東京都議会塩村文夏(あやか)都議(35)が女性蔑視のヤジを浴びた問題は、海外にも波紋を広げている。海外メディアが批判的に報じ、2020年東京五輪に向けた東京のイメージ悪化を懸念する声もあがる。▼1面参照

「ヤジによって、20年五輪を開催する日本の首都東京に批判が押し寄せた」。ロイター通信は東京発でこう伝えた。日本の女性の労働環境を「出産すれば退職を促されることもしばしばある」などとも紹介した。

米CNN(電子版)は、都議会の動画と共に「女性議員の質問が『自分が結婚しろ』との叫びに遮られた」と掲載。英紙ガーディアン(電子版)は、ヤジを「保守的な自民党の議員が発したと思われる」とし、「sexist abuse(性差別的な人権侵害、虐待)」と批判。「男女格差で後進的な日本の状況を改善しようとしている安倍首相にはやっかいな問題だ」と解説した。米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)は塩村都議のインタビュー記事も掲載した。

東京五輪では、25日に国際オリンピック委員会幹部が準備状況の調査に来日する。舛添要一都知事は「東京の魅力を世界に発信しようと一生懸命している時に『何だ、片一方でこんなことをやっているじゃないか』と言われるのは心外」と語り、東京のイメージダウンを懸念した。(後藤遼太)