ネットワーク1・17 なぜチリの地震で津波が日本まで来るのか、今村文彦さんのお話(2014/4/14)

永岡です、第911回ネットワーク1・17、今週も千葉猛さんの司会で放送されました。

今月2日(日本時間)にチリで起きた大地震で、日本にも津波がきました。岩手で60cmであり、1960年のチリ地震津波では、日本の三陸で死者142人も出る被害になりました。その上、昨日ソロモン諸島で大きい地震が二つありました。

日本は地理的に、環太平洋の国でもチリの津波の影響を受けやすいのです。これについて、東北大学の津波工学の今村文彦さんのお話がありました。今村さん、お電話でのお話です。

チリ地震、岩手・釜石で20cmの津波で、避難所を開設し、津波注意報とともに避難勧告で、釜石では担当の赤崎さん、東日本大震災で地盤沈下して、守るものがなく、そのため避難勧告を出したのです。震災前と違い、より安全な対応を行い、しかし、前沿岸部にいて、今仮設の人もあるので、対応も大変なのです。

避難所には海に近い住民が避難し、復旧工事も中止、JR・バス休止で、津波による浸水の被害はなく、三陸沿岸はチリの津波が来て、東日本の前にも浸水があり、なぜ、津波が来るか、今村さん、日本-チリは17000kmあるが、津波は弱くならず、海がある限り津波は来て、世界で起きたら確実に来るのです。

チリよりは小さくなるが、日本とチリの位置関係、一旦広がり小さくなるが、日本ではレンズ効果で大きくなり、今回もハワイと同規模の津波が来ているのです。三陸のリアス式海岸、太平洋で起きており、スケールが異なり、一旦広がっても向かい側で、直接の津波があり、太平洋は閉鎖空間で、津波は伝わってくる。なかなか小さくならないのです。

ハワイでは、ここに来る津波より、日本のほうが大きい場合もあり、アラスカ、アリューシャンから伝わり、オーストラリア、フィリピンからも来るもので、計測時間も長く必要で、注意報も半日要る。ハワイを見て大丈夫ではないのです。ハワイの値は目安で、日本が大きくなることもあるのです。

1960年のチリ地震津波、大規模な被害で、今回は日本の影響は少ないこと、地震そのものが、1960年がマグニチュード9、今回が8.2と違う(マグニチュード1上がるとエネルギーは約30倍大きくなる)。

チリも日本同様プレートが沈み込み、1960年はチリの南部、日本と対面で、今回は北側、オーストラリアに影響が大きいのです。正確なお向かいだと、エライことになるのです。ちょっとした違いで、今回は小さかったのです。

1960年は津波の情報も不備で、地震の情報が来ても、津波が来ることは予想できず、1965年にハワイに太平洋津波警報センターが出来たのです。当時、日本に津波警報の制度があっても、日本近海の地震のみで、当時まさかチリからは予測できなかったのです。普通の生活で、早朝に津波が来て、引き波→強い流れで大被害であったのです。当時より、今は早く情報を得られる。環太平洋で、津波の観測記録もあるのです。

日本は津波でチリの影響が強く、チリと日本の連携はやっており、共通性(プレート型地震が繰り返し起こる)があり、二つの国で研究したら有意義で、影響もあり、同じ課題もあるのです。

研究が進み、ただ、警報の情報を良くしないといけないが、市民がケアをすべきで、釜石で勧告に基づいて行動したが、自分は大丈夫と過信するとだめなのです。

関西の場合、チリの地震で津波はどうかについて、関西にも津波はあり、東日本より小さいものの、来ており、被害を起こす津波が来る可能性はあり、海でつながると、津波は来るのです。

1960年の津波は、三重、高知のリアス式海岸に養殖いかだの被害があったのです。北海道・東北で5m、西日本でも2.5m、強い流れが来たのです。関西も他人事ではないのです。しっかり、気象庁の情報を得るべきなのです。

今は1960年より情報があり、それで避難しない、危険なところに行ったらダメなのです。以上、今村さんのお話でした。

 

ニュースは河本光正さんの担当でした。

福島原発の汚染水、使う予定のないポンプが稼動して、違うところに行ってしまい、水位の下がる建屋で上がり、通常は行かない建屋に203トン行き、1リットル3800万ベクレルのセシウムがあり、外への漏れが懸念されます。東電は漏れていないと言っています。

福井の敦賀の活断層、規制委は評価会合を開き、原電の再調査の要請によるもので、島崎氏は見解を示さず、しかし委員は活断層を否定してしません。

沖縄、辺野古の埋め立てに対して、埋め立てを稲嶺市長に申請し、しかし稲峰氏はもちろん応じず、市長の権限で移設を阻止すると言っています。

京丹後のXバンドレーダー、防衛省は今年末に運営開始を表明しています。米軍のための住宅も建設します。

鳥インフル、11万羽の処分は先ほど終わり、国内での発生は3年ぶり、鶏と玉子の移送を禁止しています。感染は渡り鳥の可能性が大きいです。

ウクライナ、退去期限が切れて、大規模な強制排除の可能性もあり、ウクライナ東部で親ロシア派の住民が集まり、欧米はこれにロシアが関与していると非難しています。

 

今日のお話、太平洋の形が影響するというもので、レンズ効果は驚きのものです。地球は不思議なもので、今は津波も予想でき、きちんと避難したら防げるのです。今週のネットワーク1・17でした。

 

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