中東の対日観に根本的変化 ―東西アジアで一体化の恐れ―

以下のような状態で憲法改悪、基本的人権を無くす日程は迫っています。どのような市民ネットワークで阻止して行くのか。もはや時間はありません。大津k
【「日本会議」が全国47都道府県に「憲法改正を実現する県民の会」を設立。4月の統一地方選挙で自民圧勝なら改正が加速!】
「安倍晋三内閣は憲法改正のために成立した。最後のスイッチが押されるときが来た」
昨年10月「美しい日本の憲法をつくる国民の会」設立総会で、衛藤晟一首相補佐官(当時)が言った言葉です。
その目論見通り、年末の解散総選挙でも2012年衆院選同様の勢力を維持して3分の2超の議席を占有。憲法改正が現実味を増してきました。
「美しい日本の憲法をつくる国民の会」共同代表は、櫻井よしこ氏、田久保忠衛・杏林大名誉教授、日本会議の三好達会長(元最高裁長官)。
母体は、当然「日本会議」です。
改憲のための国民投票を平成28年の参院選に合わせて実施する計画が着々と進んでいます。
「国民の会」は、全国47都道府県に「県民の会」を設立する予定。
賛同人には、市田ひろみ氏、桂由美氏らの服飾関係者から、大学教授人、日本軍創設を主張する百田 尚樹氏といった文壇・言論界から、リニアでお馴染みの葛西 敬之氏(JR東海会長などの財界人まで、ずらりと並んでいます。
また、「憲法改正を実現する1000万人ネットワーク」を開設、ウェブで賛同者を募っています。
統一地方選挙で、自民党の市議会議員・県議会議員が増えれば、各県で「美しい日本の憲法をつくる県民の会」結成が進むことは間違いありません。
今、私の住む北九州市では市長選の真っ最中ですが、現職の北橋市長が麻生太郎氏からニンジンをぶら下げられ、民主から自民に鞍替え。当選確実視されています。その北橋氏を、民主も支持すると言うデタラメさ。
このように、地方も中央からの圧力で「自民党化」が進んでいるのです。
どうか皆様、地元の動きに注目してください。
◆「美しい日本の憲法をつくる国民の会」
https://kenpou1000.org/about/
◆「憲法改正を実現する1000万人ネットワーク」
https://kenpou1000.org/
◆日本会議HP
http://www.nipponkaigi.org/
_______________________________転送します。

吉田証言など一切関係なく安倍首相や櫻井よしこ氏の慰安婦ヘイトスピーチと二枚舌が国際的に批判されている(井上伸)
http://bylines.news.yahoo.co.jp/inoueshin/20140918-00039211/

太田光征

邦人人質事件を読み解く 東大名誉教授 板垣雄三

中東の対日観に根本的変化 ―東西アジアで一体化の恐れ―

今回の事件は、日本と世界が大きな曲がり角に直面している現実を突きつけた。
広い視野で事件を捉え直す必要がある。

日本国内では、先月の安倍晋三首相の中東歴訪は、
戦後70年の節目に際し、日本が中東の安定に貢献し、
グローバルな役割を果たすという文脈で説明されてきた。

しかし今回、中東の安定とは違う展開をむしろ招いた。
つまり、シリア内戦で欧米が作り出した「お化け」であるイスラム国が、
国際政治の一つのアクター(行為者)として機能する
既成事実づくりを日本は促進した。
「国ではない」と日本政府が強調するイスラム国が、
今やリアルな存在になってしまったのだ。

こう指摘する根底には、日本政府のメッセージの中身と
発 信の仕方に関する重大な問題がある。

イスラエルのパレスチナ占領を警告した1973年の
二階堂進官房長官談話以来、歴代政府は中東の市民の間に
「日本は欧米とは違う」との印象を確保し続けてきた。

2001年からは当時の河野洋平外相の提唱で、
日本とイスラム諸国の知識人が「イスラム世界との文明間対話」を行い、
日本は欧米とは違うとの認識を分かち合ってきた。
だが、このプロセスは民主党政権下の12年末に打ち切られた。

さらに第2次安倍政権の発足後、イスラエルとの関係強化が
世界的に見て際立ち、その象徴が先月の首相中東歴訪だった。
首相はイスラエルに多くの時間をあて、ホロコースト記念館で
「特定民族を差別し憎悪の対象とするこ とが人間をどれだけ残酷にすることか」
と語ったが、パレスチナ人の民族浄化や追放である
「ナクバ」には触れなかった。
イスラム世界は日本の立ち位置が大きく変化したと観察したに違いない。

首相はその上、人質事件の表面化を受け「テロに屈しない」
との態度表明をイスラエルの国旗を脇に行った。
もちろんこれは政府だけの問題ではない。
日本のメディアや識者の多くもなぜか、イスラエルのことには触れない。
ここに大きな落とし穴がある。

これでは首相がいくら「国際社会とともに」と繰り返しても、
日本が言う国際社会とは
「欧米であり、イスラエルであり、有志国連合に加わる穏健イスラム諸国
の政府である」とイスラムの市民は認識することになる。
逆にイスラム国は今回、日本を新たな「敵」と位置づけることで
国際政治における存在感をつくりだし、世界のムスリム市民に、
従来とは違った対日観を植え付けることに成功した。

さらに問題なのは、対日観をめぐって、
東アジアと西アジアの「一体化」が促されてしまったことだ。

東アジアの近隣諸国とは歴史認識問題を抱え、
真の意味での戦後70年の総括をできない日本。
そんな日本だが、西アジアないし中東では、ムスリム市民はこれまで、
被爆国で平和国家の日本に敬愛の念を抱いてきた。
それが今回の事態を受けて根本的に変化し、
東西アジアの日本に対する認識が負の方向で合体する恐れがあるのだ。

拘束された日本人2人がいることが分かっ ていたにもかかわらず、
それをなおざりに、中東を訪問したとの印象がぬぐえない。
しかも発信されたメッセージが不用意に組み立てられたことに
最大の問題がある。
戦後70年を迎える日本のありようがアジアの東西から
緊張感をもって問われている。

×   ×

いたがき・ゆうぞう 31年東京生まれ。
専門は中東・イスラム研究。著書に「イスラーム誤認―衝突から対話へ―」など。

(信濃毎日新聞 2015年2月3日掲載)

MLホームページ: http://www.freeml.com/uniting-peace

_____________________________
コメント:命より金・99。9999%より0.0001%・時代錯誤・我利我利亡者・小児短見・好戦軍事の日本・世界を滅ぼすアベコベ・アベノミスに対して全国民的・全アジア的・全世界的な草の根・衆生生命の反対運動・を展開しましょう!坐禅は見せかけ・国粋は宣伝(仏陀の教えに反し・国民99%棄民)だけです(目覚めた人・国民一般は真理・倫理を!)。金・物・力から命・心・真へ(五過:錯誤・束縛・差別・搾取・殺戮から五福:覚醒・自由・平等・博愛・平和を!)。

Leave a Reply

Fill in your details below or click an icon to log in:

WordPress.com Logo

You are commenting using your WordPress.com account. Log Out /  Change )

Twitter picture

You are commenting using your Twitter account. Log Out /  Change )

Facebook photo

You are commenting using your Facebook account. Log Out /  Change )

Connecting to %s

%d bloggers like this:
search previous next tag category expand menu location phone mail time cart zoom edit close