永岡です、MBSラジオの報道特別番組、水野晶子さんの司会で放送されました。堺市長選、大阪都構想を争点にして、反対の現職、竹山氏が勝ちました。6万票ものこれについて、竹山市長をゲストに招き、また橋下ウォッチャーのジャーナリスト、吉富有治さんをスタジオのゲストに放送されました。
吉冨さん、一言で言うと、都構想ノー、特徴的なのは無党派層が維新から離れていた。この意味は大きい。大きな影響になるのです。
竹山氏もスタジオでの出演であり、本当のところ、9月6日に討論会をして、あの時は水野さん維新に勢いと思われ、吉冨さんも選挙戦の前半は競っており、このまま行くと維新の勝ちのものが、後半竹山氏がリードにあり、竹山氏、2月22日からタウンミーティング、ミニ集会を100回以上やり、普通の市民に都構想を語り、それが浸透したと言いました。冬の寒い頃から堺は一つといい、選挙戦が始まってからではない。さらに、議会で都構想の議論をして、堺の維新は明確なことをせず、都構想を隠してごまかし、これを竹山氏、批判して、またこれを伝えたのです。吉冨さん、維新は出遅れ、候補も決まらず、民放アナも断られ、橋下旋風で勝てる(大阪負け知らず)との油断があった。大阪の橋下・維新の人気は高く油断した。竹山氏に応援団も多く、自民(本部は支持)、民主、共産。自主投票が公明で、竹山氏公明にもお願いに行き、考えさせてくれとなり、どちらも推薦できないと中央から言われた。これについて吉冨さん、公明を除き、都構想はどこも反対し、共産も独自候補を出さなかった。公明は維新に入れなかった。支持者の6~7割が竹山氏に投票した。これは公明が動かなかった証拠なのです。公明も、維新と距離を置き始め、これまでの近い関係から変わった。
現場報告は、上田崇順さんでした。堺について取材され、意外と上田さんも堺を知らず、市民の取材をして、どうして竹山氏を支持したかの声、堺がなくなるのがいや、橋下氏の言う事が不安、堺市をなくしてほしくないとの声であり、竹山氏これを聞いて納得、橋下氏が堺に来て、反発もあった。上田さん、都構想に賛同できない人、堺がなくなる、財政の良くない大阪市・府と一緒にある不安が竹山氏支持になったのです。路線バス、高齢者は100円を評価。都構想、維新に反対の人が多い。竹山氏に入れても、現状に不満の声もあり、水道料金が高い、泉北高速が安くならない、福島災害の焼却に使ったのが不満、堺東が光らないとあり、4年前の竹山氏の公約の水道料金、泉北高速があり、竹山氏、下水の値下げが出来ていない(水道は上げた、設備投資でやっと単年度黒字になった)。吉冨さん、堺には独自の水源がないと言われました。竹山市制全部OKではなく、都構想が負けた。泉北高速は大阪府が株を持っており、大阪府をどうプッシュするか、なのです。松井知事に直談判しており、今後安くするのです。復興予算、清掃工場の改築は国に押し付けられたものである。堺市の交付が40億と多く、問題視された。復興予算は一般予算で要求し、国の争いで使ってくれとなり、いらないのに、やむを得ず使わざるを得なかった。しかし、ありがたくいただくと言ってしまい、これは竹山氏胸を張りすぎた、しかし、予算獲得は首長の役目といい、吉冨さん、これは突っぱねるべきと言うのですが、しかし一般枠がなく、市民に40億の財源をもらうこととが市民の利益と竹山氏言うのです。しかし、これを維新は突っ込まず、吉冨さん維新は都構想を争点にせず、地元をどうするかを争点にして討論したらよかったといい、堺にはその問題もある。
リスナーより、堺にいて、空気が違うという声があり、上田さん、堺市はいろいろな顔を持ち、商店街はやや寂れているが、かっては有名アーティストがライヴをしていた。これを何とかして欲しい。泉北ニュータウン、エレベーターなしで高齢者、近くのスーパーなしで買い物が大変という声もある。東部では、田園地帯。古墳、仁徳天皇稜に歴史的価値あり。維新は古墳にイルミネーションといい、堺市をどうするかは竹山氏も、維新も考えており、都構想ではなくそれをやるべきで、だから維新は勝てなかったのです。竹山氏、堺が今後10年どうするかを語るのです。堺の地場産業、刃物、自転車、中小企業も多く、課題もある。若い人に、堺にとどまってもらう町にして欲しい。高齢者の町になりつつある堺をどうするか、活気のある町にして欲しいという声があるのです。一時期は奈良も取り込んだ堺県でもあり、大阪市と一緒にされるのはかなわんと堺は思ったのです。
維新の言った大阪都構想、橋下氏は敗因を、都構想を説明できないのと橋下氏への批判といい、誤解と言うのですが(堺がなくなるのは誤解)、しかし堺市はなくなる、都構想の根拠で、政令市は廃止する。堺市、大阪市はなくなる。都市としての堺はなくなると竹山氏いい、橋下氏は言葉のあそびと言うのです。吉冨さん、竹山氏に、都構想の理念に賛同と以前言っていたことについて聞くと、広域行政と地域を分けるのに賛成で、統合は反対であった。260万人の大阪市を細分する必要なし、橋下氏と松井氏が役割分担をしたらいい。二重行政を変えたらいい、都構想はいらない。広域連合で大阪市を残すことに賛成、都構想は二重行政廃止=自治体の役割をしたらいい。吉冨さん、二重行政は大してなかったと言われて、府と市での二重行政は、りんくうゲートタワー、WTCであると竹山氏いい、外郭団体、港湾、市と府の管理するもので、港に問題あり。しかし二重行政を解消してどれだけの財源になるのか、なのです。都構想に反対する大阪市民もあり、竹山氏それに共感する。堺に二重行政なし、都構想の意味はないのです。
都構想、橋下氏、住民投票まで行くと言い、大阪市の投票で来年7月に予定しているのですが、吉冨さん、抜けているものがあり、市議会、府議会の議決が要り、区割りの青写真、財源の設計図がいり、これの議決がないと住民投票が出来ない。橋下氏、議会は賛成してくれると言うが、吉冨さんそれは甘い、市議会、公明、これまで公明は維新に協力してきたが、法廷協議会での論議で、不穏な動きがあり、公明はこれでは納得できないと言い出し、具体的な絵図を飲めないと公明が言い、これに乗ったら共倒れとなった。大阪府の制度設計、大阪都のメリットの絵図がないと公明はたぶん乗らない=住民投票の前の市議会でダメ。橋下氏、維新は住民投票というが、吉冨さん怪しくなったと言われました。財政効果も4000億→1000億になり、地下鉄民営化も入れての話で、これだと市議会は通らないと吉冨さん言われ、なら、都構想がだめになったら、今までやったことが無駄になり、橋下氏らの責任も問われ、身の処し方も問われる。しかし今の大阪市、府のやり方がいいと誰も思わない。都構想の理念は吉冨さんも賛成で、しかしコストをかけても見返りがない+経済成長戦略、都市制度と経済は別、大阪都で経済が発展する保証なし。都市制度と景気のよしあしは関係なし。都構想で景気は発展しない+大阪府の財政問題(6兆円借金)で市と一緒になったら共倒れ。吉冨さん、都構想は、今の財政状況では止めるべきと言われました。臨時財政債を何とかしないといけない、竹山氏も、橋下氏も松井氏も国に文句を言わないといけないと吉冨さん言われて、竹山氏、本来は現金でもらうべきことを借金でやるのはおかしいと言われました。
橋下氏、ライバルにえげつない言葉をかけていて、竹山氏、4年前から橋下氏に担がれたというと竹山氏否定して、竹山氏、破産会社の処理と言うのに賛成し、都構想なしなら共同できるのに、公務員制度、改革以前になり、民間人校長、区長も問題になり、普通の会社でも優秀な人を引き上げるのに、よそから入れてもダメ、橋下氏の人事制度は間違っていると言いました。しかし、橋下氏総理になるかも知れないということに、竹山氏コメントせず。竹山氏、橋下氏は言葉の魔術師、正確に言っているのか疑わしい、堺はなくならないとか正確に言わず、インパクトのあることを言うのが問題なのです。吉冨さん、国とけんかするにはあのパワーがいり、橋下氏のベクトルが違う、国に向けるべきと言うのです。借金を押し付ける国のやり方に対抗すべきと言うのです。大阪市、府の財政問題のため、国に文句を言うべきというのです。
竹山氏に、堺市民より、竹山ノーの市民も14万人いるとの声もあり、竹山氏、都構想を知らずに維新に入れたと批判されました。ちゃんと伝えるべきであったと言いました。
維新の敗北と国政について、神崎さんの声があり、維新と対立していた共産、社民、民主は喜び、社民の福島氏、維新解体の時という。みんな、公明は中立、公明は橋下氏に大阪市長として頑張って欲しいと突き放すコメント(=国政に来るな)。自民は竹山氏の支持どまり、安倍総理がいやがり推薦せず、石破氏は勝利と見ても、菅氏は堺市民の思いを受け止めると負けたようなコメントで温度差あり。
国政について、野党再編に影響は、実際問題なし、そもそも野党再編の話がなく維新の勝ち負けに関係なし。民主、みんなは再編に積極的でなく、野党再編の機運なし。維新+みんな+民主新党に現実味なし。さらに、維新は野党なのか、安倍氏に近いわけで、野党が国会を要求しても維新は加わらなかった、安倍氏、菅氏が維新に気を使っている裏なのです。安倍氏は改憲で維新に頼っており、維新カードがあり、維新は衆院で53議席、安倍氏には国政での維新の利用価値は変わらないと言うのです。しかし、維新が大阪で強い神話はなくなり、維新も都構想は危なく、なら別のところで得点を稼ぐ、国家戦略特区を大阪に招く、そのため、維新は自民に近づき存在感を見せたいと思うのです。吉冨さん、アメリカに行き、慰安婦発言、オスプレイで失望し、しかし将来国政の中心なるかも知れず、アメリカも維新と話をしたいという状況と言われました。以上、報道特別番組でした。