法律を作らずに、行政府が「法律の使い回し」と「解釈変更」と「政令」だけで政治を行うことを「独裁」と言います

内田樹@levinassien・1時間
おはようございます。2014年7月1日は日本が自滅への道へ大きく踏み出した歴史的な日
付として記憶されることになるでしょう。これから集団的自衛権発動のための法整備が
始まるはずですが、国会にどこまで抵抗ができるのか。ほとんど期待できないというの
が率直なところです。
法整備で興味があるのは「宣戦布告」と「軍法」についての規定をどこに入れるかです
。日本は憲法上交戦権を持っていないので宣戦布告についての法規定がありません。け
れども、集団的自衛権の発動に際しては宣戦布告をして「中立国ではない」ことを宣言
する必要があります。
宣戦布告を法律で決めることになると、世論のナーバスな反応が予測されるので、内閣
は「宣戦布告は憲法65条に規定されている内閣の行政権の範囲内の行政行為であり、
政令で定めることができるので、法整備を要さない」という言い訳をしてくることでし
ょう(必ず、そうします)。
日本には軍法がありませんが、戦地における軍人の犯罪を制約する法的規定を持たない
まま海外派兵することはできません。でも、これも「軍法」を国会で審議すると国民が
ナーバスな反応をするので、「戦地においても日本の刑法を準用する仕組みをつくるの
で、軍法は特に定めない」ことになるでしょう。
法律を作らずに、行政府が「ありものの法律の使い回し」と「ありものの法律の解釈変
更」と「政令」だけで政治を行う政体のことを「独裁」と言います。日本は定義上、現
在「民主制から独裁制」に移行中です。
Categories 独裁

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