「中国にとって、北朝鮮の南進こそが台湾占領の切り札」ーー自衛隊内部資料  

こんなものがあります。北朝鮮の脅威を煽るものです。米軍は中国軍に勝てないというオチは使えるか。

太田

「中国にとって、北朝鮮の南進こそが台湾占領の切り札」ーー自衛隊内部資料

ニュースソクラ 3月31日(木)12時20分配信

「中国にとって、北朝鮮の南進こそが台湾占領の切り札」ーー自衛隊内部資料

CC BY /Will Clayton
中国が北朝鮮を見捨てない理由:統幕部内研究が分析する極東有事シナリオ

今年に入り北朝鮮は、「水爆実験」や「人工衛星」と称したICBM発射実験など国際社会に度重なる挑発を繰り返している。

国際社会は北朝鮮に影響力を持つ中国の動向を注視しているが、中国は自制を求めても北朝鮮を見捨てる姿勢は決して見せない。

なぜ中国は北朝鮮をそこまで庇うのか? 一般的には、中国にとって北朝鮮は地政学的な緩衝地帯の役割があるためと理解されているが、最近防衛省が開示した統合幕僚監部の部内研究から別の背景も明らかになったので、それを紹介したい。

その部内研究とは、統合幕僚監部の附置機関として研究・教育を司る統合幕僚学校がまとめた「『諸外国の最新の軍事戦略の動向に関する調査・研究』研究成果」(平成24年3月30日 統合幕僚学校)である。

同部内研究は、防衛諸計画に「資する」(部内承認のための決裁文書)ために作成されたもので、ここでの研究成果は自衛隊の将来の作戦計画に反映されることになる。

この部内研究は、中国が、北朝鮮の南進を契機に台湾を占領するというシナリオを有していると分析しているのだ。

そこで分析された有事シナリオは次の通りだ。経済システムが崩壊し、国際的にも孤立した北朝鮮が、中国の黙認のもと、人民や軍部の不満を国外に向けさせるため南進を開始する。中国は、北朝鮮を支援するため、東シナ海の制空・制海権を獲得する必要性から台湾を占領する。それをもって、米軍の西太平洋地域への接近を拒否する。

この際、中国軍の作戦目的は、東シナ海及び南シナ海の聖域化であり、作戦目標は、台湾の占領による太平洋への出口の安全化と北朝鮮に対する側面支援である。

上記のシナリオでは、北朝鮮への支援という言い訳で、中国にとって「核心的利益」である台湾統一が可能となる。また米国が朝鮮半島有事に忙殺される間隙を突いて台湾を占領するというシナリオは、軍事作戦としては奇襲効果が発揮できて極めて合理的と言えるものである。

このシナリオを中国がいつか実現するために、駄々っ子の北朝鮮を庇い続けているとすれば、なるほど納得がいくのである。

これに対して当然のごとく米国は反撃するのであるが、米軍の策源地となる日本は必然的に中国からの攻撃を受けることになる。その際の日本への攻撃は以下のものになると、部内研究は想定している。

(a) 核による恫喝
(b) 海上民兵による日本周辺海域での不法行動
(c) ゲリラ・特殊部隊による日本国内での破壊・擾乱活動
(d) 在日米軍基地へのミサイル攻撃
(e) 自衛隊による米軍に対する後方地域支援活動等の妨害
(f) 南西諸島への着上陸侵攻

果たしてこの紛争の結末だが、米軍による反撃のシナリオが報告書には描かれているのだが、勝敗の帰趨までは言及していない。つまり制服組は米軍勝利という確信を抱いていないのだ。筆者にとっては台湾占領のシナリオより、こちらの方が衝撃的であった。

桜井  宏之 (軍事問題研究会 代表 )

MLホームページ: http://www.freeml.com/uniting-peace

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