小出先生 ラジオフォーラム2014/6/21のお話(吉田調書のこと、国民のために情報を出せ)&市民が支えるメディアの可能性 山田厚史さんのお話

永岡です、第76回ラジオフォーラム、今週は放送作家の石井彰さんの司会で放送されました。今週はFMharoに加えて久々に三角山放送を聞きました。スタッフの丸山さんより、小出先生のお話、聞いていて、えっ!としばしばなるので聞いて欲しいとのコメントもありました。そして、巨人が負けました、仏様バンザイ!トラもがんばれ!(野球に興味のない人本当にすみません(笑))

5月24日に石井さん、新潟の十日町市で、ドキュメンタリー番組が新潟総合テレビで放送され、全国でも放映されるもので、11歳の少年が円形脱毛症から全身の毛が抜けて、またネフローゼになり、それでいじめられ学校に行かなくなり、不登校では家の中で引きこもるのではなく、自分でネット新聞を作り、取材もして活躍し、11歳の少年が世界に発信し、新しいメディアの時代が来ている。そして、よくある、「頑張っている障害者」という番組にはしたくないという希望もあり、そういう在りのままの番組を石井さん作られました。

今週のゲストはジャーナリストの山田厚史さん、かつて愛川欽也さんのパックインジャーナルがありましたが終了し、昨年3月よりネット放送局、デモクラTV(http://dmcr.tv/  )を立ち上げられました、そのお話です。山田さんは1948年生まれ、毎日放送のディレクター→1971年に朝日新聞、経済の専門家で、テレビ朝日のコメンテイターになり、今はデモクラTVの代表、自分たちのテレビを作ることの意味です。

デモクラTV、小出先生や今西さんも出られて、デモクラTVをご存じない方への紹介、携帯でも、グーグルでも検索できて、ネットで放送局をやり、動画を配信し、朝日にいたころから、朝日ニュースターでやったパックインジャーナル、14年やったのに、各種問題を土曜日にやって成功し、朝日のスタッフでやったが、黒字にならず、年間1億の赤字でテレビ朝日に売られて、テレビへの一本化というものに、2時間→1時間、さらに生でなくなり、それなら自分たちでやろうと、愛川さんが自分のポケットマネーで始めて、愛川さんの劇団の小屋を利用して、しかし朝日ニュースターの頃から、これを支援する人には共同の財産になり、止めないでくれとなり、愛川さん、もうご年配で、山田さんたちコメンテイターがお金を出してデモクラTVを立ち上げ、パックインジャーナルを引き継ぎ、やれるところまでやるものです。

毎週土曜の午前11時からやっており、山田さんは本当の経済という番組もやり、パックインジャーナルの継続、有料会員で支えてもらい、月1000円→500円、しかし週1回ではなく、様々な分野を持つ人が、自分の持ち味を出して、1時間やっているものです。

土曜の2時間以外に、ストリーミング、デモクラTVで再放送もやり、1年で300本作り、株主政策も7本あり、また日刊ゲンダイとの共同制作もあり、日刊ゲンダイの記者・編集者とのコラボで、今は力の強いものがやる放送を、有象無象のものが世界に届けるものを作り、デモクラTVはロンドン、ニューヨークでも聞かれるのです。

ネットに接続できない人も、DVDで配信しており、DVD会員、1ヶ月2520円で毎週送るもので、500人に送っているのです。

山田さん、デモクラTVでやりたいのは、自分たちでものを考え、私はこう思うと、相互への視聴者とのやり取りをして、そこへ出かけて地方でも番組を作りたいと思っているのです。

後半は山田さんのメディア感です。

 

小出裕章ジャーナル、今週の小出先生のお話。原発事故の吉田調書のことを語られます。山田さんも同席です。

吉田調書のこと、5月20日の朝日のスクープで、政府事故調の検証委が福島の最高責任者であった吉田元所長(故人)について聴取したもので、小出先生はこれについて、当時の事故の経過を注意深く見てきて、吉田氏の話したことの内容に不思議なことは何もなく、しかし改めて読むと当時は緊迫し、3年経ちみんなすっかり忘れたが、本当にひどい事故であり、吉田氏も含めて生きるか死ぬかの苦闘を何日も続けてきたと改めて分かったのです。

所員の9割が第2原発にトンズラして、現場は1割の所員しか対応できず、吉田氏、チャイナシンドロームと言っている、チェルノブイリよりひどいといい、自分たちで制御不能というわけで、小出先生は吉田氏もそうなる危機感の中で、どうしたら所員を被曝から守り、一方で事故の収束もしないといけない二律背反の中にあり、東電本社は何の役にも立たなかった中で吉田氏対応したのです。

山田さん、東電は福島から全員トンズラを企てたと指摘され、吉田氏はがんばったのですが、小出先生、もし全員トンズラしたら、吉田氏の調書より、原子炉への注水の必要があり、それを維持できたから今の段階で留まり、もし作業員が全員トンズラしたら、注水も出来ず、もっとたくさんの放射能が出ていた(今回もムチャクチャな量が出たが)のです(泣)。

さらにドライベントの必要性もあり、格納容器の圧力が上昇し、この事実を公表せず、小出先生の言葉なら、当時事故の進行の中で、「日本政府は住民のパニックを恐れ、住民の被曝よりこれを恐れたと当時も今も思う」。それで、住民がパニックを起こす情報を出さず、そのためSPEEDIの計算結果も隠したわけです。

山田さん、これを情報統制と指摘され、ベントで高濃度のガスを生だししたら大変と指摘され、小出先生、SPEEDIを政府が隠したために住民は被曝し、情報は限りなく公表して、住民に知らせて何をするかを選ぶべきと言われました。石井さん、隠そう、なかったことにしようとする中で、吉田氏の証言について言及され、学ぶべきと言われて、小出先生、吉田氏は福島原発の所長で、最後まで自分の責任を全うした人で、吉田氏は責任のある立場の人で、しかしそんな人が公表を望まなかったから情報を公表しないのはあり得ない、住民のための情報公開と言われました。以上、今週の小出先生のお話でした。やり取り全文は以下にあります。

http://www.rafjp.org/koidejournal/no76/

ここで音楽、山田さんのために、高田渡、値上げです。これも、ユーチューブにライヴの映像がありました。

https://www.youtube.com/watch?v=FT5btS74yJY

後半のお話。自分たちでメディアを作り伝えることで、山田さん朝日の記者、テレビ朝日にも出られて、経済が専門で、日本の経済は良くなっているかについて、何を物差しにするかで、人々の不安はあるが、企業業績は上がり、円安で利益が上がり、円安の効果はあるのに、給与には反映せず、しかし人不足、職のない中求人難もあり、しかし給与を良くしても人が集まらない=労働の質が悪くなり、ひどい労働がまかり通る。

なら、外国の労働者を呼ぶのはいいのか?企業が儲かっているのに末端に行かず、生活も大変で、これがグローバリゼーションの中の日本なのです。

山田さんは世界、地方も見られて、経済を株価、GDPで見るのではなく、指標は自殺が多いのはおかしい、今の社会が生きにくい人が2000年代に増えて、公平な配分、生存権が達成されず、途上国もGDPは増えているが、格差、貧困は増えており、日本もGDPは100年前より増えているのに、人間は100年前より遥かに豊かなのか?人との距離感もあり、自分の将来設計もできないといけない。

会社が倒産し、自分が怪我したときにやり直せず、人間は平等ではなく、生まれた国、親により違い、しかしチャレンジする機会は平等であるべきで、再挑戦するセーフティネットがないとおかしいのです。

経済の現実をテレビ・新聞は伝えず、去年より何%あがったとかではなく、中小企業、自営業に光が当たってるか?消費税を上げ、法人税を下げるのに、中小企業は増税され、誰が儲かっているか?大きな行政は大企業を守っており、もう少し、そうではないところも見るのが経済記者なのに、これをやったら嫌がられる。

情報は、役所、政治家ら権力より来るもので、権力が何をやるのかを書くのが特ダネで、吉田調書ではなく、明日の政治の動きを報じる、リークをもらうのが手柄になり、結局権力がいい思いをする(そのために権力者と記者が仲良くなる)。上から作られた競争を、ジャーナリストがさせられているのです。

ジャーナリズムも旧来ではダメで、朝日新聞も150年、これだけ成功した理由は、モデルは3つあり、宅配制度でニュースを届けるネットワーク、中心に高速輪転機を持ち、政府・記者クラブの情報を持ち、これで50年やってきたのは権力情報を下々に伝えるだけのもので、えさをくれたものに食らい付くもので、しかし今は一人一人がSNSなどで発信し、誰の声を聞けばいいのか、政党などだけでなく、市民からの発信もあり、上意下達型メディア→百家争鳴の過渡期に今あり、デモクラTV、ラジオフォーラムもあり、自主制作もあり、これを続けるべきで、それにはお金の論理もあり、多様性をどう確保すべきか?役所の意見だけでなく、様々な意見をどうビジネスとして定着させるかであり、寄付、持ち寄り、協同組合により、利益の自己増殖だけではない企業のあり方もあるべきなのです。

デモクラTVは市民スポンサーがあり、誰でもなれる。市民スポンサーとの会合もあり、放送を自分で支える自負心が、次につながるものであると言うのです。自分たちでメディアを作り、支える時代であり、ラジオフォーラムもデモクラTVも同じ、時代の転換期で、山田さん、時代を反映し、さらに続くものが出来るのが歴史と言われました。山田さんのお話で、石井さん勇気をもらえたと言われました。

 

みんなジャーナル、鹿児島で4つのコミュニティFMを運営しておられるおおすみ半島コミュニティ放送ネットワーク(http://www.0033fm.net/  )の伊藤ふささんのお電話でのお話がありました。

伊藤さん、4つのコミュニティ放送の場所は、鹿児島県を東側が大隅半島で、番組はネットワークでやり、4局共同の朝の番組もあり、各局のものもあり、特別番組もあり、航空ショーのイベントの駐車場情報(イベントの情報ではなく、交通渋滞もなく行けるようにとのもの)や、流鏑馬のイベント、900年続く10月のイベント、中学2年の男の子が特訓を受けて的を射るもので、それの実況もする。

住民の、地域のテーマによる放送もあり、30番組があり、高校生の作る番組、作っているミュージカルの情報などもあるのです。

4局は2006~2009年に開始し、伊藤さんが参加されたのは、2005年にコミュニティFMとの声が上がり、当時伊藤さん大阪におられて、必要な情報を必要な人に届けるのは難しく、大隅半島に放送局がなく、地元にラジオが出来ると、地域の動き出すきっかけになり、設立準備の事務局に参加し、情報を共有しているのです。

大隅半島には桜島もあり、季節により、火山灰が夏は鹿児島(西)、冬は大隅半島(東)に来るもので、洗濯などに情報が要るのです。

こんな番組を作りたいのは、地元で1500年前の新骨が発見され、横穴式の墓に男性の人骨があり、1500年前のとき、住みやすいところに人は住んでおり、そういう専門的な調査をする人に、過去ここがどういう地域かを放送したいと言われました。今後も、この放送局でラジオフォーラムは放送されます。以上、伊藤さんのお話でした。

 

11歳の少年の作る新聞、デモクラTV、メディアの受け手に留まらず、自分たちで放送局も作り、市民が支える新しい形のメディアが生まれることを石井さん願われました。以上、今週のラジオフォーラムでした。

 

 

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高田渡「値上げ」

 

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