が逃げている。世界史的な目で見て、事故から2年、後世に残せる選択を国民がすべきなので、その自覚がいると言われました。

 ニュースは上田崇順さんの担当でした。

 宝塚尺所で火炎瓶による火事、全員避難して、放火犯は逮捕です。マンションの固定資産税滞納で差し押さえられました。不在者投票が出来なかったのです。

 福島で少年を除染に雇った業者が逮捕されました、これは初の摘発です。6月に16~17歳の少年を除染させて、18歳未満は禁止なのです。福島原発の作業で、危険手当を受け取っていない作業員が2次下請け業者に支払いを求める訴訟を起こしています。日当打ち切り、ピンハネを批判しています。被告は日当に危険手当が入っていると言うのです。

 普天間、仲居真知事、年末~年明けに判断としており、880ページの資料の多さに時間がかかるのです。名護市、来年市長選で、時期が重なるとこの結果も判断に影響します。

 名古屋のいじめ自殺、死ねという回答がアンケートにあり、担任が自殺を煽ったという発言もあるのです。去年の東京でのいじめ自殺、男子生徒を児童相談所に送致です。悪質ないじめに32人が関っていたのです。

 体罰、鳥取の体操部で外部の指導者による体罰が発覚し、教育委は公表していなかったのです。全国優勝22回の高校でのことです。鼻血を出した生徒もあったのです。外部指導者の事例は初と教育委は言っています。

 北海道南西沖地震から20年、奥尻島で追悼式がありました。避難訓練も行われ、夜10時17分に発生、2分で30mの津波が来ているのです。暗い中どう避難するのか、なのです。奥尻島の防災施設の老朽化+財政難+高齢化で、追悼式は今年で最後です。

 九州北部豪雨から1年、遺族400人が列席です。

 参院選の公約の解析をして、リスナーの感想があり、スタッフの皆さんにお疲れ様、投票先が決まった、きれいに解決したと言いました。耳の痛い話をどう語るかであり、平野さん、今回投票率を心配して、若い人が投票しないことで、若い人に不利益が行く政治になる(非正規4割)、年金の将来、給付もらえない社会を過ごさないといけないなら、若い人は投票に行かないと、ツケが跳ね返ると言われました。リスナーより、選挙も原発も真剣に考えないといけないと言われました。また、大分検証できたが、主義主張バラバラで、矛盾をあぶりだして行きたいと言われました。この書き起こし、参院選に重要であり、例により私に無断でいくらでも広げてください、そして皆さん必ず投票してください、お暑い中、皆様お元気で!

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