グリーンピース・メールマガジン

[2014年4月19日発行]　※画像が表示されない場合はこちらからご覧ください。

こんにちは。 明日20日は「穀雨」。太陰太陽暦で、田畑の準備が整う春の雨の時期のことだそうです。 皆さまにはいつもグリーンピースの活動を応援してくださり、ありがとうございます。

オランダ、すべてのネオニコチノイド系農薬使用禁止へ 農業に欠かせない大切なパートナーであるミツバチなど生態系への大きな影響が懸念されるネオニコチノイド系農薬。水溶性で浸透性が高く効果が持続することから、日本でも農業の他にも造園や家庭用殺虫剤などにもひろく使用されていますが、子どもの脳や神経などへの発達神経毒性も指摘され、EUやお隣・韓国では既に暫定的な規制が始まっています。 そして先月18日、オランダ議会はすべてのネオニコチノイド系農薬の使用を全面禁止する議案を賛成多数で可決しました。 今回の決定では、ネオニコチノイド系だけでなく類似の性質を持つフィプロニルも含めた農地および家庭での使用と販売を暫定的に禁止するものです。 期間は「ネオニコチノイド系農薬がハチや人の健康に悪影響を及ぼさないことが証明されるまで」、つまり予防原則に基づいた規制です。 ヨーロッパでは既に昨年12月1日からにEU加盟27か国でイミダクロプリド、クロチアニジン、チアメトキサムの3種のネオニコチノイド系農薬の使用の一部禁止が実施されていますが、全面禁止ではなかったため、実効性に疑問の声が上がっていました。 オランダでは農薬の使用量が多くハチの死亡率も特に高かったことから、今回の決定に至りました。 詳しくはウェブサイトでご覧ください。 花から花へと移り花粉を運び、私たちの農業を支えているミツバチ。 ところがいま、このミツバチが世界中で大量にいなくなっています。 もしこのままハチたちがいなくなってしまったら、農業はどうなるの？ 日本ではどうなっているの？私たちにはなにができるのか、わかりやすく解説したリーフレットができました。 ダウンロードと郵送のお申込みはこちらから（お申込み多数の場合は発送に2週間ほどお時間をいただく場合がございます）。 4月19～20日に開催されるアースデイに「食と農の明日のために」をテーマに参加します。 ぜひ遊びに来てください。 ■ネコのノミとり、殺虫剤…身近にあるネオニコ商品 農薬といえば農業で使われるもの、というイメージがありますが、ネオニコチノイド系農薬は家庭用殺虫剤やガーデニング用肥料、ペットのノミとり薬などに幅広く使われています。 いくつかはおたくにもきっとあるはず。 ■P&Gが「森林破壊ゼロ」を発表 わずか数週間の間に集まった40万人以上の市民の声が、世界最大級の消費財メーカーの方針を変えました。署名にご参加くださったみなさま、ありがとうございました。 ■声明：閣議決定された新エネルギー基本計画について 4月11日、エネルギー基本計画が閣議決定されたことを受けてグリーンピース・ジャパンは声明を発表しました。 詳細をウェブサイトでご覧ください。 ■2013年グリーンピース・ジャパン年次報告書 2013年の活動をまとめた報告書を発表しました。 政府や企業の支援をいっさいうけとらず、環境保護を願う市民の皆さまからのご寄付のみに支えられた活動の成果の数々をご紹介しています。ありがとうございました！ ■このメールをお友達とシェアできます。 ■こちらからグリーンピースのメルマガを購読できます。 ■グリーンピースは個人の皆様の寄付で運営されています。 ■お問い合わせはこちらから＞＞   [発行元] 一般社団法人 グリーンピース・ジャパン 〒160-0023 東京都新宿区西新宿8-13-11 NFビル2F   www.greenpeace.org/japan