永岡です、第1回市民のための自由なラジオLight Up、今週は女優の木内みどりさんが司会、ゲストはジャーナリストの西谷文和さんと今西憲之さん、矢野宏さんでした(まだHPには詳細は載っていません)。FMうらやすの放送を聞きました。そして、自由なラジオの開始を記念?して、トラも勝ちましたし(ベイスターズファンの皆様誠に申し訳ありません)、原発・戦争推進&野球賭博球団は負けました!
木内さん、今あなたはどこにおられますかと問いかけられて、自由なラジオ第1回、これがどんな番組になるのかと木内さん言われて、未来を見渡しにくい日本、世界も問題で、世界がこれ以上息苦しくならないようにと言われます。Light Upとは闇の中から隠された真実を見つけて、未来を明るく照らすという意味です。
司会者の皆さんの一言、今西さんラジオフォーラムに引き続き司会をされて、普通のメディアでは報じにくいものもスポンサーなしで、市民目線でやる、原発、警察、検察とかタブーなしで届けると言われて、西谷さん、年に何回かシリア、イラクに行かれて、中東・アフリカのことを報じたい、戦争はアカン、原発と戦争は似ていると言われて、今西さん、西谷さんに、テロ集団に捕まる前は電話ください(笑)と言われて、矢野さんはラジオフォーラム8人目の司会者、新聞うずみ火を発行して、灰の中に埋めた火は消えず、ジャーナリズムは戦争と差別と闘うものであり、理想は求めないと実現しない、誰もが生まれて来て良かった人権社会を作りたいと言われました。
自由なラジオの生まれた過程は、ラジオフォーラムが3月に終了して、ラジオフォーラムのきっかけとなったたね蒔きジャーナルの精神を引き継いで、今はメディアも言いたいことが言えず、市民目線の声を届けるところが欲しいと、自由なラジオを開始し、たね蒔きジャーナルやラジオフォーラムの精神を引き継ぐもので、Light Upは照らす、台湾で女性の総統が生まれて、この方のキャッチフレーズがライトアップ台湾であるのです。
木内さん、司会をするので難しいのは何かと聞かれて、西谷さんよく噛む(笑)、ゲストは専門知識を持ち、難しい話にならないように、プルトニウムをなぜ取り出すのかと言うのも上手くやれたかと言われて、木内さん、聞く方は音だけで、聴き手にどう届けるかと言われて、矢野さんは書く方で答えを先に言ってしまい、ラジオでどう言わせるか、今西さんどうしたら言ってくれるかともあり、西谷さん、予定調和ではなく、と言われました。
そして、詩人のアーサ・ビナードさんと、おしどりマコさんとケンさんも司会者として参加されて、ケンさんはビールを飲まないとアカンか(笑)と言われるのです。
そして、自由なラジオは企業スポンサーを持たず、これでスポンサーの干渉なしだが、番組を作り、スタジオの維持、取材などにお金もかかり、市民のカンパが必要で、ぜひ、皆様も参加してください。西谷さん、気に入らない番組を作ったら電波を止めるとかいう時代で、政治にメスを入れたい、今西さん、政治に口を入れるためにと言われて、矢野さんは、マスコミは限界であまりにもひどすぎる、うずみ火もミニコミで、自由なラジオではリスナーとのキャッチボールをやりたいと言われました。
そして、真打ち、小出先生も月に何回か出演されて、小出先生、木内さんと向き合うとは思わなかったと言われて、小出先生は福島事故後たね蒔きジャーナルに出られて、その後ラジオフォーラムに出られて、京大を退官後長野で仙人にはなれず、福島事故は全く収束しておらず、被災者の苦難も解消されず5年続き、自分の力のなさは苦しいが、それでもやるべきことがあり、この番組でお世話になると言われました。
木内さんはたね蒔きジャーナル~ラジオフォーラムの全回をポッドキャストで聞かれて、それは小出先生のことを聞きたいためであり、これはマスメディアでは出来ず、スポンサーを持たない市民メディアに対して小出先生はありがたいと言われて、福島事故直後に毎日放送のたね蒔きジャーナルに毎日出られて、劇的に進行する事故を追ったものの、残念ながらたね蒔きジャーナルは潰されて、ラジオフォーラムを立ち上げてくださり、感謝されて、ラジオフォーラムが3月で終わっても、まだ新しい番組で小出先生の声を取り上げてくれて、スポンサーのあるマスコミだと政権・権力に楯突けない、その中で、スポンサーなしの番組が正しい情報を届けることを感謝されました。
小出先生、今の世界は、福島の現実は大事だが、日本が戦争に暴走する危惧もあり、大切な問題は他にもあり、福島事故後毎日小出先生はラジオに出られたが、今は小出先生一人が出続けるのは避けたい、自由なラジオでは月に1回にさせてほしいと言われて、木内さん、月に2回にしてほしいと言われて、小出先生、状況は動き、発言すべき時は自分からお願いして発言するが、それ以外は貴重な時間を奪いたくないと言われて、そして、木内さん、リスナーの皆さんに、小出先生の声が聞きたいなら、寄付もしてほしいと言われました。
なお、寄付・カンパは、郵便振替 00920-0-309110(郵便局にある青い振替用紙に書いて郵便局のATMから送料80円で送れます)、口座名 自由なラジオ、あるいは、ゆうちょ銀行408店 普通6855587 シャ)自由なラジオまでよろしくお願いいたします。
ここで9・11テロから生まれた、一青窈のハナミズキが流れました。これは、ユーチューブにありました。
https://www.youtube.com/watch?v=73w8J-o9614
後半、小出先生のお話、原発事故から5年、福島事故直後、小出先生のお話を多くの人が聞いて、小出先生ももみくちゃにされたというものであり、それがどうなったかについて、事故は突然起きて、小出先生はあんな事故が起きないようにしたいと生きてきたのに、ある日突然事故が起きて、自分は直接の被害はなかったが、生活の全てを失われた人が10万、100万単位の方が汚染の中にいて、自分の苦難は原発事故の被災者とは比較にならないものの、原子力の場にいて、痛切な責任を感じて、事故後、個人的な時間はなく、丸1年福島事故のために活動して、2年目からは1か月に1回週末は休み、それを2年目からお休み2回としてもなかなかしんどく、昨年京大を定年退職し、しかし仙人になるのもしんどく、5年経っても事故は続き、事故当日に発令された原子力緊急事態宣言が5年経っても解除されず、今は日本は緊急事態にあり、原子力の場に生きてきたものとして、自分しか出来ないとできないことに、今は力を使いたいと言われました。
事故時に、テレビも新聞も本当のことを言わず、隠す、ごまかすの後にそれどころかひどい計画に巻き込まれた、とんでもない国と木内さん言われて、選挙のたびに頑張っても自民が圧勝して、戦争準備法案でも1000万人くらいでもしないとダメなのか、多くの人がデモして、活動しないといけないかと言われて、そして小出先生は講演をされていつも一杯なのに、そこに来ない人たちに、無関心な人たちにどう関心を持ってもらえるかと木内さん言われて、小出先生多くの人は気づかず歴史は流れて、しかし戦争も気が付いたら手遅れ、核もそう、気が付いたら手遅れを心配して、「一人一人が自分の責任を自覚して声を上げるべき」、小出先生も毎月3日に澤地久枝さん提唱の“アベ政治を許さない”のポスター掲示を松本駅前でやっておられると言われました。
そして、事故から5年、東電の元幹部3人が検察審査会で強制起訴になり、これについて小出先生は「当然のこと」、東電のもっと多くの人を裁判にして有罪にして刑務所に入れるべき、東電だけでなく、核を進めてきた政治家、官僚、安全とお墨付きを与えた学者ら原子力マフィアの刑事責任を問うのが日本の未来のためと言われました。
しかし、安倍政権は川内の再稼働をして、安倍政権は狡猾だと、木内さんも小出先生も言われて、自民党は2030年に電力での核の比率を20~30%、これには今ある原発をすべて動かしても足りず、自民党は既存の原発全てを再稼働+新しい原発の増設(リプレース、原発の、今まで動いていたものは止めて、同じ敷地にもっと大きいものを作る)までする、そのために落としやすいところから再稼働というのです。
しかし、大津地裁が高浜仮処分を認めて、小出先生はうれしかった、日本の司法に絶望し、核のような国家の根幹にかかわるものには司法は行政に楯突けなかったのに、最近司法で良い判決も出て、まだ日本の司法でもきちっとしたことを言ってくれる裁判官がいたことはうれしく、しかし国も手をこまねいているわけではなく、高浜では新しい裁判官を送り込んで仮処分をひっくり返したが、あきらめずに言い続けるべきであり、そして国に楯突いた裁判官が左遷されないように、市民も声を上げるべきと言われました。
(永岡注:私の支援している兵庫国賠訴訟でも、比較的反動的と思われていた裁判長が被告の国や東電に厳しい態度を取りつつあり、司法も原子力マフィアの無法に黙っていなくなった面もあります)
大津地裁の裁判官に謝意を示すべきと木内さん言われて、目をそらせず、いいことにはいいと、ダメなことにはダメと言うべきで、しかし日本人は察し合う、遠慮するのが美徳と言われるがこんな時期ではなく、欧米のように相槌を入れるべき、原発、安倍政権のことを家庭、職場で話題にしないのが問題であり、また木内さん、自主避難されている方々の避難先での住宅無償提供の打ち切りがあり、双葉から遠く離れてという映画もあり、小出先生はこんな無法が許されるのかと毎日思われて、今は原子力緊急事態下であり、法律が停止した無法国家だと言われて、木内さん、国民が無関心でこうなったと言われました。
さらに、木内さんはバリ島から帰られたところで、ヒンズゥーの祭事に行き、劇・音楽で悪霊を追い払い、24時間はその後サイレントデー、映画、テレビもせず、まじめなひとは断食で外国人も守らないといけなく、車も走れず、国際線も飛ばず、すると星が素晴らしい光景で自然も素晴らしく、この祭事を村の方が、悪霊を払うために、1年に1度浄化するもので、日本には様々な宗教の人がいるが、日本もせめて1年に1日は浄化すべきと指摘されて、日本だと都会では音など、資本主義の何がおいしいとか洗脳されて、素直な心を忘れたと指摘されて、小出先生は都会を逃れたと指摘されて、小出先生は、日本にはバリ島での本当の静寂はないが、私たち人間は自然の中で生きていて、しかし技術を手に入れたら自然を破壊し、だが、人間は自然の元にいることを知るべきで、科学技術文明を離れることも必要、バリ島のようなことも日本でも1年に1回はやるべきと言われて、バリだと自然のまま、まっすぐな道路はなく、自然素材で作り、竹は素晴らしく、家具にもライトにもなると言われて、プラスティックなどの便利さを止めて、ビニール袋で亀が窮地なのは、地球が悲鳴を上げている、夜は暗い、冬は寒いと、小出先生の、松下竜一さんのお話から聞かれて、今はギリギリ、今こそ都会の異常さを卒業すべき、コンビニの食品は健康に悪く、テレビだと良く売れるものでと、如何に騙すかと指摘されて、テレビだけ見たら自然を見ないと木内さん言われて、小出先生、夜を暗くしないと星は見られない、年に1度は全ての灯りを消すのはいいことだと言われました。
キャンドルナイト(大地を守る会がされている)もいいものと木内さん指摘されて、この番組から始まってもいい、どこかに集まり暗闇でしゃべると人間は繊細になると指摘されて、暗くなるといいことを言うようになる、何百年も生きるのではない、いい時間をと木内さん、小出先生と月に2回、よろしくと締めくくられました。
(永岡注:スポンサーの商品の批判を一般の番組で言ったらスポンサーから文句が来て放送禁止になります、こういうことをラジオ番組で言えるのは素晴らしいことです)
そして、自由なラジオ第1回、寒い東京でも番組でヒートアップして、木内さんも汗をかかれたと言われて、市民と、こんなことをしようよなど、メールや、そして「寄付」もお願いしますと、木内さん締めくくられました。来週はおしどりのお二人の司会で放送されます。以上、自由なラジオ第1回でした(小出先生のお話他、皆さん自由に拡散してください!)。
Attachments area