ラジオ大阪 里見まさとのおおきに!サタデー 矢野宏 大阪大空襲を語る(2014/6/7)

 永岡です、ラジオ大阪、里見まさとのおおきに!サタデー、ジャーナリスト矢野宏に聞く、新聞うずみ火代表の矢野宏さんのお話がありました。

今日のテーマは矢野さんのライフワーク、大阪大空襲で、6月7日に3回目の大空襲(B29が100機以上)、この年8回やられた中の4回が6月で、6月7日のものが最も激しく、B29が409機、P51ムスタング138機、大阪全体を火の海にしたのです。ムスタングが市民を機銃掃射し、2759人が1時間20分で殺されたのです。

ムスタングでやられたのは、日本がもう抵抗する力がなかったからなのです。

東大阪に崇禅寺(http://souzenji.net/ )があり、ここもやられて、1トン爆弾で30メートルの穴が開き、それが69個もやられたのです。

今、518名の犠牲者の名前があり、中田さん(79歳)の母親と妹の名前もあり、学校で穴掘りのみ、授業は無く、給食の芋を持って帰ったら妹が喜び、しかし6月7日、空襲に会い、母と妹は焼夷弾でやられ、中田さんが妹がかゆいと言うのでかくと大変なことになり、母は子供たちの名をうわごとのように呼んで亡くなり、中田さん、二人を病院に運んだことが思い出せない。

8月15日に戦争が終わっても、空襲で痛みを受けた人は癒されず、中田さん、貧乏で学校にも行けず、子守りなどをして、しかし学校を覗いたら、みんなの気が散るからと追い返されたのです。

まさとさん、先生の気持ちも分からないことはないがしかしといわれ、矢野さん、中田さんはお姉さんを頼り北海道に行き、しかし学校に行けず、文字が読めず、就職も上手く行かず、役所に行っても書類が書けず、買い物でも割引が分からず、お釣りも分からず、お釣りをちゃんともらえない。

子供が学校からもって帰ったプリントも読めず、50代で地域の識字学校に通い、そして空襲の体験を文字にして、それで頭の半分がやっと埋まったのです。

まさとさん、戦争さえなかったら、いい母親と姉妹であったかと言われて、矢野さんは、中田さん、あの頃と同じようなにおいを感じると言われて、戦争を知らないものが戦争を防ぐのは、戦争を知ることで、亡くなった兵隊の6割が餓死、それほど命が軽んじられ、命の大切さを知ることが戦争を防ぐのです。

今日、10時から崇禅寺で慰霊が行われます。以上、矢野さんのお話でした。

なお、今日は矢野さんが、関西電力と原発のトークライヴを、大阪・西九条のクレオ大阪でされます。

http://uzumibi.no-blog.jp/diary/2014/06/post_0f83.html

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