いつもお世話になっております。記事、講演会のご案内です。
【1】
週刊金曜日
先週発売された週刊金曜日9月4日号で、朝日バッシング1年の特集を組み、植
村さんに直接関連した記事(②、③、④)も3つあります。どうぞお読みください。
①能川元一氏(大学非常勤講師)と早川タダノリ氏(編集者)の対談
「放言と妄言で彩られた右派論壇20年」
②吉方べき氏(言語心理学者)
「『挺身隊=慰安婦』報道を非難する側の虚構」
ソウル在住の気鋭の学者が、「挺身隊」という言葉が「慰安婦」をさす言葉と
して韓国で混用が定着する歴史的経緯を、丹念な資料分析で紹介。サンケイ新聞
社出版局(当時)から出た本が、韓国に影響を与えたという「スクープ」も。
③長谷川綾氏(北海道新聞記者)
「植村隆氏への攻撃、いまだ止まず」
④神原元氏(植村さんが西岡力・東京基督教大教授らと文芸春秋社を相手取った
名誉毀損裁判の弁護団事務局長)
「『捏造』論が事実でないと認めた西岡力氏」
⑤安世鴻氏(アン・セホン、ニコンに写真展を中止された韓国人写真家)
「私が『慰安婦』を撮り続ける理由」
【2】岩波「世界」9月号(申し訳ございません。ご案内が遅れました。今日明
日にも10月号が発売
です)
日欧米など世界の歴史家187人が出した「日本の歴史家を支持する声明」は、
元になったのは、日本歴史学研究会が昨年出した、安倍政権の歴史修正主義を批
判する声明に触発された者だった。北星学園問題にも言及した声明だったが、日
本国内では全く無視されていた。(長谷川氏)
【3】産経新聞インタビュー
産経新聞が、植村さんのインタビュー記事を載せました。
http://www.sankei.com/politics/news/150803/plt1508030036-n1.html
また、この詳報を、8月29日からネット版限定で掲載し始めました。2時間の
インタビューを計10回(予定)にわけ、ほぼ全部掲載する異例の連載です。
http://www.sankei.com/search/?q=%E6%A4%8D%E6%9D%91%E9%9A%86
植村さんが、産経記者の歴史認識を「逆取材」する、興味深いシーンもあります。
どうぞお読みください。
【4】
植村さん講演
植村隆さんが9月11日(金)夜、札幌で講演します。時間、場所は以下の通り
です。
「現代日本のメディア状況を考える」(全5回シリーズの最終回)
日時 9月11日(金)午後6時45分~午後8時45分
場所 さっぽろ自由学校「遊」(札幌市中央区 愛生舘ビル6F)
●受講料単発 一般1,500円 会員1,000円 ユース500円
戦後70 年を経て、日本の戦後民主主義は危機に瀕しています。現政権は、憲
法改定さえ本格的に視野に入れてきました。しかしその試みは戦後憲法の「理
念」をないがしろにしてはいないでしょうか。同時に、政治と市民を切結ぶ役目
を担ってきたマス・メディアもその存在理由を問われています。ネットの普及に
より、メディア環境が激変する中、本講座では、現代日本のメディア状況に危機
感を持って活動を続けて来たジャーナリストのみなさんとともに、戦後民主主義
精神を現代のメディア状況との関連で考えたいと思います。
マケルナ会事務局