小出先生 ラジオフォーラム2014/7/11のお話(遮水壁を早く作るべきであった、労働者の犠牲の下に作業はある)&もう一つの北朝鮮問題、榊原洋子さんのお話

永岡です、第79回ラジオフォーラム、今週はジャーナリストの石丸次郎さんの司会で放送されました。今週も朝のFMharoと夕方の三角山放送局を聞きました。三角山放送局で、本当に安倍総理はラジオフォーラムを聞いてほしい、聞かないだろうが、とのスタッフの丸山さんのコメントがありました。

石丸さん、7月にバカンスの予定が、そんな余裕が、北朝鮮と日本の拉致問題協議の本格化でなくなり、北朝鮮問題を今回取り扱います。

北が在留日本人の安否調査をするとしており、日本への帰国の問題で、しかし北と日本の合意は敗戦時に残った残留日本人、帰国事業で渡った日本人妻の問題もあります。

今週のテーマは北朝鮮で、脱北者で大阪在住の榊原洋子(ひろこ)さん、在日帰国者と日本人妻の問題について語られました。2003年に脱北されています。脱北したのは娘と息子で、日本で合流、1961年に北に行かれて、北で日本から来た人と出会われました。

北朝鮮の日本人安否調査、日本では拉致のみであるが、北には日本から渡った人がたくさんいて、93000人の在日の方が帰国事業で渡り、日本人妻と子供が7000人います。これも北は消息調査をすると言うのです。

榊原さん、北へ11歳の時に渡り、朝鮮語を学ばずに北へ行き、両親と日本語で会話し、両親は戦前の朝鮮生まれ、方言がきつく、良く聞き取れず、北へ帰国し、日本との違いは、ひもじい思いであり、60年代に配給もあったが、農村は都市と配給の差もあり、農村は前の年の収穫に合わせて配給され、前年が凶作で苦労した。

配給は60~70年代は主食の米の現物も見られず、小麦粉も殻つき、粘り気なし。それもおなか一杯食べられない。北でずっとひもじかった。

都市の配給は月に2回、足りないが飢え死にの心配はなく、互いに貸し借りしてやっていたのです。

北に行っても日本のことを思い出し、北への適応は比較的早く、田舎で、家族が来てもいなくなり、来た家族は子供が亡くなり、その後精神に障害も出て、言ってはいけない体制への不満を言ってしまい、それでいなくなった。

言葉を覚えつつ、現地に適用し、結婚し、都市で暮らし、帰国者の日本人妻との交流もあり、30~40年そこで暮らし、原住民との交流もある。原住民を原ちゃん、アパッチと呼び、帰国者も差別的な呼称で呼ばれており、北では悪辣な日本のことと思い、帰国者は垢抜けしており、それが許されず、憎しみもあったと思われるのです。

石丸さん、北を20数年取材され、日本との習慣の違いもあり、帰国者が蔑まれ、深い溝が埋まらないことに衝撃を受けられました。北へ行った93000人は分からず、帰国事業を考えるべきなのです。

 

小出裕章ジャーナル、今週の小出先生のお話は福島の凍土壁です。小出先生は各地で意見を述べて来られました。

福島原発、汚染水を止める凍土壁、4つの建屋を囲む1.5kmのもの、1550本の配管を地下30m降ろして冷却材を循環させて凍らせるもので、建設費は何と320億、研究開発費=税金でやるが問題もあり、凍らないのです。

小出先生、凍土壁はトンネル工事などの地下水対策で部分的にやるべきもので、しかし今回は1.5kmという大変な大きさ、深さ30mで、過去の技術の枠組みを遥かに越えており、様々な問題が出て出来ない可能性あり+長期間は持たないと発言し、現実はそのとおりなのです(泣)。

凍土壁のアイデア、小出先生は2011年5月に地下に遮水壁を作れと言ったが、地下水との接触を絶つべきもので、これは鉄とコンクリートの壁でどうしても必要であり、これに1000億もかかり、6月の東電の株主総会を乗り越えられない(金を出したら倒産)ので実現しなかった。それから3年で凍土壁、「あまりに遅すぎた」、凍土壁は出来ないかも知れないし長持ちしないから、しっかりしたコンクリートの壁を作るしかなく、これに長期間かかり、凍土壁が早く簡単にできるなら価値はあったが、予想したとおり困難(泣)。

今、黄色信号で、規制委もアカン模様であり、福島事故は人類初の事故で、たくさんのアイデアを集めて一歩一歩やるしかなく、小出先生はアイデアを提供し、融けた炉心を冷やすためにひたすら水を入れ汚染水が溢れて、どうにもならなくなった。水はもう止めるべきと1年前から言っており、別の冷却方法に早急に切り替えるべきで、建屋の地下のトンネルにたまった水を早急に抜くべきで、これも難しい作業であるが早くやらないといけない。

地下水が汚染水と混じりあうが、地下水の大半は敷地に降った雨で、敷地の舗装、屋根などで雨の流入を防ぐ必要があるのです。しかし、コンクリート壁の完成には作業員の被爆が心配で、福島は放射能の沼、ちゃんとした作業・対策で労働者は被曝し、労働者は東電の社員ではなく何重にも下請けの社会の底辺の人であり、小出先生心苦しい。

本当にもどかしく、誰かが犠牲にならないと汚染水問題は前進しないのです。以上、今週の小出先生のお話でした。全文は以下にあります。

http://www.rafjp.org/koidejournal/no79/

 

ここで音楽、榊原さんの選曲、フランク永井の有楽町で逢いましょう、11歳で北に渡り、当時覚えている曲で、帰国者が朝鮮語で歌っていたものです。1958年の歌、これも、ユーチューブにありました。

https://www.youtube.com/watch?v=7Nog3QNmCq4&feature=kp

 

後半のお話、日朝協議で、北朝鮮問題は拉致だけでなく、帰国事業もあるのです。

小泉氏の2002年の訪朝は、北では大きくは報じられず、停電でテレビが写らない。ニュースもやっていなかった、北では都合の悪いことは報じない。小泉訪朝は労働新聞で知り、これも広範囲で報じられず、個人の家庭には流れず、北が悪いとは書かず、国民にも知らせない。

北に帰国した方、その配偶者、日本人夫、妻は、日本への思い、いつも集まって歌い踊るが、30~40年たち北の方とも親密になるのに、それほど馴染めない。北では、小さな日本を作り暮しており、婚姻も帰国者同士でやる。

ここでお電話、北朝鮮帰国者の命と人権を守る会(http://hrnk.trycomp.net/ )の事務局長、三浦小太郎さんのお話です。

全ての日本人の安否調査をすると北は言うが、日本人配偶者(男性も含む)のことをやるのはありがたく、日本政府にも感謝して、帰国事業は1959年に始まり、日本国籍者、日本に戻る権利を持ち、向こうで出来た子ども、孫も戻る権利がある。意思確認は北では出来ない。90年代に一時里帰りしたが、北を賞賛して帰り、子供が北にいる=人質に取られていて自由な発言は出来ない。この方々を、日本国籍者とその子孫を日本に戻して、北に戻るか、日本に帰るかは意思確認が日本でやるべきなのです。

日本人配偶者、北で生まれた子孫の安否調査も必要であり、言いにくいが、この中に悲劇的な死を遂げた人、牢獄に入れられた人も出してもらう。北に渡った人で、夫は収容所に入れられ、脱出しようとして殺された例もあり(アムネスティの調査)、安否調査は、過去の悲劇の調査もいるのです。

日本から渡った配偶者は少なくとも1800数十人で、この方たちがどうしているか、この子供たちはどうするか、とりあえず日本に返す意思決定をして欲しいのです。以上北朝鮮帰国者の命と人権を守る会の三浦さんのお話でした。

榊原さん、日本に脱北者は200人以上いて、榊原さんの近くにも二人いて、その家族は北で迫害され、日本人が北に戻ると宣伝効果もあり、日本に脱北した日本人妻の平島さん、再び北に戻り、北に残した家族が電話をかけて戻って欲しいとなり、子供恋しさに戻った。

今回、北が全ての日本人の安否調査をするが、北で生まれた子供たち、日本人妻の全ての調査が必要で、榊原さん、拉致被害者だけならそんな調査はいまさらと白々しい。日本人妻の安否を調査とはありがたく、これが議題に上ったのはありがたいのです。

 

みんなジャーナル、ホームレスの方が自立支援のために販売しておられる雑誌「ビッグイシュー」10周年について、共同代表の佐野章二さんのお話がありました。石丸さんは京橋にお住まいで、久々に販売員に会われて、マイケル・ジャクソンの表紙が6月15日号を買い、創刊から10年です。

http://www.bigissue.jp/

佐野さん、ホームレスにカンパするのではなく、ホームレスの自立のためで、運営は販売者1543人登録、卒業したのが170人、仕事を見つけて、家も見つけて自立した人であり、部数は2.5~3.5万部。販売者一人1日20冊、1号200~250冊ほど売れて、1部3502円のうち販売員に180円が収入になり、これを貯めてアパートを借りて、新しい仕事を探してもらうのです。

販売員、出会いは、最初は説明会をして集めて、現在は全国で136人、町で売っており、販売者に声をかけてもらい、大阪でも26箇所で売り、販売員を通じてコンタクトを取ってもらう。

ビッグイシューはNPOではなく有限会社で、佐野さん、雑誌を月2回作るので、たくさん売れないといけないし、事業を大きくする=ホームレスの意欲を駆り立てるもので、これ、当初売れないと言われていたが、そのためには事業会社のほうが結果が早く、収益を上げて発展することを選び、今年4月末に累計634万冊売れている。販売者に9億提供し、今年度で10億になり、事業を大きくして、ホームレスの人に収入を提供する。

会社の採算は10年たち安定しているが、累積赤字は2800万、最初は4500万で、あと3,4年で単年度黒字にしたいとがんばっているのです。佐野さんも、様々な社会問題をやりたいという若い人が出てきて欲しいと言われました。

ホームレスの形態も変わり、昔は釜ケ崎、今は若い人で、佐野さん、ホームレス問題の特色は、当時者が若年化し、増えている。全体の、おじさんホームレスは高度経済成長を支えた現場で働かれた人で仕事に誇りを持っているが、若い人は仕事の経験・誇りもなく、ビッグイシューの販売も続かず、引きこもり、ニート、フリーターも、家がなくなれば路上になるので大問題なのです。

ビッグイシューは1冊350円、皆さんも購入してください。以上、佐野さんのお話でした。

なお、少し古いお話ですが、ビッグイシューの6月1日号は、海の放射能汚染の特集です。

http://www.bigissue.jp/backnumber/bn240.html

 

今日は北朝鮮問題、日本も植民地支配の清算は終わらず、北に渡った方の日本人妻、配偶者、子供たちの安否の調査を石丸さん願われました。榊原さん、北で過ごされた40数年、日本に来て良かった、脱北をためらったが、北で過ごされた時間ももちろん全て否定するものではないが、今後の日朝協議、人権の観点からも見て生きたいと石丸さん締めくくられました。以上、今週のラジオフォーラムでした。

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