サンテレビニュースPORT 東日本大震災 被災地の進まない復興の現状

 永岡です、サンテレビのニュースPORT、今週は水曜日が震災特集、東日本大震災、宮城・閖上地区のことが報じられました。

その前に、神戸高校他、神戸市内5つの高校が東北でボランティアに参加したことが報じられ、被災地ドキュメンタリー作品も紹介され、宮城の仮設でも被災者と交流し、参加した高校生たちは、神戸から東北への支援のあり方を考えました。手紙を書いて、被災地を元気づけることもいいのだそうです。

そして、東日本大震災、沿岸部の被災地のこと、閖上では、仮設住宅暮らしを被災者が強いられ、時計は246分で止まり、津波で壊滅的な被害を受けた沿岸部は、住宅再建が禁止され、高台がいるのです。

危険区域以外では、土地のかさ上げが行われているものの、完成にはまだ3年かかります。

被災者の長沼さん(52歳)は、遅々として進まない復興に失望し、仮設にいる中ではまだ若いので、故郷に戻りたいと言われます。

名取市、集団移転を行い、新しい土地での生活をされる被災者もあり、しかし、みんな被災して大変な目にあったのに、長沼さん、閖上の復興には10年かかるのかと言われます。

遠藤さん夫妻は、仮設から公営住宅に入り、風呂は仮設より大きく足を伸ばせる、孫も招けると言われて、閖上に戻るのをあきらめて、津波で、波の音を聞くのが怖い、閖上に戻る人は一握り、自分たちは死ぬまでここにいようと、遠藤さん夫婦は言われます。

被災した自治体ごとに、復興の格差が出来て、東北大の村松さん、復興のスピードの違いについて、計画自体が二転三転し、住民の意思統一がなく、行政との軋轢もあり、不信感も生まれたと言われます。コミュニティとして存続を図り、終の棲家をどうするかと言われます。

震災から5度目のお盆、仮設でも夏祭り、兵庫からのボランティアが祭りを盛り上げ、しかし、長期の仮設での苦労は大変で、ここから離れたら、またコミュニティがばらばらと、そして、津波の来る場所に戻りたくないと、思いは様々です。

東日本大震災から間もなく4年半、閖上の皆さんの気持ちは揺れています。

ボランティアが寄り添っているものの、このコミュニティのことは阪神・淡路でもいやと言うほどあり、東北ではかさ上げなどさらに大変で、被災者のことを考えたら、オリンピックどころではないと私は思うのですが…以上、サンテレビのニュースの内容でした。

 

 

Leave a Reply

Fill in your details below or click an icon to log in:

WordPress.com Logo

You are commenting using your WordPress.com account. Log Out /  Change )

Facebook photo

You are commenting using your Facebook account. Log Out /  Change )

Connecting to %s

%d bloggers like this:
search previous next tag category expand menu location phone mail time cart zoom edit close