永岡です、TBSラジオの、荒川強啓デイ・キャッチ、月曜のレギュラーはジャーナリストの青木理さんでした。
まず、世界でのテロについて、イスラム国の情勢を、軍事ジャーナリストの黒井文太郎さんのお話がありました。1日のテロとして最悪の規模になり、シリア、イラクでのテロについて、複数の標的で100~200人犠牲になり、黒井さんのお話、イスラム国は中で戦闘であり、スンニ派、テロは過去にもやり、しかし前線での成果が思わしくなく、それでテロをしており、シリアとイラクでは、シリアで停戦になり、これを狙っており、実際アサド政権の様子は不明ではあるが、反体制派のおとなしい時にテロをしたらもイスラム国に参加する人もあるとしてやったものであり、またシリアとイラクでは、イスラム国の系統も異なり、イラクでは前線が劣勢で立て直しており、テロは大規模なものには何週間も準備が要りそれをした、シリアでは、トルコ-シリア国境で活動して、揺さぶりをかける意図というのです。
これ、テロと、シリア停戦は連動しているか黒井さんも分からず、しかしイスラム国はイラク、シリアの中で劣勢になり、海外との共同、手を変え品を変えて、流れを変えているものであり、イスラム国は当初の勢い、規模は、トルコで人の出入りが止められて劣勢であるが、イスラム国に共鳴するリビア、アルジェリアではイスラム国シンパも増えて、パリのテロで、各地のテログループも増えており、イスラム国が指令系統ではなく、各国でイスラム国に傾倒した勢力が活動しているものであり、そしてシリア、イラクの中へ海外からの働きかけもあり、これは厄介で、トルコの爆弾テロはクルド系、中から外へ、テロの輸出の可能性もあり、米ロは情報をある程度持ち、どう対応するか、アメリカ、ロシアはシリア停戦(イスラム国ではなく、アサド政権関係)に集中し、当面の中東の注目はこちらだと締めくくられました。荒川さん、図式が複雑になり、シリアは停戦に行くのに、周りには問題も残っている、一気に行くのは困難ともコメントされました。青木さんは、テロと空爆では何も解決しない、関係ない人たちが殺されて、武力の連鎖はどこかで断ち切るべきであり、それに日本人も難民の対応で活躍されて、日本の役割もあると言われました。
そして、原発事故で、東電旧経営陣3人が強制起訴であり、これはこの日の、リスナーの関心1位であり、3人は東京地検が不起訴としたものの、検察審査会で起訴となり、津波が予見できたか、あるいは、この3人だけでなく、原子力安全審査会も検察審査会が審理しており、福島原発告訴団が告訴しており、事故を防げなかったことの刑事責任、青木さん、無罪か有罪かだけでなく、今まで隠されたいたものが明らかになり、強制起訴は、起訴は検察官しかできなかったのに、検察審査会は検察が起訴しなかった(権力者を恣意的に不起訴にした)ものを裁判にかけるもので、今回9件目、8件で有罪になったのは2件のみであるが、指定弁護士は大変であり、また小沢一郎氏の場合には検察が起訴するようにしたこともあり、様々なことがあるものの、東電福島事故は何が起こったかまだ明らかにされず、5年経ってもけりがつかず、政府は再稼働に行き、その中で注目される裁判だと言われました。
そして、高浜4号機が、発送電作業中に原子炉自動停止、制御棒が入り、青木さん、福島で誰も責任を取っておらず、その中で東電の起訴は注目されると言われました。
また、衆院定数是正に関して、岡田氏はアダムズ方式をとして、安倍総理は2020年の国勢調査まで待てといい、青木さん、自民に議席を減らされると困る人があり、他方地方の声が届きにくくなることと二つあると言われて、リスナーからも議席は国会に任せるべきではないとあり、青木さん、第3者組織でやるかやらないか、一昨年の衆院選も違憲と判決で、是正すべきと言われました。
そして、栃木の殺人事件、青木さんは直接取材していないものの、これは自白しか証拠がなく、袴田事件の冤罪もあり、刑事裁判では被告人が裁かれるのではなく、検察の立証が裁かれるもので、これを忘れないように、合理的なところまで有罪と判断できるのか、そうではないと、冤罪を生むと言われました。
そして、今日のデイ・キャッチャーズボイス、昨年暮れに、赤旗日曜版でスクープのあった、安倍総理が自分を絶賛した本を爆買いしていた件、小川栄太郎氏による本であり、政権とメディアのこと、高市氏の電波停止暴言に関して、青木さんや岸井さんなど怒っていると記者会見があり、明日の朝刊や今日のニュースでどれだけ取り上げられるか不明であるが、高市暴言は憲法違反&放送法曲解で、そして岸井さんに、産経と読売に攻撃する広告が出て、岸井さんがニュース23で戦争準備法案批判をしたのが放送法違反とムチャクチャなことを言っており、こういう市民団体も攻撃、上と下からメディアを攻撃なのですが、この広告を出したのは市民団体と言うものの、一人、呼びかけ人&事務局長の小川氏は、第2次安倍政権発足直前に安倍総理称賛本を出して売れて、小川氏による安倍提灯は、青木さんによる紹介を書き起こすのがはばかられるほどのものであり(スポーツ報知が巨人を持ち上げるときもここまでは書かない(笑))、青木さんは政治家提灯本を指摘されて、そして3月4日のフライデーに、安倍総理が自分を絶賛した本を爆買いしていたという記事を載せて、総務省に情報公開、安倍総理の資金団体の分析で、安倍総理の資金団体が小川氏の本を5000冊!も買い、今本は売れず、初版は5000部の時代=初版を全部買ったもので、この提灯本が売れたのは安倍総理の自作自演であり、その著者が、岸井さんを攻撃したのをどう受け止めるか、青木さんは鼻で笑うべきと言われて、これは政治資金による購入で、法的に問題はないものの(政治資金規正法には抵触しない)、しかし安倍総理が自分の政治資金で買っており、青木さん、そんな人が事務局長の団体が岸井さんを政治的公平性を欠くと言うのはおかしく、青木さんは、政権とメディアは正念場、メディアは政権と緊張関係を持ち、政権のおかしいところをおかしいと言うべきで、政治的公平は政治家が判断すべきでないと言われて、荒川さん、青木さんの言葉はリスナーも理解されていると締めくくられました。
この件は、赤旗日曜版などの活字・ネットメディアでは取り上げられたものの、電波メディアで取り上げられたのは初めてであり、私(永岡)は、この件、安倍総理と小川氏が、問題の本と、岸井さん攻撃広告が無縁であることを立証する義務があるはずで、これだと、岸井さん攻撃広告のお金も総理関係のところから出ている可能性もあり(新聞の一面広告は1回数千万要り、そんなお金、一市民団体に容易に工面できるものではない)、しかし、安倍政権はこんな姑息なことをしないと持たないということの裏返しであり、閣僚他のスキャンダルも無縁で、安倍政権には、望み通り潰れてもらいましょう(笑)、以上、デイ・キャッチの内容でした。