毎日新聞 2015年09月08日 10時42分(最終更新 09月08日 11時04分)
自民党総裁選で、安倍晋三首相の陣営が党総裁選挙管理委員会に提出した所見(公約)の要旨は次の通り。
3年前、日本は暗く重い空気に覆われていた。あらゆる困難に立ち向かう危機感が政権交代の原動力となった。少子高齢化や過疎化など山積する課題に真正面から立ち向かうべく、今こそ力強くスタートを切る時。将来に夢や希望を持って頑張れる日本、世界の中心で輝く日本、誇りある日本を創るために、私はその先頭に立つ覚悟だ。
▽強い経済、強い日本を創る
・デフレ脱却、雇用と所得拡大を通じた経済好循環のため、経済政策に全力投球。改革に果敢に挑み、成長チャンスを拡大。
・成長の主役は地方と中小・小規模事業。地方創生・国土強じん化を進め、活力あふれる「ふるさと」を取り戻す。
・TPP(環太平洋パートナーシップ協定)など自由で公正な経済圏を創る。
▽誰にでもチャンスあふれる日本を創る
・希望出生率1.8の実現を目指し、子育てしやすい社会づくりを進める。教育再生を一層加速する。
・すべての女性が輝く社会を実現する。障害・難病、高齢者など多様な就業を支援。
・年金、医療、介護など社会保障制度の改革・充実を目指す。
▽世界の中心で輝く日本を創る
・基本的価値を共有する国々と連携し、地球儀をふかんする外交を進める。
・日米同盟を基軸に安全保障体制を盤石なものにする。
・憲法改正を目指し、国民的議論を深める。