毎日放送VOICE 大阪市音楽団 給料が半分になっても演奏したい

 永岡です、毎日放送のニュース「VOICE」で、大阪市音楽団(通称、市音)の民営化のお話がありました。
市音は、ルーツを陸軍の音楽隊に持つ楽団で、日本有数の吹奏楽団であり、その歴史は90年にも及びます(関西のプロのフルオーケストラでも、最古の大阪フィルハーモニー交響楽団も67年ですから、その歴史の古さがわかるでしょう)。
市音のメンバーは市の職員で公務員、これにより、市民に奉仕する楽団として愛されていました。大阪が誇る巨匠、朝比奈隆も市音を指揮したCDを出しています。
しかし、ご存知のように、橋下市長が就任後、市音への援助を廃止、そして民営化することになりました。そして今年春、メンバー32人に、公務員を辞めて市音の(民営化の)団員として残るか、それとも大阪市の職員として事務職をするかの選択が迫られ、メンバーのうち6人は辞めましたが、それでも新メンバーも9人入ってきました。それほど、市音は吹奏楽の世界ではあこがれのものなのです。
市音のメンバー、グランフロントでゲリラライヴを行い、その映像をユーチューブに載せたら再生回数24万回にもなりました。
楽団員の一人、サックス奏者の方、市音が大阪市の下にあった時は、年収800万円でしたが、その後民営化で300万円前後しかもらえず、奥さんがサックス奏者のレッスンをして、何とかやっている状態です。
市音は、マツケンサンバの作曲で有名な宮川彬良さん(宇宙戦艦ヤマトの音楽で有名な作曲家、宮川泰さんの息子さんです)を指揮者、音楽監督に迎え、宮川さんのお父さんの作曲したヤマトのテーマ曲(ささきいさおさんの歌で有名な曲、阪神の大和選手の登場テーマ)を演奏、その他スターウォーズなども演奏しているのです。
今まで公務員の立場から、民営になり、これからなのです。 補助金も段々減らされます。

以上が、VOICEでの報道でしたが、しかし、市音は吹奏楽の金字塔であり、橋下氏の、文楽もそうですが、文化にお金を使わず、カジノとかに傾倒するのは私はもちろん疑問です。
また、関西にはフル編成のプロ・オーケストラが6つ(大阪に4つ、京都、兵庫に一つ)あり、その中で自治体の運営する京都市交響楽団、兵庫芸術文化センター管弦楽団は人気で、京都市交響楽団はこの前のテレビ放映によると定期演奏会の売り切れが1年半続き、兵庫芸術文化センター管弦楽団はチケットの入手も困難なほどで、反面大阪のオーケストラは、大阪センチュリー交響楽団が、橋下氏の知事時代に民営化され、そしていずれも京都、兵庫と比べてしんどい模様です。
朝比奈隆が健在の頃は、朝比奈と大阪フィルを聴きに、全国から音楽ファンが大阪へ来ました。本来なら、大阪に優れたオーケストラ、文化を作って、それらを楽しむために、世界から関空を経てファンが大阪へ来るようにすべきと思います。
大阪は音楽の先進地域で、フェスティバルホールは東京文化会館に、ザ・シンフォニーホールはサントリーホールに3~4年先駆けて作られています。朝比奈は現役時代、大阪の財界から支援をもらい大阪フィルを支えていました。そんな時代を知るものには、文化に理解のない市長を大阪に置くことは屈辱です。

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