孤食多い高齢者、うつになりやすく 独居男性は2.7倍-

中日春秋(朝刊コラム) 2015年11月2日
年配の仕事仲間がつぶやく。「離婚だけはしちゃダメだよ。大晦日(おおみそか)がつ
らかった」。妻との生活に悩む主人公の男がまぜっかえす。「気楽でいいじゃないです
か。バツイチかっこいいです」。仕事仲間がしみじみ語る。「社員さんねえ、ふたりで
食べる食事はご飯だけど、ひとりで食べる食事はエサだ」。テレビドラマの「最高の離
婚」(脚本・坂元裕二さん、二〇一三年)にこんな場面がある▼「食事」よりも机に向
かい「エサ」をむさぼる方が大幅に上回る身の上には心に堪(こた)えるせりふである
▼独りで食事をする「孤食」に関連する気になるデータもある。東京大学の栄養疫学の
研究チームによると「孤食」の高齢者は一緒に食事をする人がいる高齢者に比べて、う
つになりやすい傾向があるという▼独り暮らしの場合、女性の孤食はうつの可能性が一
・四倍、男性は二・七倍になる。孤食は知らず知らずのうちに心を重くするものらしい
▼週末は、ハロウィーンだった。深夜の地下鉄。仮装した陽気な若者三人が隣に座った
。正直に言う。腹も立った。理由は分かっている。嫉妬と羨望(せんぼう)だろう。仮
装などごめんだが、この人たちは「エサ」ではなく、「食事」を共にする仲間がいる。
罪のないまぶしさが、こちら側には孤独の陰もこしらえる▼仲間を探すしかないか。「
孤食」同士が集まれば、それは、立派な「食事」となる。

孤食多い高齢者、うつになりやすく 独居男性は2.7倍
日経新聞 2015/10/31
独りで食事をすることが多い高齢者は、一緒に食事をする人がいる高齢者に比べてう
つになりやすいとの研究結果を、東京大の谷友香子研究員(栄養疫学)らの研究チーム
が31日までに発表した。独り暮らしの場合、女性の孤食はうつの可能性が1.4倍、男性
は2.7倍にもなった。
谷さんは「友人や近隣の人を巻き込んで食事することを勧めたり、地域で会食サービ
スを行ったりすることが、予防に有効ではないか」と話している。
研究には、2010年の時点で気分が落ち込むなどのうつ傾向がなく、要介護認定を受け
ていない全国の65歳以上の約3万7千人が協力。独り暮らしの人は男性で85%、女性で
79%が孤食だった。誰かと同居している人の孤食は男性3%、女性6%と少なかった。
3年後には約4400人が「高齢者用うつ尺度(GDS)」という評価法でうつ傾向と判
定された。家族形態と性別で解析すると、独り暮らしの男性は孤食だとうつになる可能
性が2.7倍、女性は独り暮らしでも誰かと暮らしていても、約1.4倍となった。
誰かと同居している男性では、独りで食べるのと人と一緒に食べるのとではっきりし
た差はなかった。〔共同〕

MLホームページ: http://www.freeml.com/uniting-peace

———————————————————————-
Powered by freeml     —  http://www.freeml.com/
——————————————————[freeml byGMO]–

Categories Uncategorized

Leave a Reply

Fill in your details below or click an icon to log in:

WordPress.com Logo

You are commenting using your WordPress.com account. Log Out /  Change )

Twitter picture

You are commenting using your Twitter account. Log Out /  Change )

Facebook photo

You are commenting using your Facebook account. Log Out /  Change )

Connecting to %s

%d bloggers like this:
search previous next tag category expand menu location phone mail time cart zoom edit close