永岡です、毎日放送のニュース「VOICE」にて、電力自由化と関西の2大エネルギー企業の取り組みが報じられました。
4月からの電力自由化により、全国で様々な企業が、トータル150社参入し、関西の家庭の電力市場1.3兆円を争う戦国時代というのです。
その中で、大阪ガスは、関西の120ある営業拠点を生かして、営業員の方々が家庭を回り、ガス+電気で、2年で17000円、1年8500円安くなるプランを提示したら、即契約の家庭もありました。大阪ガスは、たくさん利用する家庭ほどお得というのです(なお、大阪ガスは、昨年から家庭の電気の使用量を見せたら特典のプランもやっています)。
これに対して、関西電力は、こちらも営業員の人が家庭を回り、電気料金だけでなく、水漏れ、鍵が壊れた時の対応込みでやるので、安いからと流れないでほしいと、エアコンや電気カーペットの使い方も教えて、というものです。65年間、法律で電力への新規参入が止められていたものが、これからはそうも行かなくなります。
そして、関西電力の切り札が、原発再稼働による電気料金の値下げで、この5年で2度値上げして、それを高浜の再稼働により下げるというもので、これをしたら、他の会社が関電より安いと言えなくなるというのですが、しかし高浜再稼働でどれだけ安くなるか、未定であり、またスタジオで、今のプランだと、家庭で月230kwを越えると大阪ガスの方が安くなり、それ以下だと、関電のままの方が安いと言うプランも示されました。
ちなみに、東京電力からも、関西で買えるようになるのですが、福島事故を起こして破綻した会社の方が安いとは、日本は資本主義なのでしょうか?
日本大の岩井さんも、関西の2大エネルギー企業も、競争を強いられるとコメントされました。
これ、電力自由化は、電力会社に脅威になり、おそらく、全国で原発再稼働する代償、アリバイとも思われますが、古賀茂明さんの言われるように、原発は安いと言う詭弁が通じるのは日本だけであり、大阪ガスは、毎年ガス展を開いて、粗品もくれるのに、関西電力にはなく(笑)、しかし、この前の報道するラジオだと、再生可能エネルギーを供給するのはコープなどであり、ともかく、日本とは共存できない核を進めるものとは決別したいと思います、以上、VOICEの内容でした。