小出先生 ラジオフォーラム2015/12/12のお話(一人一人が事実を知り声を上げるべき)&元自衛官が集団的自衛権に反対する理由、泥憲和さんのお話

永岡です、第153回ラジオフォーラム、今週はジャーナリストで新聞うずみ火代表の矢野宏さんの司会で放送されました。今週も三角山放送局を聞いて、前番組担当の丸山哲秀さん、ビル・ワイマン(ストーンズの創設メンバー、78歳!)の歌をかけられて(ロックの世界では半世紀前のスターが現役!)、そしてラジオフォーラムは聞き逃せないと言われました。矢野さんの司会は3回目で、その後、リスナーよりうずみ火に打診があり、子供たちに未来のために、ということで、日本の平和、豊かな自然の恵みを感じ、何と恵まれたものか、全ての人たちが、日々の幸せを守るために努力すべきとあり、矢野さん、自分たちの回りで何が起きているかを知るべきと言われました。

その幸せを奪うのが戦争で、戦争準備法案が強行採決され、今週のゲストは元自衛官の泥憲和さん、戦争準備法案強行採決後も、講演の依頼が続く泥さんのお話です。泥さんは15歳で少年工科学校に入り、自衛隊に入隊し、泥さん姫路におられて、矢野さんも取材され、今回は集団的自衛権反対のお話です。

戦争準備法案強行採決について泥さんは、うずみ火でも取り上げられて全国から講演依頼が、強行採決後も増えて、どの会場も主催者の予想以上に観客が来て、泥さん、平穏な生活を守りたい方が殺到され、これは戦争準備法案だけでなく、立憲主義と民主主義を脅かし、強行採決後も闘いはこれからだと、泥さんが励まされると言うのです。

集団的自衛権は、自国を守るのではなく、他人の戦争に参戦する+集団的自衛権には二つあり、中国の合従連衡、大国にどう対処するか、大国と結び付いて自国を守ると言うが、結局清に飲み込まれ、日本はさらにアメリカに屈従させられるものだというのです。

安倍総理は尖閣をいざとなったらアメリカに守ってもらうと言うが、アメリカのために血を流すから守ってくれるは甘く、アメリカは自国の国益で動き、アメリカに義理人情は通じず、しかし日本には大量の米軍基地があり、日本なしで米軍は太平洋で活動できず、尖閣で動く可能性はあるが、アメリカに義理のために戦争をする意味を国民は知るべきで、元陸将の渡辺氏が集団的自衛権反対と言うのは、外国のために外国で血を流せと言えないと指摘され、自衛隊の中でも集団的自衛権反対の意見は強く、一般隊員は命令に従うべきとされるが、幹部は命令に責任があり、そして自衛隊の内部文書が共産党に流出し、あれは350人のトップエリートしか知らない資料で、自衛隊内で犯人探しがされて、ばれたら守秘義務違反、懲戒解雇、天下りもアウトになり、人間関係崩壊で自衛隊と警察に監視されるので、人生を捨てるリスクを冒しても告発する幹部が、一人はいる意味があるのです。

矢野さん、自衛隊は平和と独立、憲法と法令を守るとあると指摘され、泥さん、自分の身を守るのには義務と権利で、防衛戦争は認められているが、それ以外はアウト、泥さん、自衛隊は日本最大の反戦組織と言われて、あんなところを攻めてもアカンと思わせるのが任務で、攻められたら自衛隊の任務は半分失敗で、自衛隊は戦争をさせない組織であると、先輩、幹部から言われたのに、安倍総理は国策の道具に自衛隊を落とし、そして南シナ海のことについて泥さん、南シナ海が日本の安全保障に影響し、中国が国際法を侵しているが、日本の関わり方は、中国は、日本がかつて中国を侵略し、国民軍も日本軍を駆逐できず、中国が妥協しても、中国は自衛隊に背中を向けられず、武力行使=すべてがオジャンであるのです。

 

小出裕章ジャーナル、今週の小出先生のお話のテーマは、美浜原発再延長です。関電が美浜の40年について延長を申請し、推進委(規制委?)が認めたら1回限り20年延長できると言うのも、もちろん大丈夫ではなく、原発は機械で壊れる可能性あり+運転する人間に間違いあり=原発に事故の可能性が必ずあり、原発を止めたかったのに福島の事故で、原発は厳重に安全を確認して事故なしと言うのはもちろん福島で間違いと分かり、福島は事故現場にも行けず事故の原因も分からず、それで新たに原発の運転は論外なのに、しかし原子力マフィアは新しい規制基準をでっちあげていて、しかし推進委は安全とは言っていないと逃げている=安全ではない。

美浜は当初予定の40年が来ており、そんなものの再稼働は馬鹿げている+愚かな選択であり、しかも2004年8月に美浜は配管破断で11人死傷=熱水のパイプが薄くなり破断して、作業員が熱湯(280度、これに直撃されたら即死です)を浴びて殺されて、「原発に油断も隙もなく、少しのトラブルで大事故、寿命の尽きた原発は廃炉にすべき」。

美浜の1,2号機は廃炉で、残った3号機1つなのになぜ再稼働させるか、原発1基に何千億かけているので、お金のための再稼働+立地自治体の美浜町が原発なしで交付金が無くなるのを恐れて、政治的な思惑もあった可能性もあるのです。

もし美浜に4号機増設なら、関電は恩を売っていたら有利と矢野さん指摘され、小出先生は再稼働を増設の計画の踏み台にする可能性はあると言われて、高浜1,2号は40年を超えて、老朽原発の再稼働は、安全性を考えたらあり得ず、経営判断でもアウトであり、規制委(推進委)は延長する可能性があり、来年秋が美浜3号機のタイムリミットで、関電はそれに間に合わせようとしても、間に合わない(再稼働できない)可能性はかなりあり、油断はできないが、なのです。

市民は関電の再稼働への動きに対してどうすべきか、小出先生は熊取に41年おられて、原発を廃止すべきと言い告げられても、小出先生の発言は原子力マフィア(学会、裁判所もグル)の前に無力であったが、福島の事故で悲惨であり、多くの人が気が付き事実を知り、そして一人一人が声を上げるべきで、「あきらめずに声を上げ続けるべき」、ラジオフォーラムもそのためにある、地道な努力を積み重ねることしかないのです。以上、今週の小出先生のお話でした、やり取り全文は以下にあります。

http://www.rafjp.org/koidejournal/no153/

ここで音楽、敗戦70年、反戦歌に矢野さんこだわられて、5つの赤い風船、まぼろしの翼とともに、です。これは、ユーチューブにありました。

https://www.youtube.com/watch?v=Sdlb0tNLDH4

 

後半は、9条は無力なのかについてのお話で、9条が危機にあり、押しつけだというのですが、しかし泥さんは9条があるから平和が保てると言われて、アフガンは内戦で、しかし中村哲さん他日本人がたくさん行き、JICAがアフガンの砂漠の緑化計画を立てて、中村さんの計画が実り、外務省も中村さんと一緒にと言うことになり、5か年計画で日本の筑後平野に相当する面積を緑化し、60万人分!の食料が出来て、日本がこれを出来て、アメリカは軍隊をと言うものの、日本が9条で民政復興をやれて、その間アメリカ、NATOは何千人死に、しかしJICAは一人も襲われず、9条があるからこそ、日本は世界に貢献できる、血を流すのは貢献ではない、アフガンに国旗が並び、その中に一つだけ日本の国旗が並べられて、日本の友情と支援への感謝であり、軍隊で世界にて評価されるのではない!

9条で軍隊を送らないから民政事業で評価され、アフガン緑化で内戦が収まり、アフガンで水、食料を巡り争い、お金もなく、しかし水の事業で現地の方も雇用が出来て家族を養えて、用水路事業は人々が協力する必要があるが、成功したら畑仕事が出来るので、みんな協力=内戦がなくなり、希望があると戦争はなくなる、生きていてよかったという希望になり、しかし大国が上から押さえても、誰も信用しない。

日本には9条と言う財産があり、これを使わない手はなく、戦争準備法案、集団的自衛権については、一つの法律、自衛隊派兵だけでなく、憲法崩壊、安倍氏はイデオロギーであり、こちらはデモクラシーで対抗すべきで、情報力は安倍政権が強いが、市民も尽力すべきで、うずみ火も努力すべき。

平和主義者は軍事の知識も身に着けて、考えるべきで、北朝鮮、中国脅威論のデタラメを見抜くべきで、尖閣だと、中国は韓国とも領土問題を抱えており、中国が手を出すのは日本が先ではなく韓国、しかし韓国は中国を脅威と見ず、アメリカの太平洋司令官も東アジアは安定と言い、しかし安倍政権は緊張を煽っており、これで誰が喜ぶか、フランスでは、富裕層の戦争で民衆が死ぬと知られて、戦争で真っ先に犠牲になるのは、一般の弱い人なのです、以上、泥さんのお話でした。

 

みんなジャーナル、今週は「誰が橋下徹を作ったか、大阪徒構想とメディアの迷走」を書かれたジャーナリストの松本創さんのお話です。この本は関西で注目され、松本さん、橋下政治とメディアの8年を書かれて、松本さん、大阪ダブル選は維新が圧勝し、なぜ徒構想が争点になったのか、住民投票で廃案になったのに、橋下・松井氏はラストチャンスと言っており、5月の否決をメディアは検証しておかしいと言うべきなのに、今まで通り橋下氏の言うままになったのです。

メディアが橋下氏に取り込まれたのは、2008年の知事当選当時からメディアと橋下氏は一体化し、テレビ出身の人間が知事になり応援し、役所の不祥事もあったが、橋下氏がメディアを掌握したのは2013年の慰安婦暴言時であり、2011年の前回のダブル選もそうで、橋下氏は上から目線で、慰安婦暴言を報じた朝日と毎日を攻撃して、世の中のハレーションで風向きが悪くなり、ツイッターで発信して、囲み取材を一旦拒否して、これを松本さん見て、メディアが橋下氏に怒るべきであると言われて、誤報ではなく、記者クラブでボイコットもせず、橋下氏を囲んでいる記者たちのことを知りたくて、松本さん取材を始めて、記者クラブは分断され、一昔前なら団結して権力者に対抗していたのに、今回は橋下氏のメディアコントロールが上手く、自分がキラーコンテンツで、それでメディアを競争させて、昨今の新聞記者の変化があり、批判精神、ジャーナリズムの役割を放棄して、批判したら橋下氏に個人攻撃されるからと、橋下氏と一体化し、以前(2012年)毎日放送の女性記者が吊るし上げられた件もあり、26分橋下氏は論理のすり替え+詭弁で罵倒して、ほとんどDVであり、松本さん、毎日放送の記者さんは本来の仕事をして痛かったので、こういうことを橋下はして、取材の場を自分が支配しているとして、しかし毎日放送の記者さんは罵倒されながら橋下氏の本音を引き出して、しかしあの件についての、他社の記者は彼女を擁護せず、むしろ彼女を批判し(記者クラブの人間でないので)、記者は同業者を守らず、完全に橋下氏に取り込まれてしまったのです。

橋下人気は強く、今後続くかについて、松本さん、橋下氏の言うような決定できる民主主義とか改革と言うのは、強いリーダーシップで良い方向になると幻想を見せて、もちろん橋下氏の言うのは本来の民主主義ではなく、トップダウン=考えなくていい、文句を言うとパージは民主主義ではなく、改革は幻想を振りまいて、100名を超す専門家から徒構想は否定され、過去の行政も検討して捨てており、これを政治闘争の道具にして、しかし改革=良いとメディアが虚像を一緒になり作り上げ、その上に橋下氏がいるのです。

橋下氏は国政に出る可能性もあり、これは大阪だけではなく、橋下氏はメディア論を語り、批判されたら恫喝+責任逃れで、そんな人物に民主主義を論じられるのかと松本さん言われて、単なる橋下現象ではなく、メディアは考えるべきであり、メディア応援のために、松本さんこれを書かれたのです、以上、松本さんのお話でした。

今週のラジオフォーラム、泥さんのお話を矢野さん聞かれて、マザーテレサの、愛の反対は何かと聞かれて、戦争ではなく無関心であり、国民は民度にあった政治家しか持てず、国民は怒りを持ち、対抗すべき言葉を持つべきと締めくくられました。以上、今週のラジオフォーラムでした(この内容も、例により私に無断でいくらでも拡散してください!)。

 

 

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Preview YouTube video まぼろしの翼と共に 五つの赤い風船

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