紅林進です。
海外への原発輸出を含む日本企業の海外進出や資源獲得を
後押しする政府系機関である日本貿易保険(NEXI)及び国際
協力銀行(JBIC)は、その支援に当たっての環境社会配慮ガ
イドライン改訂において、NEXIが実施状況の報告書を作成・
公開しない等の不適切なプロセスが行われようとしていますが、
そのようなことを改めさせ、透明性と適切なプロセスを確保させ
ることは、原発輸出を阻止するためにも重要なことです。
「環境・持続社会」研究センター(JACSES)では、NEXI、JBICに
対し、「環境社会配慮ガイドラインに関する実施状況調査/追加
調査報告書の公開を求める要請書」(案)を作成し、その賛同
団体を募っています。
お知らせください、とのことです。
(以下転載・転送・拡散大歓迎)
皆様現在、日本企業の海外進出(原発輸出含む)や資源獲得を後押しする
政府系機関である日本貿易保険(NEXI)及び国際協力銀行(JBIC)は、
環境社会配慮ガイドラインの改訂を行っていますが、NEXIが実施状況
の報告書を作成・公開しない等の不適切なプロセスが行われようとして
います。今後、NEXI・JBICがトルコやベトナムへの原発輸出を支援する可能性
が高く、環境社会配慮ガイドライン改訂において、透明性が高く適切な
プロセスを確保することは極めて重要です。そこで、JACSESでは下記
せください。ご検討よろしくお願い致します。「環境・持続社会」研究センター(JACSES)
田辺有輝
以下、要請書案:
————————
2014年5月●日
日本貿易保険(NEXI)理事長 板東一彦様
国際協力銀行(JBIC)総裁 渡辺博史様
CC:経済産業省経済協力局貿易保険課・財務省国際局開発政策課
NEXI・JBIC環境社会配慮ガイドラインに関する
実施状況調査/追加調査報告書の公開を求める要請書
私たちNGO・市民団体は、日本企業の海外進出や資源獲得を後押しする
政府系機関である日本貿易保険(NEXI)及び国際協力銀行(JBIC)の環境
社会配慮ガイドラインの改訂作業が不適切であることを強く懸念し、実施状
況調査/追加調査の適切な実施と報告書の公開を要請します。現在、NEXI及びJBICは、環境社会配慮ガイドラインの見直し・改訂作業を
行っています。JBICは実施状況の確認結果を報告書にまとめて公開し、
4月24日に開催されたパブリック・コンサルテーションで配布・説明を行い
ました。しかし、NEXIは報告書を公開しておらず、実施状況の確認内容が明らか
になっていません(パブリック・コンサルテーションの議題設定もされません
でした)。このように、形式的にも実質的にも実施状況の確認が完了して
いないにもかかわらず、4月24日のパブリック・コンサルテーションでは、
JBIC担当者より、次回会合で改訂議論に入るとの意向が示されました。また、JBICは6案件に関する現地調査を含む追加確認を実施中とのこと
ですが、その報告書を公開するかどうかについても明らかにされていま
せん。そこで、私たちは、NEXI・JBICに対し、以下の点を要請します。
1. NEXIは、環境社会配慮ガイドラインの実施状況確認調査を適切に
実施し、報告書にまとめて公開すること。また、次回パブリック・コンサル
テーションにて、NEXIの実施状況確認を議題として設定すること。
2. JBICは、6案件に関する現地調査を含む追加確認を報告書にまと
めて公開すること。
3. 改訂に関する議論は、上記2点が完了してから開始すること。賛同団体:
●●
連絡先:
「環境・持続社会」研究センター(JACSES)担当:田辺
〒102-0072 東京都千代田区飯田橋2-3-2 三信ビル401
Tel: 03-3556-7325 Fax: 03-3556-7328 Email: jacses@jacses.org
—
—
「脱原発・新しいエネルギー政策を実現する会」(eシフト)メーリングリストより転載
|