毎日放送VOICE 火事の際は姿勢を低くして!他

 永岡です、毎日放送のニュース「VOICE」で、防災関係の小特集がありました。

神戸で、火災の際の避難の訓練があり、煙に巻かれたら、ともかく低く姿勢を取るのが大切と言うのです。理由は煙に一酸化炭素があるためで、一酸化炭素は空気より軽く、しかしこれを吸うと麻痺して、災害時に大変なことになると、神戸市の消防の方が指摘されました。
神戸では火災の非常事態になっており、1月と2月の火災の死者は13件、これは昨年1年間の死者数と同じ、一昨年1年の死者数を越えており、しかし乾燥など、火災の増える特別な要因はないそうです。そして、死者のうち11人が高齢者です。
さらに、全国では、火災の件数は減っているものの、高齢者の犠牲者は増えており、昨年では犠牲者の実に7割が高齢者です。
これに関して、火災時に、一酸化炭素が出て危険で、火災時に、煙にまかれたら、ともかく地を這うようにしても、一酸化炭素を吸わないようにと、消防の方のお話がありました。
この前、東京の高層マンションで火災があり、40年前の1975年、タワーリングインフェルノという高層ビルの火災パニック映画が大ヒットし、主役のスティーブ・マックイーン演じる消防士が、当時、完璧に消せるのは9階までなのに、お前たちは何階建ての高層ビルを建てたら気が済むのだと、建築士のポール・ニューマンに詰め寄る場面がありました。そして、82年のホテルニューオークラ火災は、タワーリングインフェルノの実現でした。
このスティーブ・マックイーン演じる消防士は、火災を消した後、死者は200人、思ったより少なかった、今度は何万人も死ぬだろうと最後に言いました。言うまでもなく、実際に高層ビルで火災が起こった場合を言ったわけですが、その後、事例は異なるものの、阪神・淡路大震災、東日本大震災のことを予知していたように思われます。

なお、VOICEで、大阪府で、文化事業の経費削減で、弥生時代の博物館が、卑弥呼をテーマに、様々な国のものも展示するものとして生き残りを図るというのです。当時の橋下市長は、文化に4億円も払うのはもったいないと抜かして、例により、あんた、去年、勝手な選挙で6億浪費しただろうと突っ込みました。
大阪は橋下・維新のおかげで、文化無視の町になり、クラシック音楽の世界では、かつて海外の著名演奏家・オーケストラが関西で演奏会をするなら、真っ先に大阪のフェスティバルホール、ザ・シンフォニーホールに来たのに、今は、民間の運営する大阪のホールではなく、自治体の運営して、チケットも安く、運営も安定している兵庫県立芸術文化センターや京都コンサートホールに優先して来るのです(一昨日の兵庫芸術文化センターは、補助席も出る盛況で、阪急西宮北口駅から滝のようにファンがホールに殺到し、ビックリしました)。
何か、橋下・維新は大阪の一酸化炭素のように思われました。以上、VOICEの内容でした。

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