報道するラジオ2015/2/27 沖縄で何が起こっているか、浦崎直己さんと前泊博盛さんのお話

永岡です、報道するラジオ、今週も毎日放送アナウンサー水野晶子さんの司会、ジャーナリスト・元毎日新聞論説委員の平野幸夫さんの案内で放送されました。

今週のテーマは久々に沖縄で、ご存知のように辺野古反対の男性が米軍に拘束されました。政府が放り込んだブロックで珊瑚が破壊され、沖縄県は許可した範囲を超えていないか判断するとして、許可を超えたら、翁長氏は埋め立てを取り消すとして、政府は問題ないと開き直っています。

そして、基地反対のテントも、菅氏、撤去させると言うのです。

これで、辺野古反対の市民がゲート前で逮捕された件(問題の写真は沖縄タイムスのHPhttp://www.okinawatimes.co.jp/photo_detail/?id=104194&pid=428339  にあります)、ご覧のように、市民が警官に引きずられ、引きずっているのは日本人であり、米軍基地の職員で、この写真の意味を、これを撮られた沖縄タイムス記者の浦崎直己さんのお話がありました。浦崎さん、お電話でのお話です。

2月22日、集会は午後1時から辺野古・キャンプシュワブの前で、新基地反対の集会を予定し、2800人の県民が参加され、この集会は午後の予定なのに、市民は昨年より抗議運動を始めて、年明けにボーリングが始まると24時間で監視、沖縄タイムスも24時間体制で取材し、この拘束は男性二人、沖縄平和運動センターの方で(浦崎さんは実名を挙げられましたが、私は実名報道の必要はないと考え、匿名とします)、午前9時に拘束された。

その時に、朝7時半から市民40人が工事車両を阻止するためにいて、普段いない米軍の警備員が現れて現場も緊張し、市民とのにらみ合いで、警備員の手が伸びた。これを浦崎さんは写真に撮られて、男性がマイクを持ち、米軍警備員に対して、市民に落ち着くように言った。

市民も、米軍が来て興奮し、にらみ合い、何しに来たとなり、にらみ合いの中で男性を拘束した。つまり、男性は市民に語りかけたのみで、9時4分20秒、にらみ合いもあり、その際は何もなかったのに、男性は落ち着けとしていたら、警備員が手を伸ばして、もみくちゃにされ、場に緊張感が走り、しかし収めているときに、米兵に一気に連れて行かれたのです。

連行したのは、米軍の雇っている現地の警備員で、普段だと、ゲートのチェックをしている人で、仰向けにされて、ゲート内に連れて行かれたのです。米軍が引きずり込んだのを浦崎さん、ご覧になり、さらに、県警の職員にも米軍は支えられ、沖縄県警に拘束されたのです。

男性は米軍警備員に捕まり、顔は服も裏返され、その後、ゲートの中に連れて行かれて、奥に連れて行かれて、米兵に手錠もかけられ、拘束された(北朝鮮やイスラム国もアメリカには真っ青だ)。もう一人の男性も連れて行かれた。

沖縄県警は、この後の取材では、事前のこともなく米軍がやり、県警は現場を押さえただけというのです。

この逮捕、浦崎さんは、黄色い線を越えたから逮捕したと、警備特別法違反というものの、超えていたのは一人だけでなく、整合性なし&後ろから米軍がつかみかかり、狙い撃ち=抗議の前に、集会つぶしのための米軍のやり方と市民は感じています。

男性はもちろん自らキャンプ内に入ることはなく、場を収めていたのです。

なぜ逮捕されたのか、なぜ米軍はこんなことをしたのか、浦崎さんの推測は、米軍も抗議行動に苛立ちがあり、ゲート横にテントもあり、24時間体制で警戒していたのに、これの撤去も言われて、これまでにない動きであるのです。

今までは、普段の抗議行動については、米軍・沖縄県警は、夏以来、市民が抗議し、デモをして、民間の警備員・県警がいたものの、警察の指導・警告があったが、米兵が出てきたのは、初めてなのです。

米軍が過去にない態度に出た理由は、浦崎さん、タイムスの取材で、沖縄の高官が、市民運動に対応しろと、今年1月上旬に言い、市民排除の必要性を言っていたと、沖縄タイムスの取材がありました。米軍と安倍政権の連携は、アメリカの強硬姿勢で、日本も沖縄県民弾圧を強めたわけです。

日本政府は沖縄県民を守らず、日本政府も工事を進めるとして、ボーリングも再開され、国交省の事務所もテント撤去の指示を出した。

事件への沖縄県民の反応は、萎縮ではなく、怒りが強まり、アメリカ、日本政府への抗議が強まるのです。

翁長知事が当選し、辺野古阻止を開始し、これに対して県と政府の対決があり、現場も拘束、逮捕で、怒りをもっています。以上、浦崎さんのお話でした。

 

後半のお話、安倍総理と菅長官は、翁長知事との面会を拒否しています。仲井真氏とは50回以上会ったのに、です。その上沖縄振興予算を減額しました。これについて、お馴染み、沖縄国際大の前泊博盛さん(元沖縄タイムス記者)のお電話でのお話がありました。

2月22日の男性不当逮捕、米軍に反対運動のリーダーが拘束され、これの意味を前泊さん、「日本の主権が侵害された日だ」と言われ、規制線の外にいたのに拘束され、日本政府も米軍に抗議しない、米軍による、勝手な身柄拘束なのです。

これに、法律の根拠は、刑事特別法、米軍基地に入ることを禁止した法律があり、これで基地を守り、これを悪用したものなのです。

日米地位協定があり、これに基づくもので、しかし今回は本土の報道はないものの、映像もあり、背中を向けていた人に下がれといった人を拘束&暴力で、こんなことをされたら、日本国民がこれでやられるなら、一般人も萎縮する、「北朝鮮の拉致と同じ」。

沖縄では、これの適用は何と2度目で、しかしゲートの外で、沖縄の主権は侵害され、名護市も引き渡されて、法的な根拠はなく、釈放した。

こんな、無理やり拘束するのは、強引なものであり、逮捕権乱用であり、米軍はこういうことをしたのに、本土の日本人が怒らないのはおかしいのです。戦後70年、なぜ基地が要るか+新しい基地はおかしいと言ったら弾圧された=リンチであるのです。

手錠をかけたのは、法律の適用としては、危害も加えていない、米軍を妨害していないのに、逮捕は今回が初のケースなのです。

リスナーより、キャンプシュワブに引きずり込まれる写真を見て、米軍の警備員がなぜ日本人かと質問があり、前泊さん、基地従業員で、この人たちの給与は日本が払い、しかしアメリカは米兵、MPを使わず、日本人を使って日本人を抑圧し、アメリカは火の粉をかぶらない。

日本人の警備員も沖縄県民で、沖縄同士を争わせ、これは基地の従業員の労組も大騒ぎになり、日本人を自ら弾圧したら、基地で働く9000人は県民に顔向けできず、緊急会議→防衛省に抗議したのです。

これで大騒ぎになり、労組幹部に聞いたら、彼らも驚き、しかし立場は弱く、命令を聞かないと解雇され、従わざるを得ない。組合も怒っておられます。

今回は、1月にアメリカの幹部が指示して、前泊さん、事件の2週間前で、オフレコに近い話、米軍の幹部で、反対運動が長く続くことを不愉快に思い、兵隊も日本を守っているつもりなのに、歓迎されない=やっている仕事は,話が違う、我々は招かれていないと思い、歴代国防長官も、歓迎されないところにはいないと言ったので、基地司令より、このままだと基地フェンスを破られる、日本政府に、反対運動を潰せと司令し、日本政府は、沖縄防衛局他の組織に、反対運動の駆逐を指示した。

それで、テントは夜中に帰ったときに撤去され、フェンスの内側に捨てられ、米軍に、このままだとフェンス内に入られると、危機感を基地で持っていて、前泊さんもそれを米軍司令官から打診され、前泊さんは、そこまでやらないと答えられたのに、司令部は、このままだとやられると、恐怖感を持ち、これ反対運動のリーダーを拉致した。

こうしたら、反対運動を止められるとアメリカは思っていたが、もちろん逆効果で、沖縄は怒り、日本は宗主国=アメリカ、日本=属国(マコーミック教授)=主権なしと見られて、主権国家の中にこれだけ外国の基地があるのに、ものを言えない。

辺野古は新しい基地で、その役割を日本国民は知らず、政府は普天間代替と言うが、日本の政治家は歴史を勉強せず、2013年4月28日の主権回復の日に天皇陛下万歳の式典を行ったのに、沖縄は怒り、主権は沖縄になく、奄美とともに沖縄は切り捨てられ、4・28は沖縄が日本から切り捨てられた屈辱の日。

なのに、安倍総理は4・28を主権回復として、沖縄は怒り、全沖縄も、安倍政権に怒りを上げ、61年の節目への疑問もあり、講和条約の日をなぜ祝うのか?

4・28は安倍氏も菅氏も、沖縄が切り捨てられた日と知らない!

そして、安倍氏は翁長氏と会わず、前泊さん、仲井真氏と異なり、言うことを聞かないためと言われて、政府には会わずとも問題はなく、平野さん、沖縄の怒りは増えると指摘され、前泊さん、国家権力のえげつなさを沖縄だと実感され、海保は国民を本土では助けるが、沖縄では反対運動を制圧する組織で、カヌーの人を拉致する、海上「不安」庁。

警察も、沖縄を弾圧するためのものです。振興予算も減らされて、沖縄には、仕方ないと前泊さん言われて、減らされて、他のものは自分で稼ぐという、安倍氏の親心との皮肉とも沖縄は言うほどで、それで切られる額は決まり、メディアも安倍政権を支え、しかしそれだけ減っても、沖縄は大丈夫、民間活力でやれる。

予算による締め付けの恫喝を安倍政権はして、沖縄の怒りは収まらず、翁長知事は、あめと鞭の政治=日本は民主主義ではないというのです。

平野さん、翁長氏、環境アセス再検証をしていると指摘され、これにより工事をとめられるかと聞かれて、前泊さん、政府は都合の悪い法律を変えて、太田知事時代に特措法でやられて、地主に代わり市町村長、県知事のサインでOKにされ、今は国交相のサインで出来る。

横浜で、ベトナムで壊れた戦車の修理・積み出しに、道路の使用許可を出さなかったら、政府は半年後、法律を変えてごり押しした。

今回も、翁長知事が抵抗しているが、埋め立てを翁長氏が否定しても、政府が法律を変え、「この国の民主主義の程度はその程度」。

 

民主主義は選挙で選ばれた人の意見をそんちょうするのに、名護市長選+名護市議選+県知事選+総選挙でNOと言っても、日本政府は無視するのです。以上、前泊さんのお話でした。

 

今週は沖縄の話で、リスナーより、基地に侵入しているという声、逆に引きずり込まれて、不当拘束とあり、平野さん、これまで強権的なことをしていなかったのに、沖縄の怒りは高まり、安倍政権は強引で、安倍氏の訪米時にエエかっこうしたいからであり、しかしこれはさらに現地の怒りを増やすと締めくくられました。

 

もうお分かりでしょう、これは沖縄だけの問題ではありません、前泊さんや、矢部宏治さんの本にあるように、日本は全土、どこに基地を作られても文句は言えない、アメリカの植民地で、安倍政権はその手先に過ぎません。

この内容、例により、私に無断でいくらでも拡散してください、沖縄に犠牲を強いたら、日本は破滅で、日本を売り渡す安倍政権を許してはいけません!

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コメント:彼も人なり、我も人なり。全ての生命体は40億歳の命の尊厳を持って平等です。安倍・オバマ何する者ぞ?!主権者一人一人が架空の国家(国家の名を利用する政治屋)に立ち向かう時が来ました。権力は国家の名を語りますが、納税・献金(一票の平等の為に廃止すべし)が無ければ無力・無能です。金ロボットと決別しましょう!!!

 

 

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