永岡です、今日はあのお方が引退で、どのテレビを見てもあのお方であり、橋下さんが出ないチャンネルを探すのに苦労しました、まるで74年の長嶋茂雄引退の大阪版で、てっきり「維新は永遠に不滅です!」と言うのと思いました(笑)。
…冗談はさておき、今日のテレビのニュースでは、毎日放送のVOICEが最も充実しており、キャップの奥田さんも、橋下氏とメディアとの関係は過去になかったと言われました。
さらに、デスクの三澤肇さんが、今後おおさか維新の会(東京の元維新の党とややこしいので、以下、橋下・松井氏らの党をおおさかと、松野氏らの党を東京と書きます)がどうなるかを取材されました。
おおさかは、松野氏らの東京と泥沼分裂を起こし、東京は民主党と統一会派を組むと言うもので、問題はおおさかがどうなるかについて、ジャーナリストの後藤健次さんは、おおさかは官邸を補佐するものの、距離を置く、つまり、安倍政権と閣外協力はしないと言われるのです。
松井氏は、憲法改悪に言及し、戦争になるのではない、時代に合わせるのだというのですが、もちろん安倍総理の標的は9条抹殺で、さらに、おおさかは、幹事長の馬場氏が沖縄に行き、元国民新党の下地氏と協力すると言うのです。橋下氏は2010年、知事時代に、沖縄の負担を減らすべきと言いました(が、仲井真氏が再選されて、普天間を関空に持って行くために視察させてくれと言ったら、橋下氏は、関空は伊丹と統合して未来があるからアカン、赤字の神戸空港を使えと言ったのです)。
その、下地氏、沖縄について言及した地方の政治家はいないと評価するものの、おおさかの人間が辺野古に行っても、辺野古をどうするか、党内で決まっていない!というのです。これ、奥田さん、橋下氏は辺野古強行賛成であるが、態度を変える可能性もあると言われました。
他方、民主党岡田氏は、9条抹殺に抵抗しており、松野氏も同調しています。
そして、松井氏から憲法改悪が具体的に言及され、安倍自民は、今は衆参の過半数を持っているものの、参院で憲法改悪を発議する2/3には自公+おおさかの現有勢力でも23議席足らず、これは結構大きなハードルになると三澤さん言われました。おおさかの参院は今6議席で、これから伸ばしたとしても、なかなか2/3確保は難しいのです。
橋下氏は引退会見で憲法改悪については、例により聞き手を煙に巻くものであり、明言していません、つまり、後でどうにでもなるものです。
さらに、後藤さん、ただし、松井氏が憲法改悪について言及したのは、逆に有権者に、自公+おおさかで2/3取らせたらアカンという逆効果になった可能性もあり、それだと、官邸・総理・干渉長官はおおさかに不満を持っている可能性もあると言われました。
しかし、今後おおさかが政界の台風の目になるのは確実であり、そして、昨日の市議会でも橋下氏に拍手が送られて、今日も市役所にファン?が詰めかけて、これは私の見たところ、おおさかの雇ったサクラではなく、本当に橋下ファンであり、ある意味、トラファン並みの勢いがあると思われました。
今週の週刊現代に、来年安倍総理は7月17日投開票の衆参ダブル選を仕掛けて、自公+おおさかで400議席の自民史上最高の大勝になるとの記事があり、要するに民主党がだらしなく、週刊現代の記事によると、勢いはすでに共産党に抜かれており、しかし、週刊現代のアンケートだと、自公の支持者は、野党に任せられないからという消去法で、逆に野党支持者は、辺野古、戦争準備法案反対のためというのです。
これだけのファシストを大阪市民・府民が支持しているのは恐ろしく、おそらく、戦前軍部が支持を得たのも同じと思われました。以上、VOICEの内容でした。