19日の記事の追跡的記事が、きょうの中日新聞1面に載りました。
大阪学院大・村井敏邦教授(刑事法)のコメントが載っています。
「警察が長年にわたり、組織として秘密裏に使用してきたことを裏付ける資料だ。法的な根拠がない中、内規だけで運用を正当化することは、許されない。」
★中日新聞 2014年12月30日 朝刊
GPS捜査06年に通達 警察庁、監視の手順定める
☆東京新聞 2014年12月30日 朝刊
GPS捜査 全国で運用 警察庁が要領通達 監視対象車に設置
名古屋大の愛敬浩二教授が、2014.12.28付け中日新聞「中日新聞を読んで」でこのGPS問題に言及しています。(添付)
”「警察監視社会」への懸念”。
27日付け岐阜新聞には、(県内各地の市長などの抱負と並んで)、岡真臣・岐阜県警本部長の「『強い警察』を推進」という決意表明(?)が載っていました。(併せてスキャン)
フツーこういうときには「愛される警察」とか耳に心地よいフレーズでいくでしょうに、「強い警察」かよ-。
12月14日の
原田宏二さんを大垣にお招きしての学習会のテーマ”どんぴしゃり”みたいなことが愛知県で起こっています。
今朝の中日新聞一面トップでした。
★ 中日新聞 2014年12月19日 朝刊
「県警が無断で車にGPS」 名古屋の男性、愛知県を提訴
位置情報を高い精度で取得できる衛星利用測位システム(GPS)端末を、愛知県警が無断で車に設置し行動を監視されたとして、名古屋市の男性が愛知県を相手に百四十三万円の損害賠償を求め、名古屋地裁に提訴していたことが分かった。プライバシー権の侵害を訴えており、代理人弁護士は「令状主義に反した違法捜査だ」と主張。県警は取材に、一般論として捜査にGPSを使用する例があることを認めた。
GPS端末を行動確認などの捜査で使う例は、一部の他県警で判明しているが、損害賠償を求める訴訟は全国初とみられる。
(後略)
★ 朝日新聞 2014年12月19日11時58分
愛知県警が無断でGPS 男性が提訴、県は棄却求める
★毎日新聞 毎日新聞 2014年12月19日 東京夕刊
提訴:愛知県警の捜査「無断でGPS」 男性が県を
令状なんてなくても平気、「必要だ」と考えれば何でもやれる、と考えている警察が、秘密法違反事件の「捜査」を行うことになります。
こういう警察が「秘密保護法違反という犯罪の予防」も行うのだろうし、(実行行為がなくても)「教唆」や「共謀」容疑を捜査する・・・・・
仙台で控訴審の結審間近となっている情報保全隊訴訟では、国は「反自衛隊活動を行うような団体や人物は自衛官に情報漏えいを唆すかもしれないから監視して当然」という理屈をこいたそうです。
この理屈で言えば「政府の外交・防衛政策に反対するような団体や人物は、秘密保護法違反を唆すかもしれないから監視して当然」???
既報
•12月14日学習会「『秘密保護法』 警察の本当のねらいとは?」[ 2014-12-17 19:16 ]
8000回近く再生されている原田さんの講演の動画。わかりやすいです。オススメ。
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