「イラク戦争における民間地域でのDU弾大量使用。オランダのNPO、情報公開法用い情報入手」(ガーディアン、6/19)

[転送・転載歓迎。重複受信される方、ご容赦ください]
「イラク戦争において米軍は、民間居住地域で劣化ウラン弾を使用。
一般市民への危害を禁じた国際法などに違反
——オランダNPO、情報公開法で位置情報など入手」
『ガーディアン・オンライン』2014年6月19日(以下、抄訳)
 2003年のイラク戦争において、米軍の攻撃機や戦車によって発射された劣化ウラン弾はおよそ1万発に上ったこと、またその位置情報が明らかとなった。PAXがまとめた報告書によれば、これら1万発の劣化ウラン弾は、サマワ、ナシリヤ、バスラなどを含む、人口密集地帯か、その周辺で使用されている。また、1,500発は、戦車などの標的ではなく、軍隊を標的として発射されている。
 こうした事実は、一般市民への危害を禁じた国際法、および、米空軍による「劣化ウラン兵器は、戦車や装甲車など、硬性の標的にのみ使用されるべきである」とする指示(1975年)にも違背するものであると、今回の報告書は指摘している。
 劣化ウラン弾発射のGPS座標(位置)情報、標的リスト及び発射数とともに情報提供したもので、オランダ軍が昨年駐留した地域の劣化ウラン汚染を懸念したオランダ国防省の要請に対し米軍が与えてあったものを、今回、PAXが情報公開法を利用して入手したものである。
 米国防省は、今回の情報公開に関するコメントの要請に応えていないが、ある軍事的関係者は、軍事的標的に関するこうした大変センシティヴな情報をオランダ国防省が公開したことに「驚いている」と述べている。
 PAXによれば、今回の情報公開は、劣化ウラン問題に関する「情報の透明性」を高める第一歩ではあるが、イラク戦争では30万発を越える劣化ウラン弾が使用されたと推定されている。なお、1991年の湾岸戦争においては、約78万発の劣化ウラン弾が米軍によって使用されている。[これは、湾岸戦争だけで、300トン以上の放射性廃棄物・劣化ウランが環境中に拡散されたことを意味する。]PAXによれば、イラクでは、劣化ウラン弾によって300個所が汚染されている。
[今回の『ガーディアン』記事の原文全文は、下記サイトを参照:
 また、PAX報告書 ”Laid to Waste: depleted uranium contaminated military scrap in Iraq”(June 20, 2014)は、下記サイトを参照:
 『終わらないイラク戦争/フクシマから問い直す(勉誠出版、2013)
『劣化ウラン弾/軍事利用される放射性廃棄物』(岩波ブックレット、2013)

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