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2015年1月27日
通常国会が、26日召集されたが、安倍首相は、所信表明演説を見送った。衆院選を経て新内閣が発足した後は、所信表明を行うのが慣例だ。しかも、日本は今イスラム国による人質事件でテロに巻き込まれている最中である。
危機への対応はもちろん、雇用ルール見直し、農協改革……何より今年は戦後70年の節目でもある。安倍が語るべきこと、安倍首相に聞きたいことは山積みだが、なぜダンマリを決め込めたかといえば、岡田民主党がダラしないことに尽きる。
18日まで代表選で頭がいっぱいだったとはいえ、国会召集までの1週間は何をやっていたのか。
「15年度予算案の早期成立を目指す自公与党がダメモトで『26日は財政演説』とだけ提案すると、民主党はその提案の意図を踏まえず、受け入れてしまった。共産党が『所信表明演説をやらなくていいのか』と2回も注意したにもかかわらずです」(自民党議運委関係者)
民主党は総選挙後に前任者の川端達夫氏を衆院副議長にタナ上げしたきり、長らく国対委員長ポストを空席にしてきた。国対委員長代理の安住淳氏は「首相の交代もないのに、所信表明を要求しないのは異例ではない」と言い訳するが、そんなのは平時の発想だろう。
所信表明の見送りが決まったのは16日。20日の人質事件発生後に容認方針を覆して、安倍に所信表明を再度求めてこそ、有事の発想だ。岡田民主党は国民がテロに巻き込まれているという認識があるのか。こんな頼りない野党第1党が「政権交代を目指す」なんて夢のまた夢だ。
「民主党は、昨年の衆院選で自民党を大勝させ、数の力で圧倒的に劣っているし、代表選でも岡田さんは辛勝。新代表の下、党内の総意も出来上がっていない。そのため、新執行部も自信を持って行動できないのでしょう。人質問題で政府の対応を批判したくとも、そこまで迫る力がないのが実情です」(政治評論家・有馬晴海氏)
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