永岡です、第136回ラジオフォーラム、今週はジャーナリストの西谷文和さんの司会で放送されました。これが放送されているときには、西谷さんドイツの平和村を取材されているところで、アフガンの子供たちを治療し、第3次中東戦争から始まり、ナチスの反省に立った人道支援で、その後アフガンを取材されます。
ドイツはナチスを反省し、もちろん日本は、広島・長崎の被害は語っても、アジアへの加害を伝えず、戦争犯罪追及はなく、その中、戦争準備法案がゴリ押しされているのです。
今週のゲストは慶應義塾名誉教授で憲法学者の小林節さん、言うまでもなく、ビチビチ安倍の出した戦争準備法案を違憲と批判される重鎮の方で、しかし小林さん、テレビに出て安倍批判をされたことはなく(ネットメディアはあるみたいですが)こういう方がラジオフォーラムに出られる意味は大きいです。小林さん、戦争準備法案批判を展開されます。
小林さん、戦争準備法案を止めるべきで、しかし安倍内閣は止まらず、世論は盛り上がり、西谷さんも止めたく、そのための放送です。
ちなみに、13日、櫻井よし子氏や、西修氏ら超極右人脈が、戦争準備法案を可決しろとヒステリックな集会を行い(ヨーロッパなら、これは刑事責任追及になるのでは?)。これについて、小林さん、日刊ゲンダイで批判されています。
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/162740
前半のお話、小林さん、96条の改悪は裏口入学、9条を変えたいが、難しく、それで96条に目をつけ、しかしゲームの当事者がルールを変えてはいけない。
今回は、解釈で憲法改悪で、流れは憲法審査会での発言で、6月4日、憲法学者にとって違憲で、船田氏らは狼狽したのがニュースになり、秘密隠蔽法に賛成した長谷部さんが違憲と言い、これで、脅されて委縮していたメディアが生き返った。船田氏はゾンビのような(笑)、子どもの悪事がばれたようなもので、あれで、潮目が変わった。
さらに、小林さん、合憲派と公開討論を提案したのに、拒否されて、メディアも声をかけたのに逃げられて、戦争準備法案は9条1項に違反、侵略戦争禁止、軍隊、交戦権なし、76条で軍法会議なし、日本が海外へ出て戦えば、海賊になる。敵が攻めてきたら、専守防衛、個別的自衛権なのに、集団的自衛権はアメリカの戦争に参戦し、海賊、山賊になる。
自民は砂川判決をゴリ押し、小林さん、最初は笑ったが怒り、これは米軍駐留の是非で、海外派兵は論点ではなく、こんなものを、弁護士の高村氏がいうのは、確信犯的な嘘つき。
砂川判決はアメリカの圧力で改竄され、最高裁長官がアメリカの意のままに判決を変えており、司法は独立せず、判決は無効。
ところが、ビチビチ、たとえ話も笑い、怒り、母屋が火事になったことはなく、アメリカが放火魔で、譬えが悪すぎる=勉強していない、アメリカの離れが燃えていると言うのも、ホルムズは隣ではなく、アメリカと戦争するために無理を言っている。
ビチビチの周りのブレーンはどうしているのか、経歴は有名大を出た政治家、官僚がいるのに、本来無理と言うべきなのに、言えない、独裁者はそうだと、西谷さん言われて、小林さん、官邸がそうなっていると言われました。
西谷さん、後方がやられると言われて、小林さん、前線はけがするので、補給とかいうものの、これがないと戦争できず、攻撃される率は高い。また危ないと逃げると言うのも出来るわけはなく、危ないとトンズラは、米軍から撃たれる!できないことを、国会で答弁し、ビチビチの回りが注意しない。
ビチビチ、岸総理の恨みを晴らそうとしており、第2次大戦は大日本帝国がアジアで失敗、実質責任者は岸氏で、負けて、アメリカと取引で生き延びて、2重の裏切りで、それで明治憲法に戻し、負けを戻したかった。
許してやるから傀儡政権になれとなったわけで、アメリカ、国民に説明せず、アメリカに先行くのは、植民地のやり方で,アメリカ先第1、ご主人様に奉仕すると言っている。そんな人が、日本をアメリカに売り渡そうとしているのです。
小出裕章ジャーナル、今週の小出先生のお話は、原発と原爆のことです。敗戦70年、広島と長崎、原爆のタイプが違い、自然界の元素で最も重いのがウラン、しかし核分裂するのは0.7%、これによるのが広島原爆、ウラン235の濃縮は大変で、別の方法を考え、核分裂しないウラン238→天然に存在しないプルトニウムにしたら核分裂することを物理学者が発見し、プルトニウムによるのが原爆で、広島と長崎で材料が違う。
(永岡注:ウラン235と238は重さしか違いがなく、235のみの取り出しには莫大なエネルギーが要り、小出先生の試算だと、広島原爆のウラン235を得るために、広島原爆が爆発して出したエネルギーの3倍以上のエネルギーを濃縮に要するのです)
広島→ウラン濃縮、長崎→使用済み燃料再処理によるもので、ウラン238+中性子=プルトニウム239、核分裂するものになり、これも原爆になると、物理学者が発見し、世界初の原子炉は1942年にシカゴ大の模型のようなもので、しかしこの原子炉で炉心にプルトニウムが出来ることを知った。
プルトニウム専用の原子炉を、ワシントン州ハンフォードにたくさん作り(マンハッタン計画)、これから原爆を作った。つまり、プルトニウム製造=核兵器製造で、使用済み核燃料の中からプルトニウムを取り出す、分離、再処理が原爆製造に必要で、核燃料サイクルが、これがそのまま。
日本には58基の原子炉があり、プルトニウムはたくさんあり、しかし日本に再処理能力はなく、イギリスとフランスに再処理をやってもらい、そして自前で再処理を目指して六ヶ所村をでっち上げて、しかし頓挫。
プルトニウム保有=核兵器保有であり、日本の核は平和利用などなく、核を進めてきた人たちの目的は、原爆材料のプルトニウム欲しさ故で、そのための核燃料サイクル、もちろん核兵器製造、保有はとんでもない。核燃料サイクルを進めること自体間違い。
「国際的には、日本は実質核保有国」で(潜在的核保有)、イギリスとフランスにしてもらったプルトニウムは47トン=長崎原爆4000個!分、日本が核兵器を持つと疑われても仕方なく、日本は用途のないプルトニウムの保有は禁じられ(国際公約)、プルトニウムを燃やすべきもんじゅがおしゃかで、普通の原発でプルサーマルという糞詰まりなのです。
使用済み核燃料の再処理に12兆円!要り(六ヶ所村での核のゴミの始末も含む)と言われているものの、小出先生は12兆では足りず、核から足を洗うのが、経済、国際政治的にもいいと言われました、以上、今週の小出先生のお話でした。やり取り全文は以下にあります。
http://www.rafjp.org/koidejournal/no136/
なお、川内原発のそばにある桜島で、噴火警報(レベル4)が出ましたが、国は川内原発を停止させません、とんでもないことです。
ここで1曲、西谷さん国会を見て怒られ、ベトナム戦争でも有名になった、ボブ・ディランの、風に吹かれて、でした。
後半のお話、今からでも遅くない、戦争準備法案を廃案にする手段です。9月まで伸ばして、ビチビチは坊ちゃん、決めたことはやるもので、しかし参院は別の人格で、自民は絶対に割らず、支持率が10%20%でもやるが、しかし若者、母親が反対デモをして、女性は子供のためで、母親は地球で一番尊く、自然発生で、そしてこれをマスコミも報じた。
去年はテレビ・新聞も報じていたものに、安倍内閣から圧力をかけられ、NHKとテレビ朝日がそれで委縮し(小林さんは具体名を挙げられませんでしたが、永岡の判断で、具体名を挙げました)、柳澤恭二さんと小林さんを使うなとなったのに、6月4日の失態で、NHKとテレビ朝日も報じるようになり、これは、自主規制されたものの、いつも同じ天気ではなく、偏向報道の責任はある。
安倍内閣はニュース23や報道ステーションを個別攻撃し、柳澤さんも政府の要人から反対し、小林さんも裏切り者と思われるが、あちらに理解力がない(笑)ためです。
テレビは賛成、反対を報じるべきなのに、しかし少しづつ変わっている。
そして、60日ルールでの強行採決であきらめてはいけない、あきらめやすいのは日本人の欠点、安倍政権以外ではこんなアホなことはない、岸の亡霊で、ビチビチは選挙で信任されたと言うが、次の総選挙で野党がしっかりしたら、ビチビチ政権は消える。
来年夏に参院選で、野党が統一候補を出して、今は4割の得票で8割の議席を取り、しかし自公はナチスに学び、我々は自公に学ぶべき(ナチスではなく)、比例では健闘しているが、公明が協力してこの始末で、公明と自民が協力しているのに、野党5党が協力して、有利なところで闘う。
党首が誓約書を書いて、乱立させないと、沖縄みたいにすべきで、「今は緊急事態」、これで勝てば、次の衆院選も勝てる。
しかし、野党がレッテルを貼られ、自民の支持率は変わらず、来年衆参同日選もあるが、非常事態で、野党が大団結すべき。
そして、違憲裁判も必要で、小林さん、忘れやすい日本人のために、弁護団が訴訟、毎月記者会見し、今日本が戦争に参加することはないが、戦争準備法案で平和的生存権が侵され、有名人100人で、大規模訴訟をして、原告100人は少ないが、1万人だと裁判所に負担になるので、著名人(田原総一郎氏ら)+弁護団1000人、坂本龍一さんなども参加してもらい、戦争準備法案廃止法案を可決させたらOKなのです。
そして、みんなジャーナル、今回は視点を変えて、中東取材のスペシャリスト、西谷さんが、自衛隊が中東に派兵された場合、どんなことになるのかを解説されます。小林さんも参加されます。
西谷さんの見てきた実体で、西谷さんはアフガンを年1度取材し、アメリカの戦車を追い抜こうとしたら、緑の光を当てられ、その後撃ち殺される危険すらあり、近づいて来たら撃つのは、戦争法ではOKで、軍人には裁量権があると小林さん言われて、しかし、知らないアフガンの人が殺され、それでも、戦場のルールを知らない方が悪いとなる。
つまり、集団的自衛権だと、自衛官が殺すことになり、自分も殺されることになる。
また、アフガンの自爆テロを西谷さん取材され、自爆は手が混んでいて、2発目を携帯で爆発でき、自衛隊が現場検証したら、殺される。小林さん、アメリカ兵はそれほど殺されず、訓練されているためで、しかし自衛官はやられて、しかし米兵は自殺するのが多く、もちろん自衛隊もそう、サマワの非戦闘地域でも攻撃され、これでも大変なのに、今度は戦闘中のアメリカに協力するので、日本には大変なことになる。
小林さん、集団的自衛権は経済的にも破綻していると言われて、アメリカは世界で戦争して、火をつけまくり、戦費破綻(ニクソンショック)、日本が国債を買い支えているものの、アメリカは公務員の給与遅配で、こんなものに従ったら、日本も破綻する。
アメリカは日本に肩代わりさせる意向で、ビチビチは国会対策上予算を増やさないといい、なら、中東ヘ派兵したら、日本が手薄になる。また、負傷兵の医療費も大変で、アメリカはこれで破産し、アフガン戦争は一つの町を特定の国に任せて、カナダでたくさん犠牲も出て、それで日本が任されたら、軍隊は戦争と交戦権、文化も異なる日本が、その地域を管理できず、殺し殺されることになり、先に撃つことになり、大問題。
西谷さん、サマワのみ入れず、日本政府が入るなとしていたためで、小林さん、これは憲法違反、イラクでも米軍に協力して、戦闘行為で、サマワでも自衛隊は人道だけでなく、知られたら困ることもしていた。
秘密隠蔽法もあり、取材の自由がなくなり、国民は中世の暗黒時代にされる。
安倍内閣を変えないと、憲法は破壊され、存立危機事態も隠され、3割の票で7割の議席を与えたのは国民、野党は協力させ、維新も協力し(小林さん、幹部の話を聞いた)、生活の党もあり、今、野党が大同団結しないと、民主主義の危機になるのです、以上、小林さんのお話でした。
今週は大阪からの放送で、ラジオフォーラムでは番組を挙げて、戦争準備法案に反対で、強行採決されても、反対を続けるべきで、次の選挙で、国民主権を取り戻すべきなのです。
小林さんのお話で、明確に語ってもらい、一番大事なのは、野党と、野党の支持者は、政策で論争するのではなく、独裁安倍政権を倒すために、一致協力すべきと締めくくられました。
以上が今週のラジオフォーラムでした、この内容、いくらでも私に無断で拡散してください、日本を戦争で破滅させようとしているビチビチ安倍政権を、全力で叩き潰しましょう!