「脱原発を参院選の争点に」小泉元首相が安倍政権“打倒宣言”

 

  • 2016年3月10日
「政府はデタラメを言っている」と小泉元首相(C)日刊ゲンダイ
「政府はデタラメを言っている」と小泉元首相(C)日刊ゲンダイ

 福島第1原発の事故から5年目。小泉純一郎元首相が9日、福島市でのイベントに参加、改めて脱原発を訴えたが、驚かされたのは、さながら「安倍政権打倒宣言」みたいな発言も飛び出したことだ。

「原発事故5年目になって原発事故から学ぼうという姿勢がなくなっている」

「汚染水は『アンダーコントロールされている』とか『日本の安全基準は世界一』というデタラメなことを政府は言っている」

名指しこそしないものの、講演でこう斬り捨てた小泉はその後の記者との一問一答でもアクセル全開だった。

――原発推進の安倍首相に対する思いは?

「原発ゼロに切り替わるといいと思っているのですが、なかなかそうしそうにないね。(安倍首相ら政権担当者は)どうしてこんなに簡単なことが分からないのか。安全ではない。コストは安くない。クリーンエネルギーでもない。よく調べてみれば、(こうした原発推進派の理屈が)『嘘だ』ということはわかると思う。結果的にわからないのではなくて、『原発がないと経済発展できない』と思っているのではないか」

――(原発問題は)参院選の争点になる?

「そういう意思が野党第1党にないというのが不思議だね。ふつう、野党第1党なら自分で争点をつくり出しますよ。それが、民主党も原発ゼロを争点にできないというのも私は分からない」

――「原発ゼロ」にイエスかノーかの選挙にすればいい?

「大きな公約のひとつにするべきだと思うのです。与党はしたくないでしょう。私は原発ゼロの時代が来るまで粘り強く活動を続けていこうと思っています。引退したけど、あの事故を目の当たりにして、『こういうものだったのか』という悔しい思いをしている。他の問題に口を出すときりがないから、これに絞ってやっている。日本の国民の力は大きいから諦めていませんよ」

安倍政権が原発ゼロを言い出さない限り、とことん戦う宣言である。野党は小泉流、ワンイシューのケンカ上手を見習った方がいい。

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