沖縄知事選:自民中央と地元のねじれ深刻

毎日新聞 2014年07月19日 00時31分(最終更新 07月19日 02時30分)

沖縄県知事選を巡る自公両党の構図
沖縄県知事選を巡る自公両党の構図

沖縄県知事選(11月16日投票)へ出馬する意向を表明した仲井真弘多(ひろかず)知事(74)に対し、自民、公明両党の中央と地元の「ねじれ」が深刻化している。米軍普天間飛行場(宜野湾市)の県内移設容認に県民の反発は根強く、自民党本部は仲井真氏の3選を疑問視するが、自民県連は来週に仲井真氏の擁立を決める見通し。「県外移設」を掲げてきた公明党県本部は仲井真氏支援に難色を示し、公明党執行部は秋に判断を先送りする構えだ。【佐藤敬一、高本耕太、高橋恵子】

「(条件は)かなり整ってきた。もう天井まで来ているような気がする」。仲井真氏は18日、沖縄県庁で開いた記者会見で、独特の表現で3選出馬へ強い意欲を語った。また「自民党本部の選挙に関わる人たちの考えを直接確認してみたい」と述べ、石破茂幹事長らの意向をただす考えも示した。

自民党県連は18日の役員会で、26日に擁立を正式決定し、出馬を要請する方針を確認した。仲井真氏周辺は「知事は状況が厳しければ厳しいほど、自分がやらなければいけないという思いだ」と明かす。

安倍政権の意向を受けて県内移設容認に踏み切った仲井真氏への評価は、政府・自民党内でも高い。だが知事選で敗れれば移設が再び難航する可能性があるうえ、滋賀県知事選に続いて敗北すれば、政権へのダメージも大きい。

このため石破氏は今月4日、沖縄県連所属の国会議員との会談で「3選は難しい」と慎重な対応を促したが、仲井真氏擁立で固まりつつあった県連は反発。他に有力な候補が見当たらないのも事実で、党内からは「石破氏が直接仲井真氏と話すべきだった。やり方が下手だ」と苦言も漏れる。一方、県連が公明党との調整を党本部に委ねる考えを示したため、石破氏周辺は「地元で調整もせず、既成事実を作るのは無責任だ」と批判。両者の溝は埋まっていない。

 ◇公明は様子見

与党・公明党の対応が定まっていないことも事態をさらに複雑にしている。公明党県本部は、昨夏の参院選では普天間の県外移設を独自に公約。県内移設反対派が擁立を目指す翁長雄志(おながたけし)・那覇市長(63)とのつながりも深い。「見切り発車」で仲井真氏擁立に踏み切る自民党県連は「知事選も当然一緒にやっていく」(幹部)と、公明側に理解を求める姿勢を強調する。

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