「8.6ヒロシマ平和へのつどい2014実行委員会(代表/田中利幸)」からの
ご案内とご協力のお願いです。以下の集会趣旨に、細かいことは別としてほぼ、
だいたい賛同していただけ、集会参加を呼びかけていただける方に一口1,000円の
賛同寄付をお願いします。当日の集会参加は無理でも、お名前を連ねてもらうこ
とでの応援をお願いします。チラシには間に合いませんでした。今後、ウェブに
アップしメール配信し、当日資料に掲載いたします。「呼びかけ人」として掲載
します。何卒、よろしくお願い申し上げます。
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8.6ヒロシマ平和へのつどい2014
「安倍を倒せ!戦争させない!九条活かせ!」
●日 時:8月5日(火)18時~20時半
●会 場:広島市市民交流プラザ5階研修室ABC
●内 容:
■「広島から」●木原省治さん(原発はごめんだヒロシマ市民の会代表)
■「長崎から」●平野伸人さん(全国被爆二世団体連絡協議会前会長)
●高校生一万人署名活動実行委員会
■「岩国から」●田村順玄さん(岩国市議会議員)
■「川内原発再稼動阻止」●木村朗さん(鹿児島大学教授)
■「原発輸出反対」●クマール・スンダーラーム(インド/核廃絶と平和のための連合)
■湯浅一郎(当実行委員会前代表)
■田中利幸(当実行委員会代表)
■「市民による平和宣言2014」採択
■記念講演
『安倍政権の「いのち」に対する蔑視・軽視を許さない』
講師:岡野八代さん(同志社大学教授)
プロフィール:
現職:同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教員
専門:西洋政治思想史、フェミニズム理論
主な著作:『法の政治学--法と正義とフェミニズム』
『シティズンシップの政治学--国民・国家主義批判』
『フェミニズムの政治学--ケアの倫理から、グローバルな社会へ』
1991年、金学順さんの「慰安婦」であることを強制されたという告発に
衝撃を受けて、政治思想史における「正義論」の伝統を見直すという研究を始める。
これまで、「戦後責任論」や国民であることの意味、現在の世界で女性として生きる
ことの政治的含意などについて研究。
現在、安倍政権の下で破壊されてしまいそうな憲法問題について、
広く市民と学び合える場を提供する活動として、「京都96条の会」を主宰。
反原発運動にも積極的に参加し、「原発民衆法廷」の判事の一人としても活躍。
●参加費:1,000円
●主 催:8.6ヒロシマ平和へのつどい2014実行委員会(代表/田中利幸)
連絡先:広島市西区天満町13-1-810
(電話)090-4740-4608(FAX)082-297-7145(Eメール)kunonaruaki@hotmail.com
賛同金:一口1,000円
郵便振替:01320‐6‐7576「8・6つどい」
http://www.d6.dion.ne.jp/~knaruaki/tudoi/tudoi.html
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呼びかけ文
8000万人という未曾有の死者を出した人類史上最悪の政治社会現象、第二次世界大戦の終結から69年。
天皇制日本軍国主義国家は、中国民衆の抗日武装闘争を核とする朝鮮、アジア、太平洋民衆の抵抗闘争に
よって完全敗北しました。アメリカ軍・産・学複合体による広島・長崎への原爆投下は、戦後世界を米国
が支配するヘゲモニーのために実行されました。この時点の力関係の凍結の表現が日本国憲法です。侵略
戦争の敗北と原爆被爆後、占領軍による検閲体制の下、大田洋子、栗原貞子、原民喜、正田篠枝、峠三吉、
山代巴、丸木位里・俊ら文学者・芸術家による原爆への徹底批判が始まりました。どんな状況下でも人間
性を深く追求し続けた彼ら、彼女らの信念が、今の私たちを支えているのです。大陸出兵の拠点であった
軍都廣島の責任を不問にすることはできません。ゆえにヒロシマの私たちの課題は、アメリカ国家の原爆
投下責任と日本国家の侵略戦争責任を同時に問う運動でなければなりません。両国の明確な責任認識と謝
罪なしに真の意味での「戦後」はありえません。
右翼的潮流の本丸、安倍政権は、「軍慰安婦=性奴隷」の存在を否定し、「侵略戦争」という歴史的事
実をさえなかったことにしようと躍起になっています。さらに、沖縄をアメリカ政府に軍事植民地として
提供することで維持されてきた憲法9条体制そのものを破壊し、集団的自衛権行使容認閣議決定を突破口
に日本を再び戦争する国に上から改造しようとしています。沖縄の民衆が普天間基地撤去、辺野古新基地
建設反対、オスプレイ常駐撤回の声をあげ続ける中、11月沖縄県知事選を迎えます。尖閣問題を口実に先
島諸島への自衛隊配備、京都・経ヶ岬への米軍Xバンドレーダー基地建設、岩国への横須賀を母港とする
原子力空母ジョージ・ワシントンの第五空母航空団の厚木からの移駐(極東最大120機常駐態勢、愛宕山
での米軍住宅建設)、旧軍港4市(横須賀・舞鶴・呉・佐世保)の自衛隊海外派兵拠点化など日米安保体
制のもとでの軍事大国化が進んでいます。安倍政権批判の声は、秘密保護法反対の運動を皮切りに随所に
上げられてきていますが、政権打倒の声はまだ上げられていません。今こそ「安倍を倒せ!戦争させない!
九条活かせ!」この合言葉を、広範な人々の運動でいたるところに響き渡らせようではありませんか。
1957年のウラル・チェリヤビンスク、ウィンズケール、1979年のスリーマイル島、1986年のチェルノブ
ィリ、1999年の東海村、2011年の福島・・・これら核被災のほんの一部のリストさえが明確にしたことは、
放射能は人間のみならず動植物を含む海陸の生きもの全てを無差別に且つ大量に「殺傷」するということで
す。この人間の行為は、人類とすべての生物と地球を絶滅の危険に曝すことを厭わない明確な「犯罪行為」
です。あらゆる生きものに敵対する核・原子力体制を廃止することこそが、福島放射能汚染危機の教訓で
す。被曝は受忍するものに最も強く押し付けられます。「放射線は外部から大量に浴びない限り、健康に
大きな影響はない」とする「放射能安全神話」を打ち破り、「放射線は浴びることが少なければ少ないほ
どよい」との考え方を市民常識にせねばなりません。海外市民を犠牲にしてまで利益を上げようとする安
倍政権による「原発=被曝の輸出」にも、川内原発再稼動にも私たちは断固反対します。
以上、私たちにいま要求されていることは、総体的且つ長期的に観れば、単なる人間としての「世直し」
の倫理的行動ではなく、あらゆる生命体を守るための「生きもの」としての倫理的行動なのです。そうし
た行動の一つとして、私たちは、原爆投下70周年に当たる2015年10月、「世界核被害者フォーラム」の広
島開催を成功させるために寄与し、被爆者、被曝者がすすめている運動と結合し、被害の根底的原因を追
及し、核による地球的、生物的破局を阻止します。
この呼びかけ文を、故・鶴見和子氏が詠った言葉に託します。
生類の破滅に向う世にありて、生き抜くことぞ終(つい)の抵抗
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関連企画:
●8月5日(火)
13:00~17:00米軍岩国基地/錦帯橋バスツアー(主催:ヒロシマの今から過去を見て回る会)
●8月6日(水)
7:00~ 「市民による平和宣言2014」「8.6新聞意見広告/第九条の会ヒロシマ」配布行動(原爆ドーム前)
7:45~ グラウンド・ゼロのつどい(原爆ドーム前)
8:15~ 追悼のダイ・イン(原爆ドーム前)
8:45~ 「8・6広島デモ 原発も核兵器もない世界を」(原爆ドーム前~中国電力本社)
9:30~10:30中国電力本社前・脱原発座り込み行動
9:00~12:00広島城周辺徒歩コース(主催:ヒロシマの今から過去を見て回る会)
9:30~13:00原民喜の「夏の花」を歩く(主催:ヒロシマの今から過去を見て回る会)
12:00~16:30ヒロシマ・スタディ・ツアー2014「~広島湾の戦争遺跡と軍事施設を巡る~」
(主催:広島の歴史をみてまわる会)
13:00~17:00宇品・比治山自動車コース(主催:ヒロシマの今から過去を見て回る会)
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参考までに2013年の呼びかけ人と賛同団体一覧です。
◆呼びかけ人人
青木克明(医師)/
足立修一(弁護士)/
石岡敬三(グローイングピース)/
石口俊一(弁護士、広島県9条の会ネットワーク)/
上羽場隆弘(九条の会・三原)/
大月純子(わたしたちの性と生を語る会・広島代表)/
大野明彦(郵政産業労働者ユニオン広島中央支部長)/
岡田和樹(上関原発阻止被告団)/
岡本珠代(岡本非暴力平和研究所)/
岡本三夫(広島修道大学名誉教授)/
尾崎幸雄(郵政産業ユニオン広島東支部長)/
嘉指信雄(NO DUヒロシマ・プロジェクト代表)/
上関英穂(郵政産業労働者ユニオン本部執行委員)/
木原省治(原発はごめんだヒロシマ市民の会代表)/
木村浩子(呉YWCA We Love9条)/
久野成章(環境社会主義研究会)/
久保まさかず(広島の歴史をみてまわる会)/
坂田光永(原発震災を考える福山市民の会)/
佐々木 孝(第九条の会ヒロシマ)/
沢田 正(ジャーナリスト)/
実国義範(平和を考える市民の会・三次)/
進藤狂介(軍縮問題研究者)/
高橋博子(広島市立大学広島平和研究所講師)/
竹本和友(ピースサイクル広島ネットワーク事務局長)/
竹原陽子(広島花幻忌の会)/
伊達 工(ピースサイクル全国ネットワーク共同代表)/
田中繁行(ピースサイクル呉)/
田中利幸(広島市立大学広島平和研究所教授)/
田村順玄(岩国市議、ピースリンク岩国世話人)/
坪山和聖(市民運動交流センター(ふくやま))/
土井桂子(日本軍『慰安婦』問題解決・ひろしまネットワーク)/
徳岡真紀(子どもを放射能から守る保護者の会みよし共同代表)/
戸村良人(ヒロシマの今から過去を見て回る会)/
豊永恵三郎(被爆者、韓国の原爆被害者を救援する市民の会広島支部長)/
長尾真理子(呉YWCA We Love9条)/
中峠由里(呉YWCA We Love9条)/
永冨弥古(呉YWCA We Love9条)/
西岡由紀夫(ピースリンク呉世話人)/
新田秀樹(ピースリンク広島世話人)/
難波郁江(広島YWCA会員)/
日南田成志(ZENKO(平和と民主主義をめざす全国交歓会)・広島)/
平岡 清(郵政産業労働者ユニオン中国地方本部副委員長)/
平岡典道(ピースリンク広島・呉・岩国)/
平賀伸一(広高教組呉地区支部平和教育推進委員長)/
藤井純子(第九条の会ヒロシマ)/
増見新次(郵政産業労働者ユニオン呉支部長)/
三嶋研二(郵政産業労働者ユニオン中国地方本部委員長)/
村田民雄(市民運動交流センター(ふくやま))/
溝田一成(脱原発へ!中電株主行動の会)/
森瀧春子(核兵器廃絶をめざすヒロシマの会共同代表)/
森本道人(ECRR市民研究会‐広島)/
山田禮正(人民の力)/
湯浅一郎(ピースリンク呉前世話人、当実行委員会前代表)/
湯浅正恵(広島市立大学教授)/
横原由紀夫(広島県原水禁元事務局長)/
吉井信夫(ピースサイクル広島ネットワーク代表)/
吉田正裕(東北アジア情報センター運営委員)/
吉村健次(美しい錦川を未来へ手渡す会代表)/
◆賛同団体
ピースリンク広島・呉・岩国/
広島YWCA/
呉YWCA/
第九条の会ヒロシマ/
ピースサイクル広島ネットワーク/
郵政産業労働者ユニオン中国地方本部/
ピースサイクル全国ネットワーク/
2013年7月26日現在
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