西尾正道先生(日本がん研究センター元理事&北海道がんセンター名誉院長)は、
昨年12月に2回の講演と1つの見解表明をなさいました。
1つ目の講演は12月12日の郡山で開かれた、「いま被ばくを考える」シンポジウムです。
http://www.ustream.tv/recorded/79647455
そこでは、西尾正道さんは、福島の小児甲状腺がんは放射線のせいではありえない、と明言しました。
(参照)
1◆西尾正道先生の御発言をおさらい ver4
http://firestorage.jp/download/39c47e506d82ce2062f77571188c0a9081cf9b4f
そして、津田敏秀岡山大学教授の疫学論文にはまったく根拠がないと批判しました。
見解表明とは翌12月13日付の
2◆放射線と病気。甲状腺検査をしていくことの意味
https://medicalnote.jp/contents/151117-000045-PSRBOX
インタビュー公開日:2015/12/13
です
ここで、西尾名誉院長先生は
「ちなみに3年間にわたる約30万人の先行調査では112人の甲状腺がんが発見されました。この確率は1人/2675人です。したがってこの割合をベースラインとして、今後の検査を続けていくことが重要といえます。」
と、これまでに見つかった甲状腺がんを、すべて放射線とは関係ない「ベースライン」と断言しました。
これは、福島県立医大の教授たちおよび星北斗県民健康調査検討委員会座長ですら、
口にしてない、放射線影響否定の強い断定です。
いかなる根拠があっての断定なのでしょうか。
こうした西尾ドグマに対する、質疑応答やディスカッションが期待されて開かれたのが、
2つ目の西尾講演、12月23日の東京一橋大学で開かれた
3◆美味しんぼ鼻血問題に答える、雁谷哲x西尾正道
でした。
しかしながら3では、西尾先生が正月明けにまとまった見解を出すから、
それまで待ってくれ、との理由で、主催者から質問が制約されました。
そういう経緯があって、
正月3ケ日明けにも発表されるはずだった、西尾名誉院長先生による論考が待ち遠しく、期待されたわけです。
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ようやくその半分が開示されました。
1月26日付です。
◆『原発事故による甲状腺がんの問題についての考察(1)』
http://www.com-info.org/ima/ima_20160126_nishio.html
印刷用田島用意PDF
http://xfs.jp/6vzKS
前半がようやく発表されました。私は後半の開示を待って、
本格的なディスカッション(質問と批判)に取り掛かるつもりです。
ni0615田島直樹
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でんわ 080-6642-2864
めーる hamasa7491あっとhotmail.com
放射線被ばくを学習する会 共同代表
ほーむ http://www57.atwiki.jp/20030810
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MLホームページ: http://www.freeml.com/kodomo2015-ml