『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』に触発されて
大津さん、皆さん
共産党単独政権という目標は、共産党にとっても、現在の有権者・市民にとっても、とてもとても遠く及びません。改憲阻止できる3分の1の確保ができれば大したものです。
その選挙制度改正を優先すれば、政党評価は違ってくるはずです。民意を歪めながら自民を利する小選挙区制を支持し、沖縄県民の民意を切り捨て続けている共産・社民以外の政党に考えを変えてもらうことが、本州でも沖縄のような選挙共同を実現していくための道を切り開くことにつながります。
海江田さんは当初、政策抜きで「野党」選挙協力を、と語っていました。主権者が主権者としての力量をつけないまま、こうした「野党」にお任せ民主主義の期待を抱くだけでは、どうしようもありません。
自民対野党という構図も、自民対共産という構図もまったくピントがずれています。民主主義の前提である選挙の正当性を確立するための運動と、そうした観点での政党評価が必要だと考えます。
太田光征