ラジオ大阪 里見まさとのおおきに!サタデー 矢野宏 介護保険改悪?を語る

 永岡です、ラジオ大阪の、里見まさとのおおきに!サタデー、名物コーナージャーナリスト矢野宏に聞く、新聞うずみ火代表の矢野さんのお話がありました。
今日のテーマは介護保険で、日本の介護を変える法案で、衆院でわずか40時間、自公が強行可決したものであり、集団的自衛権で議員はそればかりかとまさとさん指摘され、その影でこんな大事なことがやられているのです。
介護保険は、2000年に出来て、手厚い介護を要らない要支援、要介護の7つに区分して、今回は(1)手厚い介護の要らない人の介護が市町村に移される、(2)特養の入所者を厳しくする、(3)年金年収が280万以上の負担が倍になる。
(1)は、市町村に移ると言うものの、要介護者はもちろんケアが必要で、介護保険の事業でヘルパー、デイサービスのケアがあり、全国一律であったのに、市町村に行くと、国の介護から切り離されて、市町村により介護の差が出て、政府は地域のニーズに合ったというが、野党は市町村により格差が出来るとして反対し、矢野さんも認知症の家族の会、要支援者の介護外し、介護費用が膨らむと反対署名64万を集めて提出した。
大阪にも町の大小、予算規模も違い、全国一律のサービスが受け入れられず、負担が増える可能性もあり、大阪は借金も多く、小さい市町村ではしんどいとまさとさん指摘され、矢野さん、切捨ての可能性ありと言われました。介護を必要としないからいい=切捨て、しかし要支援者はケアが要りそれをしないと症状悪化、地域のニーズに合ったサービスではなく、切捨てなのです。
(2)は、特養の入居者を要介護3以上、全国に特養は7000箇所、50万人で、待っている人が6.7万、こういう人に入居してもらうと言うが、しかし比較的軽い人にも、認知症の重い人があり、要介護3以上は寝たきり、数字ではでてこない重傷者があり、単純に要介護1,2を外したらいいのではないのです。
(3)は、負担が2割と倍になり、来年8月からで、これは5人に1人と多く、年収300未満と億万長者を一緒にしてはいけない、サービスを手控える人が出たら症状が悪化し、介護の負担増になるのです。
まさとさん、これが重いと思う人が多いと言われて、矢野さんも、高校のクラス会、話題は親の介護であると言われました。
こうした法案を通す理由は、2025年、団塊の世代が75歳になり、3人に1人が高齢者、介護保険の利用者が増えて、2000年の3.2兆→8.2兆→2025年には20兆円になると言われ、田村大臣、このままでは介護保険がつぶれると逆切れし、しかし4月から消費税は上がり、社会保障のために上がったはずなのに、負担が増えるのは問題なのです。
だから、ちゃんと参院で審議すべきなのです。まさとさん、矢野さんにパチンと頭を叩かれたようなものと言われました。以上、今週の矢野さんのお話でした。

Categories 介護

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