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成田の医学部新設事業者 国際医療福祉大 ほぼ内定
朝日新聞 千葉県版 2015年11月21日
内閣府と文部科学省、厚生労働省は20日、成田市への医学部新設に関する
東京圏国家戦略特区会議の分科会を開き、応募のあった国際医療福祉大
(本部・栃木県大田原市)を事業者の候補に選んだ。
同日から25日までの追加募集に他に応募がなければ、正式に決定する見込み。
同大は来年3月に入学定員140人で医学部の設置認可を文科相に申請、
2017年春の開学を目指すという。
同大は医学部設置構想を同市と共同提案。
来春には、看護学部などを市内に新設し、医学部はそこに隣接する計画だ。
この日の分科会で大学側が示した事業概要は、入学定員が140人
(収容定員840人)、教員は200人以上。
教員や医師らの確保で地域医療に支障がないように、
同大の付属病院や関連病院の配置転換などで賄うとした。
また、3府省が示した「設置に必要な条件」への対応状況の確認が
有識者らにより行われ、ほぼ認められた。
「世界最高水準の国際医療拠点」との条件には、
留学生が20人で外国人教員の割合を少なくとも5%にするとした。
6年時に全学生が海外臨床実習を履修する。
その他、優秀な学生の確保に向け、
学費を私立大医学部で一番低い水準にするとした。
小泉一成成田市長は「同大との共同提案であり喜ばしい。
開学に向け同大と協力して迅速に事業を進めたい」とコメントした。
(大津正一)
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