永岡です、サンテレビのニュースPORT、東日本大震災、福島原発事故5年特集、高浜原発再稼働で、50km離れた兵庫・篠山市での、原発事故に備えて子供たちを守る取り組みが取り上げられました。
今日、兵庫・宝塚市で、東日本大震災の被災地に若い職員が派遣され、2年目の職員25人が仮設の方の支援、追悼行事の手伝いで、南三陸と女川にすでに派遣しており、中川市長から激励された職員が、現地を見て、仮設で孤独な人がいて、遠く離れた宝塚から皆さんを見ているとするというのです。中川市長は震災から10年は支援を続けるといいます。
また、神戸で、東北の新聞記者の方がシンポジウムを開き、岩手、宮城、神戸の新聞記者が参加、2度と災害の犠牲者を出さないことが使命と語り、そして河北新報では、近いうちに東北に大きな地震が来ると言う警告をしていたのに実らず、その他、様々な討論がありました。
そして、篠山市での取り組み、被曝から子供を守る独自のものであり、福島事故は収束の見通しがつかず、各地で脱原発の声が上がり、高浜は再稼働→アボーン、であり、兵庫の東部にある篠山市では、市民にヨウ化カリウム剤(安定ヨウ素剤)の配布を始めて、もらった市民はこれが必要だが、それを飲まなくていい状況(=原発停止)がいいが、万一の際に持つべき、というのです。
原発事故で放射性ヨウ素がまき散らされて、安定ヨウ素剤を飲んで、24時間以内に服用+避難、他の放射性物質もあり、健康問題も発生すると、篠山市の医師が言うのです。
安定ヨウ素剤を巡り、福島では混乱も起きて、森松明希子さん、健康被害の出ないことを祈りつつ暮らしており、60km離れた郡山市にいて、自治体の配布のない中必死で安定ヨウ素剤を手に入れたのに、飲み方が分からない、副作用もあり、飲めなかった体験を、無駄にしてほしくないと、そして安定ヨウ素剤を手に入れられなかった人が大半と訴えられます。
原子力規制庁は、5km圏内では安定ヨウ素剤を配布するものの、この距離で配布するのは篠山市のみで、坂井氏長は30km圏は危険、その外は安全と言う確証はないというのです。また、兵庫県で高浜原発事故の際のシミュレーションをしたら、全ての地区が危険になり、篠山市で最大の汚染になることがわかり、篠山市では人口を上回る5万人分、特に影響の大きい子供のいる家庭にというのです。
しかし、幼児は安定ヨウ素剤をそのままでは飲めず、乳児のいる家庭では、市民のことを考えてくれていると言うものの、事故時の服用のタイミングは市が指定するものの、それがちゃんと連絡されるか、そして冷静に対応できるか、パニックにならないかと、市民はまだ不安です。
目に見えない放射能との闘い、兵庫県のシミュレーションで、県内31地区で基準を上回り、そして安定ヨウ素剤には副作用はないと、締めくくられました、以上、サンテレビのニュースの内容でした。