サンテレビニュースＰＯＲＴ敗戦70年 シベリア抑留の体験を語る

　永岡です、サンテレビのニュースＰＯＲＴ、敗戦70年企画、今回はシベリア抑留の
ことでした。
戦後、海外に取り残された日本人は660万人、大陸でソ連に拘束され、日本に帰す
と言われたのに、シベリアに連れていかれて、バイカル湖が見えたとき、日本海と間
違えた人もあるというのです。
淡路の渋谷（しぶたに）京介さん（91歳）、政治家に戦争体験がないと言われ、ソ
連に抑留され、いつ崩れるか分からない炭鉱での労働、氷点下40度の収容所、草を食
べて飢えをしのぎました。
渋谷さん、京都府舞鶴市、海軍縁の町に、遺骨も帰ってきましたと言われて、やっ
と日本に帰れたと、淡路で10人兄弟の次男、14歳の時に満蒙開拓義勇団に参加し、17
歳で太平洋戦争、20歳で入隊したもの、日本は敗北、満州の渋谷さん、シベリアに連
れていかれて、ポツダム宣言では、武装解除した兵は日本に帰されるはずなのに、軍
人だけでなく、民間人も強制労働に駆り立てられました。
逃亡したら撃たれて、炭鉱は落盤事故と隣り合わせ、悲惨な生活であり、1年後、
北の収容所、栄養失調、凍傷で1日30人亡くなったこともありました。
渋谷さん、日本の土を踏んでから死にたいと、1947年5月、日本への帰国が許され
ました。
シベリア抑留者には女性もあり、60万の抑留者のうち、5.5万人シベリアで亡くな
られました。
渋谷さん、日本に帰れて、うれしかった、そして今年、もう一度、舞鶴に行きたい
と、息子さん立会いの下、車で舞鶴に来られて、引き上げ後、舞鶴は2度目、敗戦70
年で渋谷さん、この地に立たれて、68年前の帰国を、はっきり覚えておられました。
舞鶴には引き上げの記念館もあり、引き上げの船の模型もあったのです。この船に
乗っただけで、うれしかったと言われます。
この悲惨な体験を、若い人にさせたくないと、渋谷さんは訴えられます。
祖国を思い、飢えと寒さで亡くなった人もあり、スタジオでも、シベリアで亡く
なった人のことを、もっと知るべきと、キャスターのコメントがありました、以上、
サンテレビのニュースの内容でした。MLホームページ: http://www.freeml.com/uniting-peace

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コメント：戦争は国家（政府・政権・権力）による国民の管理強制・奴隷隷属・主権違反・権利無視・生活破壊・人生無視などの罪悪であり、それが再び起こらないよう（「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し」）にし、「われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。」そして、「全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。」のであるから、自他一切の為に戦争放棄するのである。アベノミスは死の商人の策略による敵味方差別・搾取・殺戮に参加し自衛官・国民の被害は勿論、他国・敵国なら殺人・破壊を良しとする。

憲法前文

 

・・・政府の行為によって再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであって、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基づくものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。

日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めている国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。