2014年04月29日
オバマ発言の通訳と動画の重大な誤訳について
杉浦公昭
日本国内で大騒ぎしている尖閣防衛について、オバマ大統領が日米安保の適用範囲と述べたことを日本外交の勝利のごとく扱うマスコミ報道が垂れ流されています。しかし、オバマ発言を姑息な手段でわざわざ誤訳した結果と知らされて驚いています。
真実をつかめば安倍政権が追いつめられている姿も見えてきます。
こんな誤訳を使った姑息な情報操作をする政府に騙されていたら、日本国民は本当に日中戦争に連れ込まれかねません。心して乗松聡子さんのブログを見て真相をつかみ、戦争へ誘う安倍政権を打倒しましょう。
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Monday,April 28, 2014 @PeacePhilosophy乗松聡子より
【御用通訳に注意】オバマ発言誤訳は日米共同記者会見の同時通訳によるものだった。官邸HPの動画でも誤訳。
4月24日日米共同記者会見におけるオバマ大統領の発言誤訳問題については、4月25日、26日の私のブログへの投稿を見てください。
この問題を『琉球新報』が27日の3面で大きく扱いました。
オバマ発言誤訳は、日米共同記者会見の同時通訳ばかりでなく、官邸HPの動画での誤訳もありました。
このダブル誤訳から、どちらのケースも政府による意図的な情報操作であったのではないかと思っています。また、オバマ氏は、対話による信頼醸成措置を外交的に促進するために「我々はできることはなんでもする we are goig to do everything we can と言っているのに、この通訳は「奨励したいと思います」と、随分トーンダウンして訳しているように思えます。「安保が日本の施政範囲に適用するので尖閣に適用するが、領有権には立ち入らない」との歴代米国政権の立場を繰り返しただけの発言を大騒ぎしておきながら、エスカレートをたしなめ、外交的に「できることは何でもやる」と言っていることを隠したがるのだとしたら、日本政府は尖閣をめぐる戦争をさせまいとする米国の動きを抑えようとする、すなわち戦争を奨励しようとしているのではないでしょうか。そう危惧せざるを得ません。日本は大変危険な政府を抱えてしまっているのです。